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志木地区衛生組合

会議録

平成25年第3回志木地区衛生組合定例会 会議録

平成25年9月30日(月)

 

目  次

招集告示
応召・不応召議員
議事日程
出席者等
議長あいさつ
議会運営委員会委員長報告
開会及び開議の宣告

議長報告
会議録署名議員の指名
会期の決定
管理者行政報告
第11号議案 平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定について

閉会の宣告

  
参考資料


  

 ○ 招  集  告  示

 

志木地区衛生組合告示第10号

 平成25年志木地区衛生組合議会第3回定例会を次のとおり招集する。

  平成25年8月28日

                     志木地区衛生組合管理者  須 田 健 治

 

                    記

 

1 日 時   平成25年9月30日(月)午前10時

2 場 所   志木地区衛生組合会議室

 

○応招・不応招議員

平成25年志木地区衛生組合議会第3回定例会   9月30日(月)

〇応招議員(18名)

      3番 加 藤 久美子 議員      4番 関 野 兼太郎 議員

      5番 津 波 信 子 議員      6番 吉 野 欽 三 議員

      7番 亀 田 博 子 議員      8番 工 藤   薫 議員

      9番 小 池 秀 夫 議員     10番 滝 本 恭 雪 議員

     11番 塩 田 和 久 議員     12番 鈴 木 明 子 議員

      1番 今 成 優 太 議員      2番 小 川   匠 議員

     13番 天 田 いづみ 議員     14番 伊地知 伸 久 議員

     15番 内 山 純 夫 議員     16番 河 野 芳 徳 議員

     17番 小 山 幹 雄 議員     18番 高 浦 康 彦 議員

〇不応招議員(なし)

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平成25年志木地区衛生組合議会第3回定例会

平成25年9月30日(月曜日)

○議 事 日 程

 開   会

 議長報告

 日程第 1 会議録署名議員の指名

 日程第 2 会期の決定

 日程第 3 管理者の行政報告

 日程第 4 第11号議案 平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定について

 閉   会

○出席議員(18名)

 1番 今 成 優 太 議員

 2番 小 川   匠 議員

 3番 加 藤 久美子 議員

 4番 関 野 兼太郎 議員

 5番 津 波 信 子 議員

 6番 吉 野 欽 三 議員

 7番 亀 田 博 子 議員

 8番 工 藤   薫 議員

 9番 小 池 秀 夫 議員

10番 滝 本 恭 雪 議員

11番 塩 田 和 久 議員

12番 鈴 木 明 子 議員

13番 天 田 いづみ 議員

14番 伊地知 伸 久 議員

15番 内 山 純 夫 議員

16番 河 野 芳 徳 議員

17番 小 山 幹 雄 議員

18番 高 浦 康 彦 議員

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○欠席議員(なし)

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○説明のための出席者

管理者 須 田 健 治

副管理者 香 川 武 文

副管理者 星 野 信 吾

常任副管理者 貫 井 秀 夫

会計管理者 加 治 政 彦

事務局次長兼総務課長 白 砂 一 男

企画業務課長 菊 池 直見津

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○職務のため議場に出席した者の職氏名

総務課長補佐 森 園 幸 則

企画業務課長補佐 新 井   昭

企画業務課主査 内 田 武 二

企画業務課主任 嶋 田   靖
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午前10時00分 開 会

◎議長挨拶

○議長(吉野欽三) おはようございます。

今日は平成25年志木地区衛生組合議会第3回定例会でございます。どうぞ1日よろしくお願いを申し上げます。

 さて、ここ数日秋晴れが続いております。よく暑さ寒さも彼岸までと言いますけれども、ここ数日は朝晩めっきりと涼しくなってまいりました。また、同時に実りの秋を迎えているということで、この周辺でも稲作の収穫が行われておりまして、もうピークを過ぎております。昨年は高温障害という部分があったんですけれども、農家の人に聞きますと、今年は高温障害もなく安堵していると聞いております。そういった意味では実りの秋、今日のこの議会も実りの多い議会にしていただきますようよろしくお願い申し上げます。

  さて、ここでご報告をさせていただきますけれども、当組合の副管理者として、本年7月1日から、志木市長であります香川武文市長が新たに就任いたしましたことをご報告いたします。香川市長には、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  結びに、慎重審議の中にもスムーズな運営にご協力していただきますよう心からお願い申し上げまして、開会前のご挨拶にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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◎副管理者挨拶

○議長(吉野欽三) それでは、ここで志木市長の香川武文副管理者からご挨拶をお願いいたします。

  香川武文副管理者。

○副管理者(香川武文) 皆さん、おはようございます。

  ただいま吉野議長からご紹介いただきましたとおり、7月1日より志木市長並びに当組合の副管理者に就任いたしました香川武文でございます。須田管理者、そしてまた星野副管理者とともに、当組合の推進に向けまして尽力してまいりたいと存じます。

  議員の皆様方のご指導、また、職員の皆様方のご協力をいただきながら頑張ってまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(吉野欽三) ありがとうございました。

─────────────────── ◇ ────────────────────

◎議会運営委員会委員長報告

○議長(吉野欽三) それでは、開会に先立ちまして、議会運営委員会が開催されておりますので、議会運営委員会委員長より会議結果の報告をお願いいたします。

  議会運営委員会委員長、工藤薫議員。

○議会運営委員会委員長(工藤 薫) おはようございます。

  平成25年志木地区衛生組合議会第3回定例会に当たり、本日9時30分より議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果を報告いたします。

  まず、会期についてでありますが、本日1日ということで決定いたしました。

  次に、議事日程についてでございますが、皆様のお手元に配布しております議事日程のとおりで、日程第1、会議録署名議員の指名から、日程第4、第11号議案までということで決定いたしました。

  次に、平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定についてでありますが、例年どおり、各市2名ずつ、計6名からなる決算審査特別委員会を設置の上、閉会中に審査をお願いし、議会12月定例会において審査結果の報告をしていただくということで決定いたしました。

  以上、議会運営委員会の報告をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(吉野欽三) ただいまの委員長報告のとおりご了承願います。

