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志木地区衛生組合

会議録

平成21年第4回志木地区衛生組合定例会 会議録

平成21年12月24日

 

目  次
招集告示
応召・不応召議員
議事日程
出席者等
議長あいさつ
議会運営委員会委員長報告
開会及び開議の宣告
議長報告
会議録署名議員の指名
会期の決定
管理者行政報告
決算審査特別委員会審査報告
一般質問
第10号議案 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について
第11号議案 平成21年度志木地区衛生組合歳入歳出補正予算(第2号)について
閉会の宣告

参考資料

 

         

○ 招  集  告  示

志木地区衛生組合告示第15号

平成21年志木地区衛生組合議会第4回定例会を次のとおり招集する。

平成21年12月2日

志木地区衛生組合管理者  長 沼   明




1 日 時   平成21年12月24日(木)午前10時

2 場 所   志木地区衛生組合会議室

○応招・不応招議員

平成21年志木地区衛生組合議会第4回定例会   12月24日(木)

応招議員(18名)

 1番 井 上 恭 子 議員  2番 鈴 木 光 男 議員
 3番 関 野 兼太郎 議員  4番 根 岸   操 議員
 5番 深 井 平 次 議員  6番 藤 屋 喜代美 議員
 7番 朝 賀 英 義 議員  8番 島 田 久仁代 議員
 9番 嶋 野 加 代 議員 10番 白 井 忠 雄 議員
11番 滝 本 恭 雪 議員 12番 並 木 平 八 議員
13番 池ノ内  秀 夫 議員 14番 磯 野 晶 子 議員
15番 伊地知 伸 久 議員 16番 内 山 純 夫 議員
17番 鈴 木   潔 議員 18番 高 浦 康 彦 議員

 

不応招議員(なし)

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平成21年志木地区衛生組合議会第4回定例会

平成21年12月24日(木曜日)

○議 事 日 程
開   会
議長報告
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 管理者の行政報告
日程第 4 決算審査特別委員会審査報告
日程第 5 一般質問   18番 高浦 康彦 議員
日程第 6 第10号議案 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について
日程第 7 第11号議案 平成21年度志木地区衛生組合歳入歳出補正予算(第2号)について
閉   会


○出席議員(18名)
1番 井 上 恭 子 議員
2番 鈴 木 光 男 議員
3番 関 野 兼太郎 議員
4番 根 岸   操 議員
5番 深 井 平 次 議員
6番 藤 屋 喜代美 議員
7番 朝 賀 英 義 議員
8番 島 田 久仁代 議員
9番 嶋 野 加 代 議員
10番 白 井 忠 雄 議員
11番 滝 本 恭 雪 議員
12番 並 木 平 八 議員
13番 池ノ内 秀 夫  議員
14番 磯 野 晶 子 議員
15番 伊地知 伸 久 議員
16番 内 山 純 夫 議員
17番 鈴 木   潔 議員
18番 高 浦 康 彦 議員
────────────────────────────────────────
○欠席議員(なし)
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○説明のための出席者
管理者                 長 沼   明 

副管理者              星 野 信 吾 

副管理者              須 田 健 治 

常任副管理者        山 中   満

監査委員           松 本 四 郎 

会計管理者           加 藤 恭 己

総務課長              白 砂 一 男 

企画業務課長        菊 池 直見津 

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○職務のため議場に出席した者の職氏名
総務課総務係長     髙 村 俊 晃 

