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志木地区衛生組合

会議録

平成22年第1回志木地区衛生組合定例会 会議録

平成22年3月29日

 

目  次
招集告示
応召・不応召議員
議事日程
出席者等
臨時議長の紹介
新議員の紹介
議会運営委員会委員長報告
開会及び開議の宣告
仮議席の指定
議長選挙
議席の指定
会議録署名議員の指名
会期の決定
議長報告
副議長選挙
日程の追加
第3号議案 志木地区衛生組合監査委員の選任について
管理者行政報告
一般質問
第1号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例及び志木地区衛生組合職員の勤務時間、
休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第2号議案 平成22年度志木地区衛生組合歳入歳出予算について
閉会の宣告
参考資料

 

○ 招  集  告  示

志木地区衛生組合告示第1号

平成22年志木地区衛生組合議会第1回定例会を次のとおり招集する。

平成22年3月5日

志木地区衛生組合管理者  長 沼   明




1 日 時   平成22年3月29日(月)午前10時

2 場 所   志木地区衛生組合会議室

○応招・不応招議員

平成22年志木地区衛生組合議会第1回定例会   3月29日(月)

応招議員(18名)

 1番 井 上 恭 子 議員  2番 鈴 木 光 男 議員
 3番 関 野 兼太郎 議員  4番 根 岸   操 議員
 5番 篠 田   剛 議員  6番 藤 屋 喜代美 議員
 7番 石 島 陽 子 議員  8番 中 村 和 平 議員
 9番 細 田   健 議員 10番 白 井 忠 雄 議員
11番 森 田 輝 雄 議員 12番 並 木 平 八 議員
13番 池 田 則 子 議員 14番 河 野 芳 徳 議員
15番 小 山 幹 雄 議員 16番 内 山 純 夫 議員
17番 吉 川 義 郎 議員 18番 高 浦 康 彦 議員

 

不応招議員(なし)

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平成22年志木地区衛生組合議会第1回定例会

平成22年3月29日(月曜日)

○議 事 日 程
開   会
仮議席の指定
日程第 1 議長選挙
日程第 2 議席の指定
日程第 3 会議録署名議員の指名
日程第 4 会期の決定
議長報告
日程第 5 副議長選挙
日程第 6 第3号議案 志木地区衛生組合監査委員の選任について
日程第 7 管理者の行政報告
日程第 8 一般質問  10番 白井 忠雄 議員
4番 根岸  操 議員
18番 高浦 康彦 議員
日程第 9 第1号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例及び志木地区衛生組合
職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条
例の制定について
日程第10 第2号議案 平成22年度志木地区衛生組合歳入歳出予算について
閉   会


○出席議員(18名)
1番 井 上 恭 子 議員
2番 鈴 木 光 男 議員
3番 関 野 兼太郎 議員
4番 根 岸   操 議員
5番 篠 田   剛 議員
6番 藤 屋 喜代美 議員
7番 石 島 陽 子 議員
8番 中 村 和 平 議員
9番 細 田   健 議員
10番 白 井 忠 雄 議員
11番 森 田 輝 雄 議員
12番 並 木 平 八 議員
13番 池 田 則 子 議員
14番 河 野 芳 徳 議員
15番 小 山 幹 雄 議員
16番 内 山 純 夫 議員
17番 吉 川 義 郎 議員
18番 高 浦 康 彦 議員
────────────────────────────────────────
○欠席議員(なし)
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○説明のための出席者
管理者 長 沼   明

副管理者 星 野 信 吾

副管理者 須 田 健 治

常任副管理者 山 中   満

監査委員 松 本 四 郎

会計管理者 加 藤 恭 己

総務課長 白 砂 一 男

企画業務課長 菊 池 直見津

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○職務のため議場に出席した者の職氏名
総務課総務係長 髙 村 俊 晃

企画業務課主査 内 田 武 二

企画業務課主任 時 田 英 司

 