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◎開会及び開議の宣告

○議長(吉野欽三) ただいまの出席議員は18名です。

  定足数に達しております。

  よって、議会は成立いたしましたので、平成25年志木地区衛生組合議会第3回定例会を開会し、直ちに会議を開きます。

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◎議長報告

○議長(吉野欽三) ここで、ご報告申し上げます。

  監査委員から提出された例月出納検査の結果報告の写しをお手元に配布いたしましたので、ご了承願います。

─────────────────── ◇ ────────────────────

◎会議録署名議員の指名

○議長(吉野欽三) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

  会議録署名議員の指名は、会議規則第106条の規定により、議長において指名いたします。

  会議録署名議員は、

   14番 伊地知 伸 久 議員

   15番 内 山 純 夫 議員

   16番 河 野 芳 徳 議員

  以上3名を指名いたします。

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◎会期の決定

○議長(吉野欽三) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。

  今定例会の会期は、先ほどの議会運営委員会委員長報告のとおり、本日1日といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野欽三) ご異議なしと認めます。

  よって、会期は本日1日と決定いたしました。

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◎管理者の行政報告

○議長(吉野欽三) 次に、日程第3、管理者の行政報告を行います。

  須田管理者。

○管理者(須田健治) 皆さん、おはようございます。

  開会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。

  本日は、平成25年当組合議会第3回定例会をお願いしたところでございますが、吉野議長をはじめ議員の皆様には、大変お忙しい中ご出席を賜りました。まことにありがとうございます。

  なお、先ほどご紹介がございましたが、香川武文市長が副管理者に就任されました。香川志木市長、また、星野富士見市長と3人で力を合わせまして当組合運営に全力で取り組んでまいりたいと思います。議員の皆様には引き続きのご指導、ご協力を心からお願いを申し上げる次第でございます。

  本定例会に提案させていただきました議案は1件であります。平成24年度の当組合歳入歳出決算の認定議案でございます。よろしくご審議を賜りますようにお願いを申し上げます。

  それでは、さきの定例会以降の当組合の動向につきましてご報告を申し上げます。

  2件、主に申し上げます。

  初めに、粗大ごみ・ビン処理施設建設工事の進捗状況であります。

  建設工事につきましては、建物の構造や機械設備などについて、施工業者、施工監理会社、構成市の専門技術職員並びに組合による設計協議を重ねまして、現在は、建築確認申請に向けて実施設計を進めているところであります。

  ご案内のとおり、有価棟の解体後も引き続き富士見環境センター内でビン等の処理を行うため、管理棟東側の車庫棟及び周囲の駐車場に仮設の仮施設を設置いたしております。

  そのため、工事期間中は場内が大変狭くなり、混雑も予想されますことから、円滑なごみ搬入と場内における事故防止のため、平成25年9月17日から平成26年12月までの間、富士見ガーデンビーチ側の門につきましては、閉鎖をさせていただき、国道254号バイパスからのみの出入りとさせていただくことといたしました。

  自己搬入される市民の皆様には、大変ご不便をおかけすることとなりますが、あらかじめ組合のホームページや構成市の広報9月号に工事期間中の協力依頼文書を掲載し、周知を図ってまいりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。

  また、リサイクルプラザ前の駐車場を除き、場内の駐車場はほとんど使用ができなくなります。ご来場の皆様にもご不便をおかけすることとなりますが、議会開催や施設見学等では富士見ガーデンビーチをお借りするなど対応を図ってまいりますので、ご協力方をお願い申し上げます。

  次に、集塵灰の搬出先につきましてご報告を申し上げます。

  現在、集塵灰につきましては、群馬県草津町、長野県小諸市、秋田県小坂町の3カ所の処分場に搬出をお願いしております。このうち、長野県小諸市の処分場につきまして、本年9月30日、本日をもって受け入れを終了する旨の通知がございました。

  同処分場では、廃棄物に含まれる放射性物質濃度を国の基準の1キログラム当たり8,000ベクレルよりも低い2,500ベクレルに設定し、受け入れをしていただいておりましたが、地元の環境団体から受け入れ基準値をもっと下げることや、現処分場のかさ上げ工事に対する慎重な対応を求める陳情、これが小諸市議会に提出され、採択されたということであります。

  そこで、放射性物質の溶出防止の安全性などをより高めるため廃棄物と混合するセメント量を増量したことによりまして、当初計画よりも加速度的に残容量が減ってしまったということであります。また、現状を踏まえ、進行中であった新規の施設設置計画につきましても、計画実行を断念したということでありまして、9月30日、本日をもって、受け入れを終了するという通知をいただいたところであります。

  つきましては、今後とも安定した集塵灰の搬出ができるよう、草津町、小坂町に加え、新たな受け入れ先を選定してまいります。今、宮城県のほうで内諾を得ておりますので、こちらに新たにお願いをしてまいりたいと考えております。新たな受け入れ先の選定をしてまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。

  以上、開会に当たりましてのご挨拶と管理者の行政報告であります。どうぞよろしくお願いいたします。

  ありがとうございました。

○議長(吉野欽三) 以上で行政報告を終わります。

  ここで暫時休憩いたします。

 

午前10時11分 休 憩

午前10時12分 再 開

 

○議長(吉野欽三) それでは、再開いたします。

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◎議案第11号の上程、説明、質疑、討論、採決

○議長(吉野欽三) 次に、日程第4、第11号議案 平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。

  議案の朗読を省略することにご異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野欽三) ご異議なしと認めます。

  よって、議案の朗読は省略いたします。

  提案理由の説明を求めます。

  須田管理者。

○管理者(須田健治) それでは、ただいま上程されました第11号議案 平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定についてご説明を申し上げます。

  本案は地方自治法第233条第3項の規定により、平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算を別紙監査委員の意見を沿えて、議会の認定に付するものであります。

  よろしくお願いを申し上げます。

○議長(吉野欽三) 提案理由の説明が終わりました。

  これより決算審査の監査報告を求めます。

  松本監査委員。

○監査委員(松本四郎) それでは、監査をさせていただきました決算審査意見書、お手元にあろうかと思いますが、一部省略して、拝読させていただきます。

  1 審査の対象

  平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算

  2 審査した日時、場所

  平成25年8月19日午前9時から、志木地区衛生組合小会議室

  3 審査の方法

  管理者から提出された歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書並びに決算審査のために提出された資料に基づき関係職員の説明を聴取するとともに、会計管理者所管に係る各種帳簿類により計数の確認、照合等を行い、会計の経理手続の適否について審査を実施しました。

  4 審査の結果

  審査に付された歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書は、地方自治法に基づき作成されており、記載金額等計数は正確であり、当年度における決算を適正に表示しているものと認められた。