企画業務課主査     内 田 武 二 

企画業務課主任     嶋 田   靖 

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午前10時00分 開 会

◎議長あいさつ
○議長(鈴木 潔) 皆さん、おはようございます。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎議会運営委員会委員長報告
○議長(鈴木 潔) 開会に先立ちまして議会運営委員会が開催されておりますので、議会運営委員会委員長より会議の結果の報告をお願いいたします。
議会運営委員会委員長、関野兼太郎議員。
○議会運営委員会委員長報告(関野兼太郎) おはようございます。
平成21年志木地区衛生組合議会第4回定例会に当たり、本日9時30分より議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果をご報告いたします。
まず、会期についてでありますが、本日1日ということで決定をいたしました。
次に、議事日程についてでありますが、皆様のお手元に配布しております議事日程のとおりで、日程第1、会議録署名議員の指名から日程第7、第11号議案までということで決定をいたしました。
次に、配布資料につきましては、お手元に決算審査特別委員会審査報告書を配布いたしましたが、その他といたしまして21年度版の志木地区衛生組合議会の概要の冊子ができましたので、あわせて配布することといたしました。
以上、議会運営委員会の報告とさせていただきました。どうぞよろしくお願いをいたします。
○議長(鈴木 潔) ただいまの委員長報告のとおりご了承願います。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎開会及び開議の宣告
○議長(鈴木 潔) ただいまの出席議員は17名でございます。定足数に達しております。よって、議会は成立いたしましたので、平成21年志木地区衛生組合議会第4回定例会を開会し、直ちに会議を開きます。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎議長報告
○議長(鈴木 潔) ここでご報告申し上げます。
監査委員から提出されました例月出納検査の結果報告の写しをお手元に配布いたしましたので、ご了承願います。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎会議録署名議員の指名
○議長(鈴木 潔) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員の指名は、会議規則第100条の規定により、議長において指名いたします。
会議録署名議員は、
8番 島 田 久仁代 議員
9番 嶋 野 加 代 議員
10番 白 井 忠 雄 議員
以上3名を指名いたします。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎会期の決定
○議長(鈴木 潔) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
本定例会の会期は、先ほどの議会運営委員会委員長報告のとおり、本日1日といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) ご異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎管理者の行政報告
○議長(鈴木 潔) 次に、日程第3、管理者の行政報告を行います。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) おはようございます。開会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
本日は、平成21年組合議会第4回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様方におかれましてはご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
本定例会に提案をしております議案は2件となっております。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
それでは、さきの定例会以降の動向について2件ご報告申し上げます。
初めに、再商品化合理化拠出金についてご報告申し上げます。
平成20年4月から施行された改正容器包装リサイクル法第10条の2の規定により、一定の要件の下、容器包装廃棄物を分別処理し、再商品化に取り組ん だ自治体に対しては特定事業者から資金が拠出される仕組みが創設されたところであります。当組合におきましては、この制度によりプラスチック製容器包装廃 棄物の分別処理に対しまして、特定事業者からおよそ3,600万円の拠出金を受領したところであります。今後におきましても、改正容器包装リサイクル法を 踏まえた適正な分別処理に積極的に取り組んでまいります。
次に、手数料及び有価物売却状況についてご報告申し上げます。
事業系可燃ごみ及び家庭系粗大ごみの直接搬入量が予定数量を上回る見込みであることから、一般廃棄物処理手数料の増額が見込まれます。また、アルミ缶 及びスチール缶などの有価物の売却の価格につきましては、昨年の下半期において世界金融危機の影響が波及し、国際的に金属資源が暴落となり、とりわけ鉄く ず等のスクラップ価格は大暴落となって、当組合における歳入の大幅な減少となったところであります。