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午前10時02分 開 会

◎臨時議長の紹介
○常任副管理者(山中 満) 皆さん、おはようございます。常任副管理者の山中満でございます。
開会に先立ちまして申し上げます。
本日の平成22年志木地区衛生組合議会第1回定例会の開会に当たりましては、当組合議会の議長及び副議長が構成市の議長を辞職されましたことから、現在議長及び副議長が空席となっております。つきましては、地方自治法第107条の規定によりまして、議長が選挙されるまでの間、年長の議員が臨時に議長の職務を行うこととなっております。出席議員中、12番、並木平八議員が年長の議員でありますので、ご紹介申し上げます。
並木平八議員、議長席へよろしくお願いいたします。
○臨時議長(並木平八) 皆様、おはようございます。ただいまご紹介いただきました並木平八です。議長が選挙されるまでの間、議長を務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎新議員の紹介
○臨時議長(並木平八) ここで新議員の紹介を行います。
それぞれの市議会におきまして組合議員の改選が行われましたので、新たに組合議員に選出されました議員の皆様から自己紹介をお願いしたいと思います。
それでは、富士見市議会議員からお願いいたします。
富士見市、篠田剛議員。
○5番(篠田 剛) おはようございます。このたび大役ですが、仰せつかることになりました篠田剛と申します。
昨年3月に当選させていただきまして、早いものでもう1年になりますけれども、これからしっかり頑張ってまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。
以上です。
○臨時議長(並木平八) ありがとうございます。
次に、新座市議会議員にお願いいたします。
新座市、石島陽子議員。
○7番(石島陽子) 新座の石島と申します。初めてですので、どうぞよろしくお願いいたします。
○臨時議長(並木平八) よろしくお願いします。
中村和平議員、よろしくお願いします。
○8番(中村和平) おはようございます。
自分は43歳ですのでまだ若いと思いますので、何とぞよろしくお願いします。
○臨時議長(並木平八) ありがとうございます。
細田健議員。
○9番(細田 健) おはようございます。新座市議の細田でございます。よろしくお願いいたします。
○臨時議長(並木平八) ありがとうございます。
森田輝雄議員。
○11番(森田輝雄) 皆さん、おはようございます。新座市議会議員の森田でございます。よろしくお願いいたします。
○臨時議長(並木平八) よろしくお願いします。
次に、志木市議会議員にお願いいたします。
池田則子議員。
○13番(池田則子) おはようございます。志木の池田則子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○臨時議長(並木平八) 河野芳徳議員。
○14番(河野芳徳) 志木の河野芳徳と申します。よろしくお願いします。
○臨時議長(並木平八) お願いします。
小山幹雄議員。
○15番(小山幹雄) 皆様、おはようございます。小山幹雄でございます。よろしくお願いいたします。
○臨時議長(並木平八) よろしくお願いします。
吉川義郎議員が少々遅れておりますので、よろしくお願いいたします。
以上をもちまして新議員の自己紹介を終わります。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎議会運営委員会委員長報告
○臨時議長(並木平八) ただいま紹介をいただきました組合議員の改選に伴いまして、議会運営委員会の委員に志木市議会から小山幹雄議員が、新座市議会から白井忠雄議員が選出されてございますので、ご報告申し上げます。
また、先ほど議会運営委員会が開催されまして、副委員長に小山幹雄議員が選任されました。
それでは、議会運営委員会委員長より会議結果の報告をお願いいたします。
議会運営委員会委員長、関野兼太郎議員。
○議会運営委員会委員長(関野兼太郎) おはようございます。議会運営委員会の報告をさせていただきます。
平成22年志木地区衛生組合議会第1回定例会に当たり、本日9時30分より議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果を報告いたします。
まず、会期についてでありますが、本日1日ということで決定をいたしました。
次に、議事日程についてでありますが、皆様のお手元に配布しております議事日程のとおりで、日程第1、議長選挙から日程第9、第2号議案までということで決定をいたしました。なお、管理者から、富士見市の議長交代に伴いまして議会選出の監査委員が欠員となりましたことから、追加日程の申出がございまして、日程第5、副議長選挙の次に日程第6、第3号議案 志木地区衛生組合監査委員の選任についてを日程に追加し、以下日程を繰り下げ、日程第10、第2号議案までといたしました。
次に、白井忠雄議員の一般質問に対する資料要求がございましたので、会議の中でお諮りをし、配布するものといたしました。
以上、議会運営委員会の報告とさせていただきました。よろしくお願いいたします。
○臨時議長(並木平八) ありがとうございます。ただいまの委員長報告のとおりご了承を願います。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎開会及び開議の宣告
○臨時議長(並木平八) ただいまの出席議員数は17名です。定足数に達しております。よって、議会は成立いたしましたので、平成22年志木地区衛生組合議会第1回定例会を開会し、直ちに会議を開きます。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎仮議席の指定
○臨時議長(並木平八) ここで仮議席の指定を行います。
新議員の仮議席は、ただいまご着席の議席を指定いたします。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎議長選挙
○臨時議長(並木平八) 続きまして、日程第1 議長選挙を行います。
選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定によりまして指名推選にしたいと思います。これに異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○臨時議長(並木平八) 異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議会運営委員会委員長、関野兼太郎議員において指名することにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○臨時議長(並木平八) ご異議なしと認めます。
よって、議会運営委員会委員長、関野兼太郎議員において指名することに決定いたしました。
議会運営委員会委員長、関野兼太郎議員。
○議会運営委員会委員長(関野兼太郎) それでは、私のほうから指名をさせていただきます。
議長に池田則子議員を指名いたします。よろしくお願いいたします。
○臨時議長(並木平八) お諮りいたします。
ただいま議会運営委員会委員長、関野兼太郎議員において指名いたしました池田則子議員を当選人と定めることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○臨時議長(並木平八) ご異議なしと認めます。
よって、池田則子議員が議長に当選されました。
会議規則第27条第2項の規定によりまして告知いたします。
以上で臨時議長の任務を解かせていただきます。ご協力ありがとうございました。
ここで暫時休憩をいたします。

