会議録
令和2年第1回志木地区衛生組合定例会 会議録
令和2年3月24日(火)
○ 招 集 告 示
志木地区衛生組合告示第3号
令和2年志木地区衛生組合議会第1回定例会を次のとおり招集する。
令和2年3月4日
志木地区衛生組合管理者 並 木 傑
記
1 日 時 令和2年3月24日(火)午後2時30分
2 場 所 志木地区衛生組合会議室
○応招・不応招議員
令和2年志木地区衛生組合議会第1回定例会 3月24日(火)
応招議員(17名)
1番 篠 田 剛 議員 2番 勝 山 祥 議員
3番 加 藤 清 議員 4番 関 野 兼太郎 議員
5番 田 中 栄 志 議員 6番 寺 田 玲 議員
7番 池 田 貞 雄 議員 8番 石 島 陽 子 議員
9番 上 田 美小枝 議員 10番 笠 原 進 議員
11番 佐 藤 重 忠 議員 12番 滝 本 恭 雪 議員
13番 安 藤 圭 介 議員 14番 小 山 幹 雄 議員
16番 今 村 弘 志 議員 17番 天 田 いづみ 議員
18番 池ノ内 秀 夫 議員
不応招議員(1名)
15番 高 浦 康 彦 議員
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令和2年志木地区衛生組合議会第1回定例会
令和2年3月24日(火曜日)
○議 事 日 程
開 会
議長報告
日程第 1 議席の指定
日程第 2 会議録署名議員の指名
日程第 3 会期の決定
日程第 4 管理者の行政報告
日程第 5 第1号議案 志木地区衛生組合監査委員の選任について
日程第 6 第2号議案 志木地区衛生組合監査委員条例の一部を改正する条例の制定につ
いて
日程第 7 第3号議案 令和2年度志木地区衛生組合歳入歳出予算
閉 会
○出席議員(17名)
1番 篠 田 剛 議員
2番 勝 山 祥 議員
3番 加 藤 清 議員
4番 関 野 兼太郎 議員
5番 田 中 栄 志 議員
6番 寺 田 玲 議員
7番 池 田 貞 雄 議員
8番 石 島 陽 子 議員
9番 上 田 美小枝 議員
10番 笠 原 進 議員
11番 佐 藤 重 忠 議員
12番 滝 本 恭 雪 議員
13番 安 藤 圭 介 議員
14番 小 山 幹 雄 議員
16番 今 村 弘 志 議員
17番 天 田 いづみ 議員
18番 池ノ内 秀 夫 議員
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○欠席議員(1名)
15番 高 浦 康 彦 議員
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○説明のための出席者
管理者 並 木 傑
副管理者 香 川 武 文
副管理者 星 野 光 弘
常任副管理者 増 子 義 久
監査委員 松 本 四 郎
会計管理者 小日向 哲 也
総務課長 栗 山 健 司
企画業務課長 末 永 隆 宏
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○職務のため議場に出席した者の職氏名
総務課長補佐 寺 島 暁 恵
企画業務課長補佐 時 田 英 司
総務課総務係長 高 橋 知 江
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午後 2時28分 開 会
◎議長挨拶
○議長(篠田 剛) 皆様、こんにちは。定刻前にご参集いただきましてありがとうございます。
まず初めに、新座市選出の組合議員の皆様におかれましては、さきの新座市議会議員選挙におかれましてめでたく当選されましたこと、心よりお祝いを申し上げます。
また、この議場ですが、なかなか換気が厳しい状況でございますので、発言、または答弁の際にマスクをしながらということもあろうかと思います。その際には、聞きづらい点がございましたら遠慮なく申し出ていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
新座市からの議会運営委員会委員を、委員会条例第3条第1項ただし書の規定により、閉会中において議長が指名いたしましたので、ご報告申し上げます。池田貞雄議員、佐藤重忠議員を指名いたしましたので、ご報告いたします。
なお、先ほど議会運営委員会が開催され、池田貞雄議員が委員長に選出されました。
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◎議会運営委員会委員長報告
○議長(篠田 剛) それでは、議会運営委員会委員長より会議結果の報告をお願いいたします。
議会運営委員会委員長、池田貞雄議員。
○議会運営委員会委員長(池田貞雄) こんにちは。
令和2年志木地区衛生組合議会第1回定例会に当たり、本日午後2時より議会運営委員会を開催いたしました。私、新座の池田貞雄が委員長に選任されました。よろしくお願いいたします。重要な役職でございますので、副委員長の加藤清議員に補佐をお願いいたしまして務めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、議会運営委員会の会議結果を報告させていただきます。
まず、会期についてでありますが、本日1日ということで決定をいたしました。
次に、議事日程についてでありますが、皆様のお手元に配布しております議事日程のとおりで、日程第1、議席の指定から、日程第7、第3号議案 令和2年度志木地区衛生組合歳入歳出予算までということで決定をいたしました。
以上、議会運営委員会会議結果の報告をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(篠田 剛) ただいまの委員長報告のとおり、ご了承願います。
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◎新議員の紹介
○議長(篠田 剛) ここで、新議員の紹介を行います。
新座市議会におきまして新たに組合議員に選出されました議員の方に自己紹介をお願いしたいと思います。
初めに、池田貞雄議員、お願いいたします。
○7番(池田貞雄) 池田です。よろしくお願いします。
○議長(篠田 剛) 次に、石島陽子議員、お願いいたします。
○8番(石島陽子) 石島です。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(篠田 剛) 次に、上田美小枝議員、お願いいたします。
○9番(上田美小枝) 上田美小枝です。よろしくお願いします。
○議長(篠田 剛) 次に、笠原進議員、お願いいたします。
○10番(笠原 進) 笠原です。どうぞよろしくお願いします。
○議長(篠田 剛) 次に、佐藤重忠議員、お願いいたします。