このような状況の下、平成21年度におきましては先行き不透明なスクラップ価格でありましたが、緩やかに回復している状況にあり、具体的には下半期の 契約におきまして、アルミ缶及びスチール缶はトン当たり1万5,000円から2万7,900円に、大型金属でも2,500円から1万1,000円になるな ど、一定の歳入の確保が見込まれるものであります。
これらの状況を踏まえ、平成21年度志木地区衛生組合歳入歳出補正予算(第2号)を提案させていただいております。今回の補正では特定事業者からの拠 出金及び一般廃棄物処理手数料の増額などで、およそ1億1,100円の財源は財政調整基金に積み立てることにいたしました。この財政調整基金を活用し、今 後、焼却施設の老朽化に伴う修繕や焼却炉等の適正管理を図るとともに、突発的な事故等にも対応できるように取り組んでまいります。なお、補正後の財政調整 基金の残高はおよそ1億6,700万円となります。
以上で開会に当たりましてのあいさつ並びに管理者の行政報告を終わります。
○議長(鈴木 潔) 以上で行政報告を終わります。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎決算審査特別委員会審査報告
○議長(鈴木 潔) 次に、日程第4、決算審査特別委員会審査報告を行います。
平成21年第3回定例会において決算審査特別委員会に閉会中の継続審査として付託してありました第6号議案 平成20年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定についてを議題とし、委員長から報告を求めます。
決算審査特別委員会委員長、藤屋喜代美議員。
○決算審査特別委員会委員長(藤屋喜代美) おはようございます。ただいま議長よりご指名をいただきましたので、志木地区衛生組合議会決算審査特別委員会審査報告をさせていただきます。
平成21年第3回定例議会において、本委員会に付託され、閉会中の継続審査となっていました議案について慎重に審査した結果を、志木地区衛生組合議会会議規則第67条の規定により報告をいたします。
審査した議案は第6号議案 平成20年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定についてであります。
志木地区衛生組合議会決算審査特別委員会委員につきましては、私、委員長藤屋のほか、伊地知伸久副委員長、根岸操委員、島田久仁代委員、滝本恭雪委員、磯野晶子委員、以上6名で審査を行いました。
日程及び審査内容につきましては、開催日時は平成21年11月13日金曜日、午前10時から10時47分まで、場所は志木地区衛生組合会議室で行い、審査内容は決算概要の説明及び質疑応答であります。
審査の結果につきましては、全会一致をもって原案のとおり認定すべきものと決したものであります。
審査経過及び指摘・要望事項については、本委員会に付託された案件について事前に資料の配布を求め、執行部から詳細な説明を求めて慎重かつ活発に審査 した結果、財政調整基金については平成20年度末で約3,100万円と少なく、今後施設の維持管理上不安と考えますので、適正な財政調整基金の管理に努め られるよう要望をいたします。
以上をもちまして報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(鈴木 潔) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
藤屋委員長、お疲れさまでございました。
次に、討論を行います。
討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) 討論なしと認めます。
よって、本件を採決いたします。
第6号議案 平成20年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定について、委員長報告のとおり認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) ご異議なしと認めます。
よって、第6号議案は原案のとおり認定されました。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎一般質問
○議長(鈴木 潔) 次に、日程第5、一般質問を行います。
通告者は1名でございます。
質問の要旨については、お手元に配布してあるとおりでございます。
18番、高浦康彦議員の一般質問を許します。
18番、高浦康彦議員。
○18番(高浦康彦) おはようございます。
ただいま議長から指名をいただきましたので、通告順に従いまして質問させていただきます。
質問は1つですが、大きい1として改正容器包装リサイクルについて管理者に質問をさせていただきます。
(1)として、再商品化合理化拠出金についてであります。
先ほど管理者からの行政報告にありました再商品化合理化拠出金についての質問でございますが、この制度によりましてプラスチック製容器包装廃棄物の分 別処理に対して、特定事業者からおよそ3,600万円の拠出金を受領したとありました。改正容器包装リサイクル法は平成18年6月に公布されまして、拠出 金の条項が平成20年度4月に施行され、今回初めて拠出金が支払われることになったわけでございます。初めてのことでありますので、今回3,600万円の 拠出金の算定根拠について詳しい説明をお願いしたいと思います。また、想定単価と想定量並びに実際にかかった再商品化費用総額についてもお答えいただきた いと思います。