休憩 午前10時14分
再開 午前10時15分

○議長(池田則子) 休憩を閉じ、再開いたします。
一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま議員各位のご推挙をいただきまして、議長の大任を拝することとなりました池田則子と申します。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
議長という重責を担うわけでありますが、議員各位のご協力、また長沼管理者を始め執行部の皆様のご協力をいただきながらスムーズな議会運営を図ってまいりたい、このように思っておりますので、どうぞ皆様のご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎議席の指定
○議長(池田則子) それでは、日程第2、議席の指定を行います。
新議員の議席は、会議規則第3条第2項の規定により、議長において指定いたします。
5番、篠田剛議員、7番、石島陽子議員、8番、中村和平議員、9番、細田健議員、11番、森田輝雄議員、13番、池田則子議員、14番、河野芳徳議員、15番、小山幹雄議員、17番、吉川義郎議員。
以上のとおり議席を指定いたします。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎会議録署名議員の指名
○議長(池田則子) 次に、日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員の指名は、会議規則第100条の規定により、議長において指名いたします。
会議録署名議員は、
11番 森 田 輝 雄 議員
12番 並 木 平 八 議員
14番 河 野 芳 徳 議員
以上3名を指名いたします。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎会期の決定
○議長(池田則子) 次に、日程第4、会期の決定を議題といたします。
今定例会の会期は、先ほどの議会運営委員会委員長報告のとおり、本日1日といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日と決定いたしました。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎議長報告
○議長(池田則子) ここでご報告申し上げます。
監査委員から提出されました例月出納検査の結果報告の写しをお手元に配布いたしましたので、ご了承願います。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎副議長選挙
○議長(池田則子) 次に、日程第5、副議長選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
副議長に、11番、森田輝雄議員を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました11番、森田輝雄議員を副議長の当選人と定めることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、11番、森田輝雄議員が副議長に当選されました。
会議規則第27条第2項の規定により告知いたします。
それでは、新副議長に就任のあいさつをお願いいたします。
森田輝雄議員。
○副議長(森田輝雄) 皆さん、おはようございます。
ただいま副議長にご推挙されました森田輝雄でございます。議長を助け、円滑な議会運営をさせていただきたいと思います。皆様のご協力よろしくお願いいたします。
○議長(池田則子) ありがとうございました。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎日程の追加
○議長(池田則子) お諮りいたします。
ただいま長沼管理者から第3号議案 志木地区衛生組合監査委員の選任についてが提出されましたので、日程を変更して本案を日程に追加し、議題とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、本案を日程第6に追加し、議題といたします。以下、日程を繰り下げます。
ただいま追加されました議案を配布いたします。
〔議案配布〕
○議長(池田則子) 配布漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) 配布漏れなしと認めます。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎第3号議案の上程、説明、質疑、採決
○議長(池田則子) 次に、日程第6、第3号議案 志木地区衛生組合監査委員の選任についてを議題といたします。
ここで1番、井上恭子議員の退席を求めます。
〔1番 井上恭子議員退席〕
○議長(池田則子) 議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、議案の朗読は省略いたします。
提案理由の説明を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) おはようございます。
第3号議案 志木地区衛生組合監査委員の選任についてご説明申し上げます。
本案は、組合議員の監査委員が欠員となりましたので、井上恭子氏を選任することについて同意を得たいので、志木地区衛生組合規約第12条第2項の規定により提案するものであります。
○議長(池田則子) 提案理由の説明が終わりました。
これより議案に対する質疑を行います。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
議長から申し上げますが、第3号議案は人事案件のため討論を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認め、第3号議案の採決を行います。
第3号議案は、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、第3号議案は原案のとおり同意されました。
1番、井上恭子議員の復席を求めます。
〔1番 井上恭子議員復席〕
○議長(池田則子) ただいま志木地区衛生組合監査委員に同意されました1番、井上恭子議員からごあいさつをお願いいたします。
○1番(井上恭子) 皆様、おはようございます。ただいま皆様のご推挙をいただきました、監査委員に選任をされました井上でございます。しっかりと頑張ってまいります。新しい職責でありますので、私もしっかりとその任を全うするべく頑張りますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(池田則子) ありがとうございました。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎管理者の行政報告
○議長(池田則子) 次に、日程第7、管理者の行政報告を行います。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 開会に当たりまして一言ごあいさつ申し上げます。
本日は、平成22年組合議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましてはご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
初めに、先ほど新たに組合議会議長にご就任されました志木市の池田則子議長、副議長にご就任されました新座市の森田輝雄議長におかれましては、本組合行政進展のため、よろしくご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
あわせまして、組合選出の組合監査委員に選任されました富士見市選出の井上恭子議長におかれましても、組合行政推進のためよろしくご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
また、組合議員の交代によりまして、このたび新たに組合議員となられました志木市、新座市及び富士見市の議員の皆様におかれましても、各般にわたりご指導、ご協力を賜りますよう重ねてお願いを申し上げます。