  次の4行は省略させていただきます。

  平成24年度決算の状況は、適正な予算の執行により目的を達したものと認められる。

  なお、平成25年、26年度の継続事業である粗大ごみ・ビン処理施設建設に係る費用や焼却施設等の老朽化に対応するための費用の負担が今後見込まれることから、施設の維持補修を計画的に行っていくとともに、効率的な予算の執行に取り組んでいただくことが必要である。

  以上でございます。

○議長(吉野欽三) 監査報告が終わりました。

  内容説明を求めます。

  貫井常任副管理者。

○常任副管理者(貫井秀夫) 常任副管理者、貫井でございます。

  それでは、第11号議案 平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算について、ご説明させていただきます。

  初めに、平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算書及び決算事項別明細書をご覧ください。

  1ページ、2ページをお開きいただきたいと思います。

  歳入につきましては、一番下の歳入合計欄にございますが、歳入、予算現額22億8,242万5,000円に対しまして、調定額、収入済額はともに23億255万2,855円となっておりまして、収入率は100.9%となっております。

  増加理由等につきましては、恐れ入りますが、決算書説明資料1、歳入というA4判の表がございますので、こちらをご覧いただきたいと思います。

  初めに、予算現額と収入済額との比較欄の説明でございますが、第2款使用料及び手数料につきましては、差し引き461万360円の増額となっております。これは事業系可燃ごみが約90トン、家庭系粗大ごみが約140トン増加したことなどによるものでございます。

  続いて、第7款諸収入の第2項雑入につきましては、差し引き1,518万2,204円の増額となっています。これは有価物売却代金の売却単価及び数量が見込みを上回りまして、1,355万5,258円の収入増となったことなどによるものでございます。

  その下の前年度決算額との比較の表をご覧いただきたいと思います。

  第1款分担金及び負担金の第1項負担金につきましては、前年度に比べまして1億103万6,000円の減額となっております。これは財政調整基金を繰り入れたということなどによるものでございます。

  続きまして、第2款使用料及び手数料の第1項手数料につきましては差し引き706万3,240円の減額となりました。これは事業系可燃ごみの搬入量が減少したことなどによるものでございます。

  第3款国庫支出金につきましては、粗大ごみ・ビン処理施設建設に係る交付金が新規採択され、交付されたものでございます。

  第4款財産収入の第2項財産売却収入につきましては、一般国道254号和光富士見バイパス整備のため、(仮称)志木環境センター用地の一部を埼玉県に売却したものでございます。

  第5款繰入金ですが、財政調整基金からの繰り入れでございます。

  第6款繰越金は、前年度繰越金でございます。

  第7款諸収入の第2項雑入につきましては、前年度に比べ4,546万5,759円の減額となっております。これはペットボトルなどの主要な有価物の売却単価が下落したことなどによりまして、2,279万3,524円の減額となったものでございます。

  また、容器包装リサイクル協会から配分されます再商品化合理化拠出金につきまして、前年度と比較して2,321万1,912円の減額となっています。再商品化合理化拠出金は容器包装のリサイクルを推進するため平成20年度に創設された制度でございますけれども、直近の過去3年間の実績をもとに想定額が見直されることとなっておりまして、平成23年度は見直しが行われました。このため市町村の拠出金総額が平成22年度までと比較して約4分の1に減ってしまいました。この結果、組合の拠出金額も減額となったものでございます。

  決算書のほうにお戻りになってください。

  3ページ、4ページをご覧いただきたいと思います。

  歳出につきましては、一番下の歳出合計欄にありますように、予算現額22億8,242万5,000円に対しまして、支出済額は22億4,289万4,409円でありました。不用額は3,953万591円、執行率は98.3%でございます。

  歳入歳出差引残額につきましては、右下にございますが、5,965万8,446円となっております。

  不用の理由につきましては、決算書説明資料2、歳出をご覧いただきたいと思います。

  初めに、上段の予算現額と支出済額との比較の欄でございますが、第3款衛生費の第1項清掃費の不用額2,874万9,044円につきましては、まず、1点目としまして、清掃総務費の需用費の追録費の加除が予定数を下回ったこと、また、使用料及び賃借料につきましては財務会計システムを更新せず、既存システムを再リースしたことによります。また、負担金補助及び交付金につきましては、三重県伊賀市への集塵灰の搬出が放射性物質の関係で引き続き停止されておりますので、伊賀市への環境保全負担金が不用になったこと、また、塵芥処理費の需用費につきましては光熱水費の電気料金が見込みを下回ったこと、委託料につきましては廃棄物処理料が見込みを下回ったことなどが主な理由でございます。

  以上が予算現額との比較でございます。

  その下の表をご覧ください。

  前年度決算額との比較でございますが、第2款総務費、第1項総務管理費が前年度に比べ1億2,823万9,709円の減額となっています。これは財政調整基金を取り崩したため、積立金が1億2,837万5,000円の減額となったことによるものでございます。

  第3款衛生費の第1項清掃費につきましては、前年度に比べまして2億5,140万7,690円の増額となっています。主な理由としましては、1点目として、平成24年度は事務局長が単独で配属される年に当たっていたため、職員1名が増となったことなどにより人件費が増額となりました。

  次に、需用費の光熱水費が電気料金の値上げなどにより増額となりました。

  また、修繕費につきましては、焼却施設の経年劣化や腐食などに対応するため増額となっております。

  また、委託料につきましては、廃棄物処理業務委託料が焼却灰の処理単価の値上げなどによりまして増額となっております。

  第4款公債費につきましては、前年度に2口の償還が終了したため、3口の償還となり、1億1,176万550円の減額となっております。

  決算書のほうにお戻りいただきまして、5、6ページをご覧いただきたいと思います。

  決算事項別明細書ですが、主なものだけご説明させていただきます。

  上から2番目の第2款使用料及び手数料、第1目衛生手数料につきましては12月議会で660万円の増額補正を行いましたが、見込みを上回り、収入済額は3億6,540万2,360円となっております。

  第5款繰入金ですが、第1目財政調整基金繰入金につきましては1億4,771万3,000円を繰り入れました。

  第7款諸収入でございますが、収入済額は1億5,418万7,781円となっております。このうち雑入でございますが、12月定例会におきまして再商品化合理化拠出金と有価物売却代金を合わせて3,824万5,000円の増額補正を行いましたが、有価物売却代金につきまして補正額を超える収入がございました。