(2)今後の分別処理改善策について伺います。
今後の課題ですが、先ほどの管理者行政報告におきましては、改正容器包装リサイクル法を踏まえ、適正な分別処理に積極的に取り組むと述べられておりま す。具体的に今後の分別処理改善策、どのような検討をされているのでしょうか、ご所見をお聞かせいただきたいと思います。
第1回目の質問とさせていただきます。
○議長(鈴木 潔) 答弁を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 高浦議員のご質問にご答弁申し上げます。
(1)及び(2)につきましては、関連がありますので、一括してご答弁申し上げます。
再商品化合理化拠出金についてでありますけれども、分別基準適合物ごとに以下の算式で算出されるということで示されております。再商品化合理化拠出金 総額というのは、いわゆる想定額から現に要した費用を控除して、その2分の1が再商品化合理化拠出金の総額ということになっております。この再商品化合理 化拠出金の総額についてでありますけれども、この中で例えばプラスチック製容器包装につきましては、おおむね91億円程度という金額が示されております。 この想定額についてでありますけれども、想定額につきましては、想定価格に想定量を乗じて得た金額ということで算定されているところであります。
あわせまして、限に要した費用につきましては、協会が当該年度に市町村から引き取った分別基準適合物の再商品化に要した費用ということで、再商品化事 業者への支払い実績額、これについては特定事業者負担分のみで消費税は含まずというふうに算式が示されているところであります。
あわせまして、今後におきましても管理者の行政報告で申し上げましたとおり、適正な分別処理によりまして拠出金を受ける基準となる品質の維持を図ってまいりたいというふうに考えております。
以上であります。
○議長(鈴木 潔) 高浦議員。
○18番(高浦康彦) なかなか拠出金の総額、算定根拠、今ご説明いただきましたんですが、今のご答弁によりますと、想定単価を決めて想定量を乗じて想定 額と。実際この想定単価と想定量が当該組合としてどのような値となっているのか、具体的な単価と量、それからその後、掛け算で乗じて想定額ということにな ろうと思いますが、具体的な数値をお示しいただきたいと思います。
その額から実際かかった商品化総額との差の2分の1が拠出金として戻るという仕組みのようでありますが、先ほどのご答弁の中で、全体としてプラスチックについてはおおむね91億円だというお話でございます。
具体的に5つの点について質問いたしますが、先ほどの具体的な単価については1回目の単価でお答えいただきましたので、それと合わせますと6点になり ますが、まず1点目は先ほどの具体的な数値です。それから、2点目は想定単価の想定についてなんですが、今回プラスチックに限っての話のようであります が、再商品化するにはさまざまな回収方法、手法が異なるようであります。トレーの容器に使うとか、トレー以外のものにリサイクルするという場合、それぞれ 単価が違う、想定単価が違うようであります。例えばトレー用の想定単価はトン当たり4万3,000円ちょうど、トレー以外は9万4,000円ということの ようです。また、合成ガスに再利用されると約6万5,000円と。それぞれさまざまな単価になっています。
この回収、当組合からのプラスチックがどのような処理の手法に適用されているのかなんですが、それは日本容器包装リサイクル協会が定めるんでしょう か。そして、その手法の加重平均から想定単価が決められるのでしょうか。想定単価の設定についてお答えいただきたいと思います。
それから3点目になりますが、再商品化合理化拠出金の配分方法についてなんですが、配分については品質と低減率の寄与によって定められるというふうに なっているようであります。品質についての評価が2分の1、また残りの2分の1については低減化の寄与度によって決められ、全国の低減量に対し当組合の低 減率の比率で案分されるという仕組みのようであります。当組合の品質と低減化、それぞれの評価はどのようなレベルなんでしょうか。これが3点目です。
それから4点目としては、実際かかった再商品化費用総額に、やはり付加価値が生まれるんですね。いろいろなトレーにも使われるとか、そういう付加価値 が生じて、いわゆる有価物としてリサイクルされる。その評価、価値の部分についてはどのように扱われているんでしょうか。ご説明いただきたいと思います。
それから5点目ですけれども、今回の拠出金についてはプラスチック製の容器包装廃棄物が対象ですが、それ以外の物質、ガラスとか紙とかなどは対象となっていないのでしょうか。その点についてご説明を求めます。
それから、最後に今回の拠出金の制度でありますが、あくまでも品質と低減化に対する成果配分という性格のものです。ところが、当組合は何年来となくプ ラスチック容器包装分別に多くのコウツウをかけておりました。既に品質低減策を講じてきておるわけです。今までの成果は対費用効果として、当然今回のよう に影響額を生んでいたわけですね。そういうふうに想定します。しかしながら、このような拠出金制度はありませんでした。逆に言えば、幾ら今まで選別をして も持ち出しとなっていたのではないでしょうか。今までの分別工程の対費用効果とどのように評価しているのか、改めてお答えをいただきたいと思います。
以上で、再質問。