さて、本定例会に提案をしております議案は2件となっております。よろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。
それでは、先の定例会以降の動向について4件ご報告申し上げます。
初めに、(仮称)志木環境センター用地についてご報告申し上げます。
既に平成21年志木地区衛生組合議会第1回定例会で行政報告いたしましたとおり、平成15年2月に新座環境センター東工場の全面改修工事が完了したことにより、現在稼働しております日量90トンの焼却炉4基で、構成3市から排出される一般廃棄物については適正処理が対応可能となっております。今後における3市の一般廃棄物の搬出量を勘案いたしましても、新たな施設整備の必要性はなくなっております。このため、当該用地については売却する方向で検討を進めているところであります。
なお、現在は民間団体に硬式少年野球の練習用グラウンドとして、地方自治法第238条の4第7項の規定に基づき、平成22年3月31日までということで行政財産の目的外使用許可をしております。しかしながら、当該硬式少年野球チームでは平成22年度の試合日程が既に組まれてしまっていること及び原状回復まで一定の期間を要することなどを勘案し、正副管理者会議において協議の上、行政財産の使用を平成22年4月1日から平成22年12月31日までの期間許可することにし、この期間中に盛り土を除く防球ネット、プレハブなどの構築物のほか、敷地内にあるすべてを撤去の上、原状回復していただくことにしたところであります。これにより、平成23年1月1日からは組合において適正に管理してまいります。
次に、粗大ごみ破砕処理施設の更新計画についてご報告申し上げます。
当組合の粗大ごみ破砕処理施設は、昭和61年4月に稼働後、24年が経過しております。この間、計画的な補修をしながら維持管理に努めてまいりましたが、主要機器である破砕機を含めた施設全般に腐食が著しく、現状におきましては外部から補強を施すなどして処理機能の維持を図っているところであります。今後、安定した処理機能の確保をしていくには施設の更新をしていく必要があります。そこで、正副管理者会議において協議の上、施設の更新計画を進めることについて決定したところであります。
なお、今後の更新計画のスケジュールでありますが、富士見環境センター内において粗大ごみ破砕処理施設の更新を行い、国からの交付金交付を前提といたしますと、計画の期間は平成22年度から平成24年度において実施設計及び生活環境影響調査を実施し、工事期間を1年とすると、最短でも稼働開始は平成26年度となる見通しであります。加えまして、工事費は現段階の概算ではおよそ20億円程度は要するものと見込んでいるところであります。
次に、組合事務局の職員体制についてご報告申し上げます。
平成21年度から組合の職員は11名体制とし、各構成市から主査級職員の派遣を2名受けております。平成22年度におきましては、本年3月に事務職員1名が定年退職することから、富士見市から部長級職員の派遣を1名招聘してまいります。
次に、勤務時間外における職員の交通事故についてご報告申し上げます。
本年2月27日の土曜日、午後8時10分ごろ、富士見市関沢三丁目の市道で当組合の職員が運転する自家用軽乗用車により70歳の方を死亡させる事故が発生いたしました。被害者の方には心よりご冥福をお祈り申し上げます。現在は詳細な事実関係の確認に努めているところでありますが、事実関係が把握された後、適正な段階で適正な処理をしてまいる所存でありますので、ご理解を賜りたいと存じます。
以上で開会に当たりましてのあいさつ並びに管理者の行政報告を終わります。
○議長(池田則子) 以上で行政報告を終わります。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎一般質問
○議長(池田則子) 次に、日程第8、一般質問を行います。
通告者は3名でございます。
質問の要旨については、お手元に印刷配布してあるとおりでございます。
10番、白井忠雄議員の一般質問を許します。
10番、白井忠雄議員。
○10番(白井忠雄) おはようございます。10番白井忠雄です。
議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
今回は最終処分場の今後の見通しについてお伺いをします。
昨年10月18日付けの埼玉新聞の1面トップ記事で、ごみ10年で満杯、県内最終処分場の残り容量、処分能力向上計画なしとのタイトルが並んだ報道がありました。記事によれば、2007年度時点の受入可能分は242万立方メートルで、排出されるごみをすべて受け入れた場合、10.9年で満杯になる計算。最終処分場そのものは減少傾向にある一方、今のところ県には処分場の能力を大幅に向上させる計画はない。全国残余年数15.5年と比べても厳しい状況にあるとして、県はごみ減量化や再生利用を一層促すとあります。こうした報道に係る現状や対策について、これまで県から組合に対して事務連絡等はありましたでしょうか、あるいは組合から県に対して確認するなど連携等はとられましたでしょうか、あったとすればどのように内容の報告を受けていますでしょうか、お伺いをします。
我が組合では焼却灰の処分を県環境整備センターに大きく依存しています。報道のように県の受入れがあと10年余りで満杯状態となり、搬入が止まってしまった場合を想定しますと大変な事態です。県内に新しい処分場、最終処分施設を簡単に建設できるとは到底思えません。満杯になった以降は各市町、組合等で処分先を探してくださいともなれば大変困ったことになります。焼却灰の搬出における影響への懸念及び対応は組合としてどのように考えていますでしょうか、お伺いをします。
一方で、同記事によれば最終処分量は2000年度の33万9,000トンをピークに減り続けている。2007年度に最終処分した廃棄物は前年度比2万トン少ない18万2,000トン、1人1日当たり処分量は70グラムに相当し、全国平均値136グラムの約半分、リサイクル率も25%ということです。埼玉県はごみ減量リサイクル先進都市と言っても過言ではないようです。県内では焼却残渣や焼却灰をリサイクルする事業者もあります。焼却灰をリサイクルすることで埋立てをできるだけ減らすための研究は注目すべきことであります。焼却灰をリサイクルすることの意味は大きく、最終処分場をわずかにつくることと同じ効果があると言われております。循環型社会構築の観点から、組合でこうした事業者を県内外で開拓することも考えるべきではないでしょうか。
次に、焼却灰を搬出している県だけではなく、民間事業者も同様の心配があります。現在、組合では焼却灰、集じん灰、粗大・不燃残渣を民間事業者に搬出して処分しています。しかし、事業者にも受入れには限界があります。搬出をお断りされたとき、全国的にも最終処分場の確保は難しい中、次の事業者が簡単に確保されるものではないと認識しております。そうした面では、今後の計画的な受入先事業者の状況掌握も大変重要であります。いずれにしましても、ごみは焼却しても必ず灰が残ります。また集じん灰、粗大・不燃残渣も出してしまいます。その段階でのリサイクルには可能な範囲があります。最終処分場の確保については避けて通れない問題として、組合では今後の受入れの見通しをどのように考え、現状はどうなっていますでしょうか、お伺いをいたします。
最後に、資料の要求をいたしております。過去5年間における搬出先別残渣処分場の一覧を議長にてお取り計らいをよろしくお願いいたします。
以上で1回目の質問を終わります。
○議長(池田則子) お諮りいたします。
ただいま10番、白井忠雄議員から資料の提出要求がありました。これを管理者に求めることについてご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま10番、白井忠雄議員から提出要求のありました資料の提出を管理者に求めることに決定いたしました。
ただいま提出要求のありました資料が送付されましたので、配布いたします。
〔資料配布〕
○議長(池田則子) 配布漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) 配布漏れなしと認めます。
答弁を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 白井議員のご質問にご答弁申し上げます。