  備考欄の一番下の東京電力賠償金につきましては、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う当組合の損害額のうち、平成23年度中に発生した放射線モニター購入費、放射性物質濃度測定委託料について東京電力から支払われたものでございます。

  続きまして、歳出ですが、9ページから12ページ、この間の第1款議会費、第2款総務費及び第3款衛生費の第1項清掃費の第1目清掃総務費につきましては、主に人件費など事務局の必要経費となっております。

  次に、13ページ、14ページをご覧ください。

  第2目塵芥処理費、支出が18億5,633万7,757円となっておりますが、これは後ほど別の資料でご説明させていただきます。

  次に、15ページ、16ページをご覧ください。

  第4款公債費ですが、3口の借り入れに対しまして、2億4,518万2,602円を支出いたしました。

  第5款予備費の支出はございませんでした。

  次に、21ページをご覧ください。

  財産に関する調書でございます。1の土地及び建物につきましては、5段目の一般廃棄物処理施設建設用地、いわゆる(仮称)志木環境センター用地でございますが、一般国道254号和光富士見バイパス用地にかかるため一部を埼玉県に売却いたしました。このため土地の地積が1万9,805平米から8平米減りまして、1万9,797平米となっております。

  3の基金につきましては、前年度末で4億1,867万1,733円ありましたが、予算に繰り入れるため1億4,771万3,000円を取り崩し、発生利息87万7,843円を積み立てましたので、差し引き1億4,683万5,157円の減額となり、平成24年度末現在では2億7,183万6,576円となっております。

  それでは、別紙のA4縦長のカラー刷り、平成24年度決算ごみ処理フローという図をお手元に配布させていただいておりますので、ご覧いただきたいと思います。

  先ほど省略させていただきました塵芥処理費につきまして、この図でご説明させていただきます。

  このごみ処理フローは、平成24年度のごみの搬入とそれに対する処理費、主に塵芥処理費の支出と関連する収入について、1枚に取りまとめたものでございます。

  この図ではごみの流れを矢印で示しており、処理前のごみは黒い線、資源化されるものは青い線、埋め立て処分されるものは茶色の線で示しております。また、委託等の支出については黒の数字、手数料等の収入については赤の数字で示しております。

  それでは、一番上でございますけれども、平成24年度構成市から8万4,923トンのごみが搬入されました。

  一番左の可燃ごみですが、家庭系が5万6,699トン、事業系が1万5,899トン、合わせて7万2,598トンが搬入され、橙色のところですが、富士見、新座両環境センターの焼却施設において、運転管理委託料など12億9,298万7,000円を支払って焼却を行いました。また、この中には粗大ごみ処理施設から2,766トン、プラスチック分別処理施設から218トンの可燃ごみが分別され入ってきております。

  焼却に伴い発生する灰等でございますが、その下の青い四角、焼却灰と集塵灰合わせて4,595トン、これを1億1,683万9,000円の廃棄物処理業務委託料を支払いまして、再資源化を図っております。

  その右側の茶色の四角ですが、焼却灰、集塵灰合わせて4,989トンを1億3,415万2,000円の廃棄物処理業務委託料を支払って埋め立て処分をしております。

  上のほうにお戻りいただきまして、粗大ごみとして2,300トン搬入されました。そのうちおよそ2分の1の1,187トン、これが主に富士見環境センターへ直接持ち込まれまして、手数料として1,496万7,000円収入されております。残りのおよそ1,100トン、こちらにつきましては、各市が行政回収したもので、各市に衛生手数料として収入されております。

  その右の不燃ごみは2,594トン搬入されまして、そのうち事業所から17トン搬入されております。

  これらの粗大ごみ、不燃ごみ、4,954トンを緑色の粗大ごみ破砕処理施設において、運転管理料など9,566万3,000円を支出し処理しております。

  その下、茶色の枠でございますが、破砕後の残渣591トンが発生いたしました。これを1,922万2,000円の廃棄物処理委託料を支払いまして埋め立てております。

  また、その右の青い線の下の青い四角ですが、破砕処理に伴い金属等の有価物の選別を行いまして、大型金属など計1,631トンを売却し、2,924万2,000円の収入となっております。

  上に戻りまして、資源プラスチック、ビン、カン、ペットボトルですが、まず、資源プラスチックにつきましては2,323トン、これをプラスチック分別処理施設、青色のところですが、運転管理料など1億4,527万4,000円を支出し、容器包装プラスチックとそれ以外のプラスチックなどに分別いたしました。

  その下ですが、容器包装プラスチックとして1,861トン、そのうち容器包装リサイクル協会に1,837トン搬出いたしました。そこの赤い数字ですが、再商品化合理化拠出金766万1,000円が収入されました。

  もう一度上のほうにお戻りいただきまして、ビン類は2,845トン搬入されまして、有価物回収施設で4,545万5,000円を支出しまして、その下になりますが、2,632トンを選別しまして、そのうち容器包装リサイクル協会に1,038トン搬出いたしました。

  ビンに対する再商品化合理化拠出金につきましては7万5,000円となりますが、左の容器包装プラスチックの拠出金に含んでおります。

  その下の売却可能なビンにつきましては1,418トンを売却いたしました。それ以外の176トンにつきましては、市町村負担比率分として独自処理をして、再商品化委託料70万3,000円を支出しております。

  右のカンにつきましては、1,018トンを売却し、その右のペットボトルにつきましては1,198トンを売却しております。

  これらを合計しますと、一番下の青い四角のところですが、8,599トンを再資源化し、有価物売却代金1億4,181万4,000円、再生家具の売上金178万1,000円、容器包装リサイクル協会から拠出金766万1,000円、合わせまして1億5,125万6,000円の収入となっております。

  一番右のフローにつきましては、蛍光管や乾電池の処理フローでございます。

  それでは、歳入歳出決算の主要な施策の成果説明書及び説明資料をご覧いただきたいと思います。

  4ページのaの修繕費の支出状況をご覧ください。

  これは200万円以上の修繕費の一覧でございますが、毎年定期的にオーバーホールほか施設の安定的な稼動のために必要な修繕を行いました。ここに記載されているものがおよそ5億7,300万円でございます。修繕費全体で6億900万円でございますので、9割以上をここで表示させていただいております。