○議長(鈴木 潔) 答弁を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 高浦議員の再質問にご答弁申し上げます。
まず、ガラス瓶、これは無色ですけれども、これの想定額はおよそ2億9,000万円、現に要した費用はそれ以上の3億5,000万円ということでありますので、再商品化合理化拠出金はゼロ円ということになります。
次に、ガラス瓶、これは茶色ですけれども、想定額がおよそ3億5,000万円、これに対して現に要した費用がそれ以上の3億9,000万円ということでありますので、再商品化合理化拠出金はゼロ円ということになります。
あわせまして、ガラス瓶のその他の色につきましては、想定額は5億5,000万円に対して、現に要した費用が6億4,000万円程度ということで、これもゼロ円ということに再商品化合理化拠出金はなります。
次いで、ペットボトルにつきましては想定額がおよそ7億5,000万円に対しまして、現に要した費用がおよそ1億円ということでありますので、これを 控除して2分の1を乗じて得た額ということで、ペットボトルについては再商品化合理化拠出金がおよそ3億2,000万円程度ということになります。
それから、紙製容器包装につきましては、想定額が1億2,000万円程度に対して、現に要した費用が1,200万円程度ということでありますので、こ れを控除して、その2分の1を乗じて得た額ということになりますので、再商品化合理化拠出金についてはおよそ5,600万円程度というふうに相なる次第で あります。
同様に、残りも事務的なお話ですので、常任副管理者からご答弁いたさせます。
○議長(鈴木 潔) 答弁を求めます。
山中常任副管理者。
○常任副管理者(山中 満) お答え申し上げます。
想定単価につきましては、管理者からのお答えのとおりでございます。2点目の想定単価の設定についてでございますが、これは協会のほうで設定する単価でございます。直近3年間の商品化実績単価の平均値を基に設定されます。
それから、3点目の配分方法についてでございますが、これは議員さんもご理解のとおりでございますが、再度申し上げますと、2分の1に相当する金額を 勘案して、特定事業者から再商品化に取り組んだ自治体に拠出金として支払われます。内訳につきましては、拠出金の総額およそ91億円ですが、それの2分の 1は品質基準に基づき、そのほかの2分の1は低減額、再商品化にかかった費用に応じて自治体に配分されるという方法でございます。
次に、評価はというご質問ですが、組合の品質につきましては96.7%、Aランクということで評価されてございます。
次に、4点目の再商品化にかかった費用は幾らかというご質問でございます。品質につきましては排出量で算定されます。したがって、ご質問の件は品質で はなくて低減額についてかかわるものですが、費用については1億5,300万ほどが協会で再商品化にかけられた費用でございます。内容についてはマテリア ルという方法で処理をされているようでございます。
5点目の紙は対象にならないのかというご質問でございますが、協会のほうではガラス瓶については無職、茶色、その他の色と。それからペットボトル、紙 容器包装、プラスチック製容器包装と、この種類が対象になってございますが、組合といたしましては売却できるものは独自処理ということで処理をしてござい ますので、協会に排出しているものとしては紙容器包装は出していないということでご理解をいただきたいと存じます。
続きまして、6点目の品質と低減にかかわる費用対効果の関係です。これに関しましては、やはり費用についてのほうが大きいということでございます。決 算等を見ていただくとお分かりかと思いますが、委託費用、分別処理費用、これらの費用はおよそ1億円ほどかかってございます。したがって、その対費用を見 ますと正に費用のほうがかかるということでわかると思います。
以上でございます。
○議長(鈴木 潔) よろしいですか。
高浦議員。
○18番(高浦康彦) おおむね事務的な決定の内容、想定単価等は協会のほうで定められるというご答弁でありました。全体的に当組合として品質は評価とし てAランクだということで、その影響、拠出金に対する反映はどういうふうにされるのでしょうか。それから、あわせて低減化に対する同じく反映、拠出金に対 する反映はどのような処置が講じられているのか、お伺いいたします。
○議長(鈴木 潔) 答弁を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 高浦議員の再々質問にご答弁申し上げます。
拠出金に対する反映という質問の趣旨が私、判然としないんですけれども、拠出金に対する費用対効果という趣旨であれば、先ほど常任副管理者からご答弁 申し上げましたように、3,600万円を今回補正予算でも計上しておりますけれども、それの受領額ですから、それとの対比を費用対効果については当然受け 入れ額のほうが少ないということであります。
○議長(鈴木 潔) 以上で、18番、高浦康彦議員の一般質問を終わります。
以上で一般質問を終結いたします。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎第10号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(鈴木 潔) 次に、日程第6、第10号議案 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてを議題といたします。
議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) ご異議なしと認めます。