埼玉県から県内の一般廃棄物最終処分場の残余容量に関しまして、現在までのところ正式には連絡はございません。当組合が埼玉県資源循環推進課に確認したところによりますと、平成19年度における埼玉県内の一般廃棄物の最終処分場は26カ所あり、およそ40%が埋め立てられ、残余容量はおよそ240万立方メートル、残余年数はおよそ10年程度であるとのことであります。
また、ただ一つ県が所有しております最終処分場、埼玉県環境整備センターにおきましては、およそ50%が埋め立てられ、残余容量はおよそ100万立方メートル、残余年数はおよそ20年程度であると予測されております。
一方、民間施設に搬出しております一般廃棄物の集じん灰及び粗大・不燃残渣の埋立処分先であります株式会社ウィズウェイストジャパンにおきましては、平成21年度における残余容量は新たな施設整備を含めておよそ240万立方メートル、残余年数はおよそ35年間あると聞いております。最終処分場を有していない当組合といたしましては、環境への負荷の低減に配慮しつつ、埋立処分量を少なくするため、でき得る限り循環的利用も考慮した上で適正な最終処分をしているところであります。
その結果、平成20年度の当組合から発生した焼却灰、集じん灰及び粗大・不燃残渣の全排出量のおよそ40%を埼玉県環境整備センターへ埋立処分をし、それ以外は主たる搬出先として人口砂や路盤材にリサイクルを行っている民間の一般廃棄物処理業者であります株式会社埼玉ヤマゼンへ焼却灰を、三重県伊賀市にあります三重中央開発株式会社へ集じん灰の一部を搬出し、あわせましておよそ50%を搬出などしているところであります。
このように、最終処分場に影響の少ない処分方法を選択することも考慮して、常に複数の安定した搬出先の確保をしているところでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。
○議長(池田則子) 10番、白井忠雄議員。
○10番(白井忠雄) 答弁ありがとうございます。
資料も出していただきまして、ご説明もいただきましたので、現状は分かりました。ただ、大変重要な問題ですので、今後ともぜひ研究、あるいは計画的に進めていただきたいというふうに思います。
1点確認をさせていただきたいんですが、県の環境整備センターでは、ホームページによりますとごみ焼却灰と、それから不燃物も受入れをしているようでありますが、当組合では焼却灰のみ搬出をしているようでありますし、またその受入量というものもある程度制限等があるんではないかというふうに私自身は認識をするんですが、その辺がどのようなシステムになっているかだけ確認をさせていただけますでしょうか。
○議長(池田則子) 山中常任副管理者。
○常任副管理者(山中 満) お答えを申し上げます。
埼玉県環境整備センターにおきましては、組合は焼却灰のみを搬出してございます。粗大残渣につきましては、どうしても木くずが発生してしまうということで、受入れに対する混入物が入るということがございますので、環境整備センターには一つの焼却灰のみということで搬出しておる現状でございます。粗大残渣につきましては、ウィズウェイストジャパン1か所に搬出しているという状況でございますので、ご理解賜りたいと存じます。
受入量につきましては、こちらの希望で年度ごとの搬出量を出してございまして、その予定量を受け入れられているという状況でございます。
以上でございます。
○議長(池田則子) 以上で、10番、白井忠雄議員の一般質問を終わります。
次に、4番、根岸操議員の一般質問を許します。
4番、根岸操議員。
○4番(根岸 操) おはようございます。一般質問をさせていただきます。
今回の内容につきましては、昨年6月の議会でもご質問した関係に関連するわけですけれども、1として(仮称)志木環境センターの用地についてということで、(1)少年野球、富士見シニアチームの用地の使用延長について、(2)として今後の適性管理の内容についてご質問したいと思います。なお、内容については同様のことでございますので、一括してお伺いしたいと思います。冒頭の管理者行政報告にもありましたとおり本年12月までの使用延長ということになりましたことに対して、まずもって感謝申し上げたいというふうに思います。
プロ野球も20日パ・リーグ、そしてセ・リーグも26日に開幕しまして、連日熱戦を展開しております。いずれアメリカでもメジャーリーグが開幕しながら、日本人選手の活躍もこれまた連日報告がされると思います。
日本の中でも多くのスポーツが行われておりますが、特に野球人口は第1位だと思っております。現在でも各地域では少年野球、これは硬式、軟式、また成人の野球チーム、ソフト、壮年のソフト、こういったものを含めますと数多くのチーム数になります。しかし、これだけ多くのチーム、選手の割には施設が少ないということが挙げられていると思います。これは当組合のご配慮でいろいろとこの間のこの中にはご配慮されているということ、十分承知しております。
また、24日には富士見市内の小学校の卒業式にもお邪魔いたしました。将来の夢の発表ではプロ野球選手になりたい、こういう卒業生が多くおりました。しかし、なかなか厳しいというのも私も知っています。その子供たちにもエールを贈りたいというふうに思います。
その中でお伺いいたします。平成21年8月4日付け志木地区衛生組合第268号、行政財産の使用許可について、平成22年3月31日の使用期間満了をもって終了としますということで、なお新たな使用許可は行いませんという内容の通知がこのシニアチームに届きました。これを受け取って、チーム内では今後の運営を含め不安を隠せなかったそうであります。
そこで、さきに開かれた正副管理者会議の中で、この件の内容をもう少し具体的にお聞きをしたいと思います。それと同時に、今後の適正管理の内容についてもご報告をお願いしたいと思います。
○議長(池田則子) 答弁を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 根岸議員のご質問にご答弁申し上げます。
1の(1)と(2)につきましては関連がありますので、一括してご答弁申し上げます。
先ほど管理者の行政報告において申し上げましたとおり、現在は民間団体に硬式少年野球の練習用グラウンドとして地方自治法第238条の4第7項の規定に基づき、平成22年3月31日までということで行政財産の目的外使用許可をしているところであります。しかしながら、当該硬式少年野球チームでは平成22年度の試合日程が既に組まれてしまっていること及び原状回復まで一定の期間を要することなどを勘案し、正副管理者会議において協議の上、行政財産の使用を平成22年4月1日から平成22年12月31日までの期間許可することにし、この期間中に盛り土を除く防球ネット、プレハブなどの構築物のほか、敷地内にあるすべてを撤去の上、原状回復していただくことにしたところであります。これにより平成23年1月1日からは組合において適正に管理してまいります。
以上であります。
○議長(池田則子) 4番、根岸操議員。
○4番(根岸 操) ありがとうございます。それでは、再質問させていただきたいと思います。
この問題の中では、平成21年10月21日に当該チームと組合のほうで協議をしたという話も聞いております。事前にこの話がなかった、これは平成22年3月までという使用期限に対して通知が昨年8月にあったということで、若干の驚きとともに、不安や、今後の対応についてチームとしても混迷をしたというふうな話も聞いております。そこで、なぜ通知が、普通でいくと1年前ぐらいなのかなという気がするんですが、8月になった経過をお聞きをしたいと思います。
また、私もあのグラウンドを見ましたけれども、大変盛り土等を含めて構築物がたくさんあります。その中で、許可条件に基づいて当然原状復帰をということでありますけれども、一つ一つ見ますと投下した資金、こういうのも膨大なことになると思うんです。また、ボランティアでいろいろ多くの方がそれに携わってきております。原状復帰もそうなんですが、投下した資金、そしてまた撤去の費用などについて組合としてどう見ているのかお聞きをしたいというふうに思います。