  次に、6ページをご覧いただきたいと思います。

  そこの下の表、イ、公債費の償還予定表でございますけれども、現在の借り入れは平成28年度で終了となる予定でございます。

  次に、8ページをご覧いただきたいと思います。

  平成24年度ごみ搬入処理量等の表でございます。

  8ページは家庭ごみと事業ごみの合計、9ページは家庭ごみ、10ページは事業ごみの量をそれぞれ構成市ごと、ごみ種別ごとに示したものでございます。

  11ページのグラフでございますが、過去10年間のごみ量の推移、12ページのグラフは月別のごみ量の推移、13ページから15ページは種別のごみ量を比較したグラフでございます。

  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(吉野欽三) 内容説明が終わりました。

  これより議案に対する質疑を行います。

  質疑ございませんか。

  13番、天田いづみ議員。

○13番(天田いづみ) では、大きく2点お伺いさせていただきます。

  1点目なんですけれども、衛生費の清掃費、塵芥処理の委託料なんですけれども、配布資料の説明のところにもありますとおり、約1,716万円の不用額が発生している。説明には、廃棄物処理業務委託料の粗大・不燃残渣の発生量が見込みを下回ったのでというふうになっているんですけれども、その辺の詳細についてご説明いただきたいと思っております。

  もう1点なんですけれども、ごみ量なんですけれども、家庭系、事業系合わせたごみ搬入量としましては、説明資料にもあるとおり、相対で0.21パーセントの減ということになっております。さらに、これは一般廃棄物処理基本計画、当組合で持っております15年計画ですけれども、平成23年度から38年度までの計画ということで、それに照らしてみますと、一般廃棄物処理基本計画についてのごみ量のほうに関しては、計画自体が23年度からなんですけれども、ごみ量に関しては22年度から38年度まで7パーセント減というのを目標としているということです。ですから、これは事業系、家庭系、あるいはまた違う考え方でいきますと、可燃、不燃等も全ていわゆる発生量、そして7パーセント、この15年間で減らしていかなければならないということであります。

  先ほど常任からご説明がありましたこの10年間の人口とごみ搬入量の推移を見ますと、11ページですけれども、ごみ量についてはおおむね横ばいというふうに見てとれると思うんです。一方、人口は微増になっております。人口が横ばいではなくて、微増になっている中で、ごみ量の推移は横ばいというのは、実質的にはかなり努力をしている結果かなというふうにはとらえております。しかしながら、先ほどの目標値、15年間の目標値ではそれでもなおかつ平成22年度対比で7パーセント減らしていきましょうという目標を掲げているわけですね、当組合の行政計画として。

  一方で、決算に戻りますけれども、では平成22年度から24年度までどうだったかといいますと、これは残念ながら、微々たる増ではありますけれども、1.58パーセントの増というふうになっております。ですから、24年度は微減だったけれども、相対的にこの2年間を計画と照らし合わせてみると1.58パーセント増となっているわけで、本当に努力は評価したいんですけれども、当組合でつくっている計画がマイナス7パーセントに対して2年間で1.58パーセント増になっているということは、やはりしっかりと分析していかなければならないというふうに思います。

  そういった面でこの数値をどのようにとらえられているのか。当然、今後のごみ減に対する考え方なども含めてお伺いしたいと思います。

○議長(吉野欽三) 答弁を求めます。

  須田管理者。

○管理者(須田健治) 天田議員のご質問でございますが、私ども3市といたしますと最終処分場を持っていない。ですから、何としてでもごみの減量はしていかなければならないというのは、これは皆さんご案内のとおりかと思います。

  特にごみ量が増えてしまった時期がございました。その後の計画では何としてでも減らす計画をつくっております。人口も微増でありますので、なかなかごみを減らすことについては難しさもございますが、あくまでも目標としてこの高い数値目標を掲げて、ごみの減量、リサイクルへ、また水切りの徹底等も含め各市それぞれご努力をいただいているところでありまして、当議会でも新座市は県下で市民1人当たりの可燃ごみについては一番少ない市だ、富士見市さん、志木市さん、頑張ってくれ、こういうふうに申し上げてまいりました。

  そんな中で、志木市さんが市民1人当たりのごみは一番多かったわけですが、最近ご努力いただきまして大分追い上げていただいております。富士見市さんも追い上げている。新座市がちょっと負けそうな雰囲気になっておりますが、いずれにしても申し上げたいことは、市民の努力によりましてごみの減量、特に可燃ごみについての徹底した分別とごみを出さない運動は今後とも進めていかなければならないと思っておりますので、目標数値到達はどうかということはまだ大分先でありますから何とも申し上げられませんが、おかげさまで23年度はちょっと増えてしまったわけですけれども、24年度、この決算につきましては若干の減量をみていることはよろこばしい限りで、今後とも3市におきましてごみを出さない、出てしまったものはリサイクルへという運動と、同時に、今後は生ごみの堆肥化、こういったものにつきましても3市でしっかりと検討部会等も設置をしてやっていかないと、ただ燃やして灰にして捨てていくというだけのやり方では限界かなと思っておりますので、今後の努力、これもしっかり3市市長で協議をしながら進めていきたい、そんな状況でございます。

○議長(吉野欽三) 貫井常任副管理者。

○常任副管理者(貫井秀夫) それでは、第1点目のほうのご質問でございますけれども、衛生費の塵芥処理費の委託料の廃棄物の粗大残渣が減ったという、そういうことでございますけれども、こちらにつきましては、今まで粗大ごみにつきましては機械で破砕しているわけですけれども、その残渣として最終的にふるいにかけまして、そのふるいから落ちたもの、これが残渣なんですけれども、昨年8月、修繕の際にこのふるいの目の大きさを小さくいたしました。というのは、落ちているごみの中に木片とか、そういったものがございましたので、これを落とさないようにすれば、県の環境整備センターへの搬出等も可能だというようなお話もちょっと承りましたので、そういった対策をとってみたいということで、まずスクリーンの目を小さくしたということがございます。

  これによりまして、昨年予定しておりました残渣量なんですけれども、860トンを予定しておりましたけれども、実質591トン、約300トン弱ですけれども、減らすことができております。

  また、今年度からなんですけれども、先ほどお話をしましたように埼玉県環境整備センター、こちらのほうへ搬出ができる体制をとりたいということで、まず、木片が入っているとやはり埋め立てた後にそれが腐ったりするということで受け入れできないということですので、この残渣について、あらかじめ破砕前に木材類、例えばタンスだとか机だとか、そういった粗大ごみを破砕する前にあらかじめ取り除いて、それらが含まれない形で破砕をいたしております。これによって、破砕残渣が県のほうで受け入れができるということでございますので、そういったことから、今年度につきましては残渣量も減りました。また、受け入れの処理委託料についても減っているというような状況があります。昨年度につきましてはそういった形での残渣量の減少に努めた結果、このような不用額が発生したという状況でございます。