よって、議案の朗読は省略いたします。
提案理由の説明を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 第10号議案 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてご説明申し上げます。
本案は、加須市が埼玉県市町村総合事務組合規約第4条第3号に掲げる事務を共同処理するため、同組合規約を変更することについて協議したいので、地方自治法第290条の規定によりこの案を提出するものであります。
○議長(鈴木 潔) 提案理由の説明が終わりました。
常任副管理者より内容の説明を求めます。
山中常任副管理者。
○常任副管理者(山中 満) ただいま管理者の提案説明でご説明した内容による規約変更に伴う協議につきましては、本年9月3日付けで埼玉県市町村総合事務組合から協議の依頼がありましたので、提出するものであります。
なお、構成市におきましても同様な手続を行ってございます。
以上でございます。
○議長(鈴木 潔) 内容説明が終わりました。
これより議案に対する質疑を行います。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
次に、討論を行います。
討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) 討論なしと認めます。
よって、本件を採択いたします。
第10号議案 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてを原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) ご異議なしと認めます。
よって、第10号議案は原案のとおり可決されました。
─────────────────── ◇ ────────────────────
◎議案第11号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(鈴木 潔) 次に、日程第7、第11号議案 平成21年度志木地区衛生組合歳入歳出補正予算(第2号)についてを議題といたします。
議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) ご異議なしと認めます。
よって、議案の朗読は省略いたします。
提案理由の説明を求めます。
長沼管理者。
○管理者(長沼 明) 第11号議案 平成21年度志木地区衛生組合歳入歳出補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,694万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ24億8,452万円とするもので、地方自治法第218条第1項の規定によりこの案を提出するものであります。
○議長(鈴木 潔) 提案理由の説明が終わりました。
常任副管理者より内容の説明を求めます。
山中常任副管理者。
○常任副管理者(山中 満) 平成21年度志木地区衛生組合歳入歳出補正予算(第2号)の内容についてご説明申し上げます。
予算書の5ページから6ページになりますので、お開きいただきたいと存じます。
初めに、歳入についてでありますが、衛生手数料の一般廃棄物処理手数料のうち、事業系可燃ごみについて、当初搬入量の見込みについては景気後退の流れ の中で減少するものと推計いたしまして、1万4,225トン見込んだところでございますが、景気の緩やかな回復もありまして、上半期で見込みのおよそ 54%の7,665トンが搬入されました。よって、年度末に向けて当初比較で400トン増加するものと見込みまして、1万4,625トンとするものでござ います。また、家庭系粗大ごみの直接搬入量につきましても1,033トン見込んだところでございますが、上半期で既に見込みのおよそ60%の619トンが 搬入されましたことから、年度末に向けて当初比較で100トン増加するものと見込みまして、1,133トンとするものでございます。この増量見込みにより まして、手数料収入は1,000万円の増額とさせていただくものでございます。
次に、利子及び配当金の財政調整基金利子でありますが、利子が確定いたしましたので6万7,000円の増額をさせていただくものでございます。
次に、繰越金でありますが、平成20年度の決算で生じております繰越金3,186万5,000円から、当初予算に計上しております2,000万円の差額1,186万5,000円を増額するものであります。
次に、雑入でありますが、補正の要件が3件ほどございます。
まず、1件目は有価物の売却単価が確定いたしましたので、年度末の売却量を見込み、3,836万5,000円の増額補正をするものであります。
2件目は共通割引回数券販売手数料でありますが、富士見川越有料道路の割引回数券の販売取扱所として指定を受けまして、5%の手数料を受けておりまし たが、本年8月から無料化されまして、手数料収入は7月までの5万8,500円となりましたので、13万2,000円の減額をするものであります。
3件目は再商品化合理化拠出金の収入でありますが、管理者の行政報告にもありますように、当組合におきましてはこの制度によりプラスチック製容器包装 廃棄物の分別処理に対しまして、特定事業者から拠出金を受領いたしました。3,677万8,000円を補正するものでございます。
これらの結果、雑入では合計7,501万1,000円を増額するものでございます。