それと同時に、用地の売却の時期、目安なんですが、昨年というか、前回の質問の中で答弁もありましたけれども、平成8年3月まで約24億円かけてこの用地を取得したと。この間、バイパスの進捗状況を見ながら、また整備状況を踏まえて財産を処分していくということになっておりますけれども、このバイパスの進捗の状況、また価格の低下に伴って、売却したとしても大変厳しい状況となるんではないかというふうに認識しておりますけれども、その中での売却をする目安というのはどんな時期になるのか伺いたいと思います。また進捗状況、これについてもお聞きしたいと思います。
○議長(池田則子) 答弁願います。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 根岸議員の再質問にご答弁申し上げます。
まずもって申し上げておかなければならないというふうに思うんですけれども、当組合の目的というのは、構成3市より搬入された一般廃棄物を適正に処理・処分するということでありまして、野球場のグラウンドを整備し、それを提供するということではないということをまず大前提としてご理解を賜りたいというふうに考えております。
あわせまして、当該団体に対して行政財産の目的外使用許可をしているのでありまして、普通財産の貸付けをしているのではないということでありまして、1年前に何らかの連絡をしなければならないという法的な根拠はどこにあるのか、私には理解できないところであります。あくまでも行政財産の目的外使用許可ということを十分にご理解賜りたいと思います。
あわせまして、行政財産使用許可書におきまして原状回復という規定があります。この規定によって、使用者は使用期間が満了したとき、現段階で言えば使用許可をしておりますのは平成22年3月31日までであります。使用期間というのは平成21年4月1日から平成22年3月31日までということになっていたわけですから、当然その使用期間が満了したとき、または前条の規定により、これは第5条でありますけれども、使用許可を取り消されたときは組合の指示に従い、自己の負担により使用財産を原状に回復するとともに、速やかに返還しなければならないということで、使用許可書において明確に規定されておりますので、このようにご理解を賜りたいと存じます。
○議長(池田則子) よろしいでしょうか、進捗状況について。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 一般国道254号和光富士見バイパスの関係でありますけれども、現在第1区の区間についてがこの4月末において暫定開通するというふうに伺っておりますし、第2区間につきましては志木市内の用地買収においてはおおむね70%完了しているというふうに伺っております。
○議長(池田則子) 4番、根岸操議員。
○4番(根岸 操) ありがとうございました。
確かに、この施設についてはこちらから強く言えるものでもありませんし、それは許可として出ておりますのでいいんですが、確かに冒頭言ったように野球というのは多くのチームが参加をしているということで、その辺の野球選手、またその組織、そういったことにそれぞれの皆さんのご協力というのをお願いしたところであります。
そして、志木地区衛生組合でのこれまでの用地の提供に関しましては本当に感謝する次第であります。これまでこのチームから多くの卒部された方が各地で選手、また指導者として活躍をされております。シニアチームの要望としては、今後ともこの経過を感謝するとともに、許される範囲の中で使用願いたいということを申しておりました。ということは、12月31日まで使用許可が延長されたということ、大変喜んでおりました。
また、原状復帰についてはそれぞれ協議されたというふうに思います。今後とも施設利用に対しては寛大なご配慮をいただくことを要望して質問を終わりにしたいというふうに思います。ありがとうございました。
○議長(池田則子) 以上で、4番、根岸操議員の一般質問を終わります。
次に、18番、高浦康彦議員の一般質問を許します。
18番、高浦康彦議員。
○18番(高浦康彦) 議長から指名をいただきましたので、一般質問をいたします。高浦でございます。
粗大ごみの破砕処理施設の更新について管理者にご質問をいたします。
先ほど管理者の行政報告にありましたが、当施設は昭和61年4月に稼働後、24年を経過しております。施設全体が腐食が著しく、施設の更新が必要だということで、正副管理者会議において協議をされたと、そして更新を進めるという報告がありました。工事の概要が20億円を要すると見込んでいるとの報告もあったわけです。工事費から見ますと、当組合にとって相当な大規模工事となるわけであります。今後の更新に当たって3点について質問させていただきます。
1点目は更新計画の概要についてお伺いいたします。24年経過の中で、この間、計画的な補修をしながら維持管理に努めてきたということであります。今回装置を更新しなければならないという状況について、詳しく装置の状況を説明いただきたいと思います。また、更新計画の概要について併せてご説明ください。
2点目は生活環境影響調査についてですが、破砕機更新工事の際の生活環境影響調査の計画内容についてお答えください。
3点目、経費についてです。すなわち工事費ですが、約20億円相当と見込まれたとありますが、その根拠についてお伺いいたします。また、国からの交付金交付を前提に更新を行うとされておりますが、総工事費に対し交付金の割合、どの程度見込まれるのかお伺いいたします。
以上、3点についてご答弁いただきたいと思います。以上、1回目の質問とします。
○議長(池田則子) 答弁を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 高浦議員のご質問にご答弁申し上げます。
1の(1)から(3)までについては関連がありますので、一括してご答弁申し上げますが、更新計画の概要についてでありますけれども、管理者の報告で申し上げましたとおり、主要機器であります破砕機を含めた施設全般に腐食が著しく、現状におきましては外部から補強を施すなどして処理機能の維持を図ってきたところなんですけれども、現在の段階ではやっぱり全面的に更新せざるを得ないということでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。
あわせまして、生活環境影響調査の関係でありますけれども、これにつきましては大気、騒音、振動、悪臭を調査項目とする予定というふうに考えております。それから、経費につきましてはおおむね現状と同規模のものを更新するとなると、おおむね20億円程度かかるということでありまして、あわせまして国の現状の交付金制度であると、大体交付対象事業費が18億円程度と見込まれると。それに対して3分の1、6億円を想定しているということであります。
○議長(池田則子) 18番、高浦康彦議員。
○18番(高浦康彦) 全面更新ということのようでありますが、先日この破砕機の装置を見学させていただきました。この装置の概要ですが、粗大ごみの投入口がありまして、そして中心部に破砕機がある、そしてそれを排出すると。大きく分けて3つの工程からなっております。本体の中身は囲われておりますので、見ることができませんでした。
破砕機中心の外周部を見ますと、確かに相当腐食が進んでいるなと率直に感じました。装置の破砕機の中身については見ることができませんでしたが、ハンマーが回転軸に固定されて、それが回転して破砕するという仕組みでございます。摩耗したハンマーが定期的に交換されていると。使用済みのハンマーが保管をされておりまして、その様子を見るとかなり激しい衝撃を与えているなと、破砕しているなという様子が伺えました。
装置全体的には比較的単純な工程かなというふうに感じましたが、そういう中で中心の中身を見ることができませんでした。先ほど説明がありましたように、果たして装置全体を更新しなければならないのか、それとも使える部分は使う、そういう改修ということで対応できないのか、その点についてお答えいただきたいと思います。
それから、20億円という想定に対して18億円ということであるようですが、現装置を想定したということなんですが、私は年間の粗大ごみの破砕量はどのぐらいかということで、この衛生組合の概要を報告されておりますが、この数年の推移を見ますと年間約2,000トン相当であります。あわせて、この破砕装置の際に不燃ごみも同時に処理をするということであります。