  以上です。

○議長(吉野欽三) 13番、天田いづみ議員。

○13番(天田いづみ) 管理者のほうからご答弁いただきまして、ありがとうございます。

  本当におっしゃるとおりだと思うんですね。確かに今回はいわゆる搬入されたものの分別を徹底して、総合的に対応している。これは常任副管理者らしいご答弁で、きめ細やかに対応されているということがわかりました。

  いずれにしても、今後景気の動向等で、今ご答弁になかったですけれども、事業系のごみがどうなっていくのかということにも注意を払っていく必要があると思うんです。近年、全体的に減少傾向と思うんです。ところが、私が議員になった平成8年度前後くらいは本当にどんどん増えていまして、環境センターをどうしようということで頭を抱えてけんけんがくがく議論していた時代でしたので、やはり一つ一つ拾いますと、事業系ごみの分別も増えて、非常に大きな影響を及ぼす。また、他市の自治体の焼却施設が受け入れを断られてしまったですとか、そういう状況でまた当組合も協力しなければいけない等々がありますし、そしてまた、さらに一方で、決算でも見えてくるとおり、修繕費等、炉がどんどん劣化してきますので、修繕費等も6億ですとか5億ですとか多額の経費が投じられているということでもありますので、発生抑制及び搬入されたものをいかにきめ細かく対応するかということが必要だと思います。

  そういった意味で、なかなか想定しづらい部分がありますけれども、今ご答弁のなかった事業系ごみに対して、今後構成市と協力していかないとこれはならないと思うんですけれども、どのように協力していくか。それで議会のときにもご説明があったかと思うんですけれども、搬入された中で可燃ごみからアルミ蒸着などの分別をするとか、硬質プラを取り除くですとか、そういったまた新たな形もされているのかなと思うんですけれども、その辺を含めて今後に向けた計画ということでどういうものがありますでしょうか。

○議長(吉野欽三) 須田管理者。

○管理者(須田健治) 天田議員ご指摘のとおり、これから、安倍政権でいわゆるアベノミクスで経済再生ということもございますし、経済の動向により、経済活動によってごみの排出量も変わってくるだろうと思います。経済が上向けば、当然経済活動が活発になる。となると、またそれなりの生産、消費が進む、事業系ごみも増える、こういう循環をしているわけです。これは各3市内の事業所に対しまして、ごみの排出抑制、これを徹底してお願いをしていきませんと、油断をいたしますとたちまち事業系ごみが相当量で増えてしまうということになろうかと思います。この辺は今後とも3市それぞれのまた事業所への排出抑制を徹底してお願いする、その方策等についても十分担当部局持ち寄りまして協議をし、お願いをしていきたいと思っております。

  加えて、先ほど申し上げました、市民それぞれの立場でのごみの排出抑制をし、ごみを出さない、出たものはリサイクルへという認識をさらに強めてもらう、これは重要なことだと思いますので、市民一人一人にもお願いをし、事業所にもお願いをしていくという地道な努力は今後ともしてまいりたいと考えております。

○議長(吉野欽三) ほかに。

  18番、高浦康彦議員。

○18番(高浦康彦) 2点質問させていただきます。

  まず、修繕費でございますが、6億900万円ほど支出をされております。先ほど説明いただきましたように、説明資料の4ページ目、これを見ますと、焼却施設が共通して1億円を超えております。全体的に60パーセント以上を占めるわけですが、この状況ですね、オーバーホールをやって、今後こういう大型施設の寿命等について、オーバーホールの状況を含めて、ご説明いただければと思います。

  2点目ですけれども、放射性物質の濃度測定業務についてです。先ほど管理者報告で小諸市の受け入れがストップになるという説明をいただきまして、現在の測定濃度の状況について説明をいただければと思います。

  以上、2点。

○議長(吉野欽三) 須田管理者。

○管理者(須田健治) 高浦議員のご質問でございます。資料の6ページをご覧いただきますと、下に、これは成果説明書と説明資料がついておりまして、後ろのほうの6ページがございます。構成市の償還予定表がございます。これを見ていただくとおわかりかと思いますが、ダイオキシン対策の恒久工事をやりました。大変なお金をかけてやらせていただきましたが、その起債償還、借金返済が平成27年をもってやっと終わるという状況にあります。ただ、まことに残念ながら、今ご指摘があったように、富士見環境センター、新座環境センターともにもう炉が傷んでおりまして、借金を返し終わったときに、また新たに炉の入れかえ等の大規模改修が出てくるということになります。ですから、またせっかく終わったところだけれども、ここでまた大きな借金をして、平成28年以降、炉の改修に相当の金額を費やすだろうということになります。

  ですから、本当に頭の痛いところでありますが、そんな状況でありますので、どうしても日ごろのオーバーホールも含め6億円以上の修繕費が毎年かかっております。限界ですから、今後ここ二、三年で設計等も行いながら、大規模な改修をしなければならない。また借金が増えてしまうということがこの表でもおわかりをいただけるかと思います。

  これはこういった環境センターの建設、その維持管理、そしてまた更新、やむを得ないことでありまして、延命策は図っております。しっかりとした管理も行っておりますが、どうしても古くなれば修繕費もかさむ、ある程度限界にきたら、またそれなりの大規模な改修を行う、また、借金が増える、これはもう組合の宿命でございますのでご理解をいただきたいと思っております。

○議長(吉野欽三) 貫井常任副管理者。

○常任副管理者(貫井秀夫) 2点目の放射性物質濃度についてご説明させていただきたいと思います。

  こちらの放射性物質濃度につきましては、現在、毎月1回、各焼却施設、富士見、それから、新座の東工場、西工場、3カ所を行っております。国の環境基準といたしましては1キログラム当たり8,000ベクレルでございますけれども、いずれの施設におきましてもセシウムの濃度につきましては大体200から400ベクレル程度という数字が出ております。したがいまして、その環境基準は十分にクリアしているという状況でございます。

  こちらにつきましては、組合のホームページのほうにもその都度、測定後公表させていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