次に、6ページになりますが、歳出であります。財政調整基金費では財政調整基金の利子積立金と補正による歳入歳出の差額分の合計1億1,129万5,000円を増額するものであります。
次に、塵芥処理費の光熱水費でありますが、電気料の減額でございます。主な要因は、電力会社では燃料単価の変動に応じて電気料金を調整し、設定されて おりますが、その燃料費調整単価がマイナスに転じ、料金が下がったことから、2,297万1,000円を減額するものであります。
次に、委託料でありますが、運転管理業務委託料では契約差金の330万9,000円を減額するものであります。
廃棄物処理業務委託料では1,463万6,000円の増額とするものであります。主な要因は、有害ガスを発生させます化学製品、こういったものが可燃 ごみの中に混在しております。こういうことから、ごみの性状が変化していきているために有害ガスの発生濃度の上昇を抑制させるために、消石灰や活性炭の使 用量が増加しているということによるものでございます。そのため、集じん灰の発生割合の増加となっております。また、粗大、不燃残渣については瀬戸物類、 こういったものが残渣となってしまう、ごみ質に変化が生じてきているという一因がございまして、これらの結果、委託料では合計1,132万7,000円を 増額とするものでございます。
次に、有料道路使用料でありますが、本年8月から富士見川越有料道路が無料化されたということで、7月までの使用分を精算しましたので、270万9,000円の減額をするものであります。
次に、公債費の利子についてでありますが、当初予算調製の際に端数処理に当たり1,000円以下を切り捨てて計上しております。これを予算編成の四捨五入の原則から、1,000円を増額させて調製をさせていただくというものでございます。
以上でございます。
○議長(鈴木 潔) 内容の説明が終わりました。
これより議案に対する質疑を行います。
質疑ございませんか。
7番、朝賀議員。
○7番(朝賀英義) 1点だけお聞きいたしますが、6ページの運転管理業務委託料で契約時の差金ということで330万円余りが計上されていますが、結構額 的には大きいというふうに思うんですけれども、減額になる要因というんですか、何か契約の中身で変えたことがあるんでしょうか、その辺ちょっと聞かせてく ださい。
○議長(鈴木 潔) 答弁を求めます。
山中常任副管理者。
○常任副管理者(山中 満) お答え申し上げます。
まず、契約に際する積算をする際に、人件費が9割方でございますので、その人件費の単価を各施設調整、平準化したということが1点ございます。その平 準化した根拠につきましては、ある一定の県の状況ですとか単価でございます。そういったものを採用する、あるいは廃棄物の委託の全国的な状況を見極めて算 定したということで、今回のこういった影響が出てきているということでご理解をいただきたいと思います。
○議長(鈴木 潔) よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) 質疑なしと見て、質疑を終結いたします。
次に、討論を行います。
討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) 討論なしと認めます。
よって、本件を採決いたします。
第11号議案 平成21年度志木地区衛生組合歳入歳出補正予算(第2号)についてを原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木 潔) ご異議なしと認めます。
よって、第11号議案は原案のとおり可決されました。
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◎閉会の宣告
○議長(鈴木 潔) 本定例会の議事録の調製については、議長に委任されたいと思いますので、ご了承願います。
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
閉会に当たり、議長より一言ごあいさつ申し上げます。
議員各位、正副管理者並びに執行部の皆様にはこの1年大変お世話になりました。ことしも残すところ1週間、何かと気ぜわしくなりますが、皆様にはくれ ぐれもご自愛の上、輝く新春をお迎えになりますようご祈念申し上げ、平成21年志木地区衛生組合議会第4回定例会を閉会し、直ちに散会いたします。ご苦労 さまでございました。
午前10時44分 閉 会

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参考資料

平成21年志木地区衛生組合議会第4回定例会議案等一覧及び審議結果
平成21年12月24日

議案番号       件 名 審議結果 採択の状況 議決等年月日
第6号議案 平成20年度志木地区衛生組合歳入歳出決算の認定について 原案認定 全会一致 H21・12・24
第10号議案 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について 原案認定 全会一致 H21・12・24
第11号議案 平成21年度志木地区衛生組合歳入歳出補正予算(第2号)について 原案認定 全会一致 H21・12・24

 

 

平成21年志木地区衛生組合議会第4回定例会一般質問通告一覧

順位 質問者及び質問要旨 答弁者
18番 高浦康彦 議員
1 改正容器包装リサイクル法について
(1)再商品化合理化拠出金について
(2)今後の分別処理改善策について
管理者