不燃ごみの処理量ですが、年間約2,400トンで、合計4,400トンになります。年間稼働日数、恐らく260日ぐらいかなということを想定しまして、これで割ると1日約16トンの処理だと思います。ところが、この装置の処理能力が1日30トンと聞き及んでおります。約2分の1程度の処理が毎日の処理ですね。となりますと、現状のものを基準に新しいものに置きかえると、果たしてそういう必要性があるのかどうかという疑問が生じます。この点についていかがでしょうか、併せてお答えいただきたいと思います。
○議長(池田則子) 答弁願います。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 高浦議員の再質問にご答弁申し上げます。
現在の粗大ごみ破砕処理施設につきましては、重ねて申し上げますけれども、全面的に更新するということでありますので、そのようにご理解を賜りたいと存じます。
あわせまして、現在稼働しているものについては、稼働を続けなければ搬入される粗大ごみを適正処理できないという状況にありますので、現在のものを使いつつ、新しい粗大ごみ破砕処理施設を更新していかなければならないということでご理解をいただきたいと思います。
そして、処理能力の関係でありますけれども、現状と同施設程度のものが必要であるというふうに認識しております。
○議長(池田則子) 18番、高浦康彦議員。
○18番(高浦康彦) これからの更新工事の際の段取りについてはこれから検討されるというふうに感じます。
この工事に要する期間が先ほどの話だと約1年ぐらいということで、その辺の段取りがこれから明確になろうかと思うんですが、工程を順次やると。この間、工事の際に全面的に一定期間停止するという形ではできないのかどうか。要するに、外部で組み立てて効率的に搬入すると、設置するという方法もあろうかと思います。
こう質問するのは、やはり20億と、18億という点は非常に莫大な経費がかかるわけでございます。そういう面で効率的に経費をどれだけ削減するのか。そういう観点で更新をする必要があるというふうに私はとらえるわけでございます。
なお、今後この検討に至っては、検討チームだとか検討委員会など構成されると思いますが、その点いかがでしょうか。
また、検討機関が発足する際には、やはり大変な大規模工事でございますので、定期的に組合議会で見て、中間報告していただきたいということも含めてお答えいただきたいと思います。
以上です。
○議長(池田則子) 長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 高浦議員の再々質問にご答弁申し上げます。
効率的な更新スケジュールを進めてまいりたいというふうに考えておりますし、費用についてもできるだけ適正な金額で執行できるようにしてまいりたいというふうに考えております。
あわせまして、当組合の職員体制は人数が限られておりますので、全員が一丸となってこの更新に取り組んでまいりたいというふうに考えております。あわせまして、必要に応じて管理者報告で報告しているのは言うまでもないというふうに考えております。
○議長(池田則子) 以上で、18番、高浦康彦議員の一般質問を終わります。
以上で一般質問を終結いたします。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎第1号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(池田則子) 次に、日程第9、第1号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例及び志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、議案の朗読は省略いたします。
提案理由の説明を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 第1号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例及び志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
本案は、職員の時間外勤務手当の支給割合を改定し、時間外勤務代休時間の新設をしたいので、地方公務員法第24条第6項の規定によりこの案を提出するものであります。
○議長(池田則子) 提案理由の説明が終わりました。
常任副管理者より内容説明を求めます。
山中常任副管理者。
○常任副管理者(山中 満) 第1号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例及び志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
本案は、時間外労働の割増賃金率の引上げ等を内容とする労働基準法の一部を改正する法律が平成22年4月1日に施行されるのを踏まえまして、職員の時間外勤務手当の支給割合の引上げ等について所要の規定の整備を図るため、条例の一部改正をするものであります。
新旧対照表でご説明させていただきますので、ご覧をいただきたいと思います。
第1条関係の志木地区衛生組合職員の給与に関する条例の一部改正につきましては、第14条の時間外勤務手当の規定に新たに第4項、第5項及び第6項の3項を加えるものであります。加える内容につきましては、第4項では月60時間を超えて時間外勤務した全時間に対して時間外勤務手当の支給割合を、1時間につきまして平日で100分の125、土曜日で100分の135から100分の150に、午後10時から翌日の午前5時までは1時間につき平日では100分の150、土曜日では100分の160から100分の175に引き上げるとするものであります。
第5項では月60時間を超えた時間外勤務の代休時間を指定された場合、当該時間外勤務代休時間に勤務しなかったときは代休時間にかえた時間について時間外勤務手当の支給割合の引上分の支給はしないとするものであります。
2ページになりますが、第6項では再任用短時間勤務職員に対する第4項及び第5項の規定の適用についての支給割合の読替規定でございます。
次に、第2条関係の志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正につきましては、第8条の次に新たに1条を加えるものであります。内容につきましては、月60時間を超える時間外勤務を行った職員に対して、時間外勤務手当の支給割合の引上分に替えて正規の勤務時間においても勤務することを要しない日又は時間の代休を指定することができる制度を設けるものであります。
また、第10条及び第15条では、勤務時間が割り振られた日の読替規定などの規定の整備をするものであります。
次に、3ページになりますが、附則による改正によりまして、志木地区衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部改正において、育児短時間勤務職員についての給与条例の規定の適用についても時間外勤務手当の支給割合の引上げ及び時間外勤務代休時間に係る規定の整備をするものであります。
なお、この条例は平成20年4月1日から施行するものであります。
以上でございます。
○議長(池田則子) 内容説明が終わりました。
これより議案に対する質疑を行います。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
次に、討論を行います。討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) 討論なしと認めます。
よって、本案を採決いたします。
第1号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例及び志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、第1号議案は原案のとおり可決されました。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎第2号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(池田則子) 次に、日程第10、第2号議案 平成22年度志木地区衛生組合歳入歳出予算についてを議題といたします。