○議長(吉野欽三) ほかに。

  8番、工藤薫議員。

○8番(工藤 薫) 2点伺いますが、歳入の先ほどの雑入の中の再商品化合理化拠出金のことなんですが、先ほど平成22年と比較して4分の1に減ってしまったということで、直近3年間の実績のようなことをおっしゃっておられたのですが、その点をもう少し詳しく教えていただきたいと思います。

  プラスチックの分別や再商品化については随分進んでいるのではないかというふうに思っていたんですが、その拠出金の減額の理由についてが1点です。

  それともう一つは、決算の説明資料の4ページの中で、衛生費の電気と水道の使用状況ですが、富士見環境センターと新座環境センターの比較で、ちょっと単純な質問ですが、電気料金などは、富士見のほうが規模も大きく、電気料はたくさん稼動しているわけですが、水道については新座のほうが使用状況が多いという、ここは状況としてはどういう現状になっているのかどうかを伺います。

  以上です。

○議長(吉野欽三) 貫井常任副管理者。

○常任副管理者(貫井秀夫) それでは、工藤議員のほうから2点ほどご質問いただきましたので、順に説明させていただきたいと思います。

  まず、再商品化合理化拠出金でございますけれども、こちらにつきましては直近の3年間の再商品化合理化委託単価の平均値、これがあります。実際に委託したときの処理費用を割り戻しまして単価として設定するんですけれども、これは過去3年間は、平成20年度に創設されまして、平成22年度までにつきましては、それ以前、平成17年度から19年度までの処理委託単価をベースに算定されておりました。その後、平成20年度に入りましてこういった拠出金制度ができました。この制度につきましては、実際に予定していた想定額に対して、実際に支払う必要が生じた額、その差額を合理化拠出金として、まず事業者のほうに半分、それから、市町村のほうにも半分というふうに割り振るということになりました。その結果、当初につきましては例えば3,000万円とか4,000万円という金額が入っていたわけでございます。ところが、3年間ずっと拠出金制度を進める中で、だんだん皆さんの出されるプラスチック類、これがきれいになったり、非常に分別がしやすくなったというようなことがございまして処理費用がかからなかったということがございます。平成23年度から25年度の処理費用につきましては、20年度から22年度までの処理費用をベースに算定がされました。実際にかからなくなったものをベースにして、実際にかかった費用との差額というのはものすごい減っちゃったんですね。みんなが協力してきれいにした結果、委託費用が減ったということで、その結果として各市町村のほうに入ってくる費用が4分の1に減ってしまった。汚くすればいいということではありませんけれども、皆さんの努力の結果が、日本中の事業全体の費用としてはそういった委託費用にかかるものが減ったということでございます。出ていくところは、事業者が全体を負担しており、その事業者の負担というのは、商品の価格に転嫁されているのでしょうから、そういった部分では費用が減ってしまいましたけれども、市民負担が減るのかなということでございます。

  そういった形で、こちらについては本当はもっと入ってほしいのですけれども、なかなかそういう状況ではありませんので、ご理解いただきたいと思います。

  それから、衛生費の電気料と水道料金、どうして違うのということですけれども、電気料につきましては富士見環境センターが多い、一方、水道料金は新座のほうが多いじゃないかということなんですけれども、電気料については、新座環境センターのほうにはこちらのほうは規模が小さいというだけではなくて、電気を誘引送風機といって、蒸気を利用して電気を補うような設備がついております。その結果、若干減っております。一方、水道につきましては第二老人福祉センターのほうにお風呂の供給を東工場のほうは行っておりますので、そこに使われております。富士見環境センターではほとんど使っていない状況がありますので、水道が増えているというような状況になっておりますので、よろしくお願いします。

○議長(吉野欽三) 8番、工藤薫議員。

○8番(工藤 薫) では、初めの拠出金のほうはわかりました。市民の協力できれいになってきているということでした。

  2点目のそれは、新座環境センターのほうの下水道使用料が入っていないというのを、もうちょっとそこの理由はよくわからないのですが、その理由と、それから、蒸気利用、電気料金、結局、処理量としては大体何対何くらいなんでしたか。稼動能力というか、処理事業量としてはどういうあんばいになっていたのでしょうか。

  新座のほうは第二老人福祉センターのほうに水道を回しているので多くなっているというのも、それは入っちゃうのはおかしいような気がしますけれども、ここは衛生組合なので、ちょっとそこの事情も教えてください。

○議長(吉野欽三) 貫井常任副管理者。

○常任副管理者(貫井秀夫) まず、新座環境センターの下水道使用料ですけれども、こちらは公共下水道の認可区域でないので、まだ公共下水道が普及しておりません。そのため下水道につきましては一般の排水のほうに処理させていただいておりますので、使用料が発生しておりません。一方、富士見環境センターにつきましては公共下水道が整備されておりますので、使用料が徴収されているという状況がございます。

  炉の焼却施設の能力でございますけれども、富士見環境センターにつきましては90トン炉が2基、合計180トンの能力となっております。新座環境センターにつきましては東工場、西工場ともに90トンの炉が1基ずつ、能力的には両方とも同じ能力を持っております。

  ただ、先ほどちょっとお話をいたしましたけれども、西工場におきましては焼却の際の熱を利用したボイラーを利用して、煙突から蒸気が出ているんですけれども、その蒸気を目に見えないような形で温めてその上で放出しております。したがいまして、煙突を見ても昼間は全然出てないようなんです。その蒸気を富士見環境センターでは実際に電気を使って温めて出している。一方、西工場、新座環境センターについてはボイラーを使って出しているというようなこともあります。また、その空気を送り出す必要があります。結局燃しても、それが自然に煙突から出るかというと、そういうわけにいきませんので、強制的にその煙を吸い出すというようなことがあります。その施設についても富士見環境センターでは電気を使ってモーターを回して、それで吸い出しているというようなことになります。新座環境センターの西工場ではその施設についてもボイラーを使って空気の流れをつくっているというようなことで、そこでの電気の使用料が減っているというような状況がございます。

  それから、あと、第二老人福祉センターのお風呂について、地域の皆さんに利用していただこうということで、組合の水道を取り入れて、焼却する際に湯をわかしまして、それを第二老人福祉センターのほうに送っております。ただ、それにかかる水道料金について、相当する額については第二老人福祉センターのほうから徴収させていただいておりますので、その点についてはご理解していただきたいと思います。