議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、議案の朗読は省略いたします。
提案理由の説明を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 第2号議案 平成22年度志木地区衛生組合歳入歳出予算についてご説明申し上げます。
本予算は、歳入歳出それぞれ23億4,606万1,000円といたしたく、地方自治法第211条第1項の規定によりこの案を提出するものであります。
○議長(池田則子) 提案理由の説明が終わりました。
常任副管理者より内容説明を求めます。
山中常任副管理者。
○常任副管理者(山中 満) それでは、平成22年度志木地区衛生組合歳入歳出予算について内容をご説明申し上げます。
平成22年度の予算規模は、歳入歳出それぞれ23億4,606万1,000円で、前年度比4,151万6,000円、率にして1.7%の減であります。
それでは、予算書の6ページ、7ページ、それから予算概要では3ページをお開きいただきたいと存じます。
主な歳入でありますが、負担金およそ18億7,000万円は組合を構成する3市からの負担金で、歳入全体のおよそ80%を占めております。各市それぞれ減額となっておりまして、前年度比およそ1億5,600万円、率にして7.7%の減となっております。市の負担金状況は、予算概要の1ページ、表に記載してありますのでご覧をいただきたいと思います。
次に、2款の使用料及び手数料でありますが、事業系可燃ごみ及び直接搬入の家庭系粗大ごみの一般廃棄物処理手数料においては、景気の緩やかな回復状況から搬入量の増加を見込みまして、およそ1,700万円の増額といたしました。
次に、4款の繰入金でありますが、財政調整基金残高を勘案いたしまして、基金から6,000万円の取崩しを行い、繰入れをいたしました。この結果、財政調整基金の年度末残高見込みはおよそ1億700万円となります。これは予算概要では3ページの参考の欄をご参照いただければと思います。
次に、5款の繰越金でありますが、昨年12月議会において補正をさせていただきましたように、繰越金が生じておりますので、平成21年度と同額の2,000万円を計上いたしました。
次に、6款の諸収入でありますが、雑入のうち有価物売却代金は大型金属、スチール、アルミ及びペットボトルといったものを売却する収入でございますが、この収入は雑入のおよそ60%を占めてございます。スクラップの売却予定価格は前年度当初比でトン当たり大型金属が9円から7,700円、スチールアルミが105円から1万9,530円、ペットボトルが5,250円から1万1,550円というふうに価格が持ち直していることから、有価物売却代金をおよそ4,600万円として、前年度比およそ3,800万円の増収を見込んだところでございます。
次に、予算書の8ページをお開きいただきたいと思います。
主な歳出でありますが、2款総務費の2目財政調整基金費の積立金については、焼却炉等の適正管理を図るとともに、突発的な事故等にも対応できるよう、前年度財政調整基金を積み立ていたしました。今年度につきましては基金から取崩しをしておりますので、積み立てはしておりません。よって、前年度比およそ2,200万円の減ということになっております。
次に、3款衛生費の1目清掃総務費については、給料等の職員人件費が主な費用でございます。前年度比およそ500万円の減額となっております。主な要因は予算書11ページ、19節の総合事務組合負担金のうち、退職者に係る退職手当特別負担金が21年度の退職者3名分から、22年度は退職者1名分となったことで前年度比およそ950万円ほどの減となったことによるものであります。
次に、同じ11ページの2目塵芥処理費、11節需用費の修繕費、およそ5億8,800万円でありますけれども、前年度比およそ2億900万円増額となっております。主な要因は、21年度中緊急修繕が発生いたしまして、予定した修繕の一部を先送りしたことから、先送りした修繕を22年度に加えたことによるものでございます。
13節委託料では、廃棄物処理業務委託料およそ2億7,000万円でありますけれども、前年度比およそ2,300万円ほど増額となっております。主な要因は、プラスチック類、化繊の衣類などが可燃ごみに混在しまして、ごみの性状が変化してきている現状でございます。こういったものが有害ガスを発生させる要因となっております。この発生濃度の上昇を抑制するために、消石灰、あるいは活性炭を使用しますけれども、使用量に応じた集じん灰が残ってしまうということ。また、粗大残渣など瀬戸物類、こういった残渣となってしまうようなごみ質の変化が生じてきていることなどによりまして、灰や粗大残渣の発生割合が増加しているということによるものでございます。
これら、以上ご説明申し上げました歳出関係の目的別・性質別の比較につきましては、予算概要3ページから6ページに掲載してございますので、ご参照ください。
次に、予算書では12ページをお開きいただきたいと思います。
4款の公債費でありますけれども、元金及び利子の合計で前年度比およそ2億2,600万円の減となっております。主な要因は、償還口数が平成21年度9口から22年度7口に減少することによるものであります。この関係につきましては、予算概要では7ページ、8ページをご参照ください。掲載してございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(池田則子) 内容説明が終わりました。
これより議案に対する質疑を行います。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
次に、討論を行います。討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) 討論なしと認めます。
よって、本件を採決いたします。
第2号議案 平成22年度志木地区衛生組合歳入歳出予算についてを原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田則子) ご異議なしと認めます。
よって、第2号議案は原案のとおり可決されました。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎閉会の宣告
○議長(池田則子) 今定例会の議事録の調製については、議長に委任されたいと思いますので、ご了承願います。
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
よって、平成22年志木地区衛生組合議会第1回定例会を閉会し、直ちに散会いたします。本日はお疲れさまでした。
午前11時25分 閉 会



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参考資料 

平成22年志木地区衛生組合議会第1回定例会議案等一覧及び審議結果
平成22年3月29日
 

議案番号       件 名 審議結果 採択の状況 議決等年月日
第1号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例及び志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定について 原案可決 全会一致 H22・3・29
第2号議案 平成22年度志木地区衛生組合歳入歳出予算について 原案可決 全会一致 H22・3・29
第3号議案 志木地区衛生組合監査委員の選任について 原案可決 全会一致 H22・3・29

 

 


平成22年志木地区衛生組合議会第1回定例会一般質問通告一覧
 

順位 質問者及び質問要旨 答弁者
10番 白井忠雄 議員
1 最終処分場の今後の見通しについて
管理者
4番 根岸 操 議員
1 (仮称)志木環境センター用地について
(1)少年野球チームとの関係について
(2)今後の適正管理の内容について
管理者
18番 高浦康彦 議員
1 粗大ごみ破砕処理施設の更新計画について
(1)更新計画の概要について
(2)生活環境影響調査について
(3)経費について
管理者