  また、焼却量について、先ほど同じ能力ではございますけれども、富士見環境センターの施設については既に27年経過しております。また、新座環境センターについては10年とか十数年ということで、施設の能力に違いがありまして、実際に処理しているごみ量につきましては富士見環境センターが年間2万8,876トン、それから、新座環境センターにつきましては4万6,723トンという状況もございます。これらを燃す際に熱が上がり過ぎたり、あるいはそういったことを抑えるために水を吹いたりして調整も図っております。そういったところにも水を使っております。そういった部分で新座環境センターのほうの水の使用量に違いが出ておりますので、ご理解いただきたいと思います。

○議長(吉野欽三) 8番、工藤薫議員。

○8番(工藤 薫) では、ボイラーの熱を利用しているという、それの電気料の割合というのは出るものなのでしょうか。今の処理能力を聞いて、やはり新座のほうが大変多いというのも改めてわかったんですが、その割には富士見のほうは電気使用料が多いわけですよね。そういった割合というのはちゃんと出てくるものなのかというのと、それと第二老人福祉センターのほうに焼却炉の余熱を利用して、お風呂のほうにも利用していただくというのはそれはいいことだと思うんですが……

  それでは富士見については余熱利用というのは一切されていないのでしょうか。そこもちょっと伺いたいのと、それと水道使用料について、では例えばお風呂に回している使用量というのははっきり言えるのですか。その点を伺います。

○議長(吉野欽三) 貫井常任副管理者。

○常任副管理者(貫井秀夫) まず、富士見環境センターの電気の関係なんですけれども、ボイラー、こちらのほうについては余熱を利用してないのかということですけれども、こちらは年代が古いものですから、そういった施設はございません。したがって、全て電気の利用となっております。

  また、富士見環境センターについては、焼却炉につきましては、先ほどお話ししたように新座よりもかなり少ないのですけれども、この管理棟を含めまして、リサイクルプラザ、あるいは有価棟等とか粗大ごみ処理施設という、こういった別の施設もあって、その運転に電気料がかかるというようなこともございます。

  あと水道料金につきましては、ちょっと決算書の8ページのほうをご覧いただきたいと思いますけれども、右に備考欄ということで温水使用料というのがございます。こちらが第二老人福祉センターのほうにお湯を供給させていただいた使用料ということで徴収させていただいておりまして、1立米200円で計算しますと、約3,180立米くらい、こちらのほうを使用しているという状況でございます。

○議長(吉野欽三) そのほかに。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野欽三) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

  お諮りいたします。

  第11号議案 平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定の件については、6人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審議いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野欽三) ご異議なしと認めます。

  よって、平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定の件については、6人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これを付託の上審査することに決定いたしました。

  お諮りいたします。

  ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任については、特別委員会条例第2条の規定により次のとおり指名いたします。

  1番、今成優太議員、2番、小川匠議員、9番、小池秀夫議員、11番、塩田和久議員、15番、内山純夫議員、16番、河野芳徳議員。

  これにご異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野欽三) ご異議なしと認めます。

  よって、決算審査特別委員会の委員は、ただいま指名したとおり決定いたしました。

  直ちに特別委員会条例第4条の規定により正副委員長互選等のため特別委員会を招集しますので、暫時休憩いたします。

 

午前11時15分 休 憩

午前11時26分 再 開

 

○議長(吉野欽三) 再開いたします。

  ただいま決算審査特別委員会の正副委員長が互選されましたので、報告いたします。

  委員長に15番、内山純夫議員、副委員長に9番、小池秀夫議員が互選されましたので、報告いたします。

  それでは、ここで正副委員長からご挨拶をお願いいたします。

  内山委員長。

○決算審査特別委員会委員長(内山純夫) ただいまの休憩中に決算審査特別委員会を開催いたしました。その結果をご報告申し上げます。

  委員長には私、内山純夫、そして副委員長には小池秀夫議員ということで皆様の同意を頂戴いたしましたので、ここでご報告申し上げます。

  あわせまして、今後の流れについてご報告申し上げます。

  委員会の開催日は、11月8日、午前10時、金曜日でございますが、午前10時ということで決定いたしました。追加の資料請求を10月17日までに行い、資料配布は11月1日までということで合意をいたしましたので、議員の皆様方にご報告申し上げます。

  このたび私が委員長に選出されましたことに対しまして、一言ご挨拶を申し上げます。

  本日の審議の中でもご意見がありましたが、ごみの減量化ということは私たちにとって欠かすことのできない大命題である、このように考えております。一方、今まで過去に編み出されてきたさまざま制度などももう一度改めて見直しながら、そしてこの環境事業ということに取り組む姿勢、どうあるべきなのか、そういった場なども持ちながら、公明で、そして公平で、そして正義のある、こうした決算審議を進めてまいりたいと、このように考えております。

  つきましては、特別委員会の委員の皆様方には何とぞ円滑なるご審議と、それから、活発なるご意見とさまざま頂戴して審議を円滑に進めていきたいと思いますので、皆様方のご協力、よろしくお願い申し上げます。

○議長(吉野欽三) 続いて、小池副委員長、お願いします。

○決算審査特別委員会副委員長(小池秀夫) 私は新座市の小池秀夫と申します。先ほどの決算審査特別委員会で副委員長として任命をいただきました。

  今、委員長がおっしゃったように、この決算書を見まして、ごみの削減がいかに大切かというのは数字がありありと出てきておりますので、ぜひ委員長とともに、委員長の補佐をということにさせていただきながら、務めさせていただければと思います。各委員の方々、またこれからもご指導とご協力をよろしくお願いいたします。

○議長(吉野欽三) 正副委員長、よろしくお願いいたします。

  なお、ただいま決算審査特別委員会委員長より閉会中の継続審査の申し出がありました。

  お諮りいたします。

  ただいまの委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査を承認することにご異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野欽三) ご異議なしと認めます。

  よって、閉会中の継続審査を承認することに決定いたしました。

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◎閉会の宣告

○議長(吉野欽三) 今定例会の議事録の調製につきましては、議長に委任されたいと思いますので、ご了承願います。

  以上で本日の日程は全て終わりました。

  よって、平成25年志木地区衛生組合議会第3回定例会を閉会し、直ちに散会いたします。

  本日はお疲れさまでした

午前11時31分 閉 会

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参考資料

平成25年志木地区衛生組合議会第3回定例会議案等一覧及び審議結果

平成25年9月30日

 

議案番号

件名

審議結果

採択の状況

議決等年月日

第11号議案

平成24年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定について

継続審査

全会一致

H25.9.30