○11番(佐藤重忠) 佐藤でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(篠田 剛) 最後に、滝本恭雪議員、お願いいたします。
○12番(滝本恭雪) 滝本です。よろしくお願いいたします。
○議長(篠田 剛) 以上をもちまして、新議員の自己紹介を終わります。
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◎開会及び開議の宣告
○議長(篠田 剛) ただいまの出席議員は17名です。なお、本日私のほうに15番、高浦康彦議員から欠席する旨の連絡が入っておりますが、定足数に達しております。よって、議会は成立いたしましたので、令和2年志木地区衛生組合議会第1回定例会を開会し、直ちに会議を開きます。
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◎議長報告
○議長(篠田 剛) ここで、ご報告申し上げます。
監査委員から提出された例月出納検査の結果報告の写しをお手元に配布いたしましたので、ご了承願います。
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◎議席の指定
○議長(篠田 剛) 日程第1、議席の指定を行います。
新議員の議席は、会議規則第3条第2項の規定により、議長において指定をいたします。
7番、池田貞雄議員、8番、石島陽子議員、9番、上田美小枝議員、10番、笠原進議員、11番、佐藤重忠議員、12番、滝本恭雪議員。
以上のとおり議席を指定いたしました。
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◎会議録署名議員の指名
○議長(篠田 剛) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員の指名は、会議規則第106条の規定により議長において指名いたします。
会議録署名議員は、
8番 石 島 陽 子 議員
9番 上 田 美小枝 議員
10番 笠 原 進 議員
以上、3名を指名いたします。
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◎会期の決定
○議長(篠田 剛) 日程第3、会期の決定を議題とします。
今定例会の会期は、先ほど議会運営委員会委員長報告のとおり、本日1日としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) ご異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日と決定いたしました。
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◎管理者の行政報告
○議長(篠田 剛) 日程第4、管理者の行政報告を行います。
並木管理者。
○管理者(並木 傑) 皆様、こんにちは。
開会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。
本日は、令和2年組合議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様方にはご多用の中ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げる次第でございます。
先ほど組合議員の交代に伴いましてご紹介をいただきましたが、新たに組合議員になられました新座市の議員の皆様には、これまでの組合議員の皆様と同様、組合行政の推進のためにご指導、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、新たに組合の議会運営委員会委員長にご就任されました池田貞雄委員長におかれましては、本組合の行政推進のため、よろしくご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
なお、本定例会に提案をしております議案は3件となっております。よろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。
それでは、さきの定例会以降の動向といたしまして、既に配布をさせていただいております管理者行政報告に1件追加し、合わせまして2件ご報告申し上げます。
初めに、富士見環境センター長寿命化総合計画の策定及び基幹的設備改良工事発注仕様書の作成につきましてご報告申し上げます。
まず、令和2年度から3か年事業として、富士見環境センター焼却施設基幹的設備改良工事を計画しておりますが、焼却施設のより確実な延命化を図るため、国が示した作成マニュアルに基づき、基礎情報、補修履歴、保全計画及び具体的な延命化対策を取りまとめた富士見環境センター焼却施設長寿命化総合計画を策定したところであります。
また、当該施設の改良工事に向けて、国の廃棄物処理施設の発注仕様書の手引きに基づき、事業者から提出された見積設計図書における技術面や金額面についてしっかりと審査を行い、富士見環境センター焼却施設基幹的設備改良工事発注仕様書を作成したところであります。
本定例会終了後、その内容についての説明会を予定しておりますので、引き続き議員の皆様方にはご理解を賜りたいと思います。
次に、新型コロナウイルス感染症への対応についてでありますが、まず、感染拡大を防止するための措置として、不特定多数の市民の方々が集う利彩館におきまして、3月7日、8日の2日間にわたり実施を予定しておりました第15回リプラ祭を中止させていただくとともに、3月4日から同月31日まで休館とさせていただきましたので、何とぞご理解賜りたいと思います。
また、日々のごみ処理業務への対応でありますが、施設運転管理業務委託事業者との連携を図りつつ、ごみの受入れに支障を来さぬよう、職員等の感染防止及び事業継続のための方策等について協議等を図ったところであります。
いずれにいたしましても、引き続き考え得る事態を想定しながら、できる限りの対策を講じてまいる所存であります。
以上、開会に当たりまして、挨拶並びに行政報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(篠田 剛) 以上で行政報告を終わります。
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◎第1号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(篠田 剛) 日程第5、第1号議案 志木地区衛生組合監査委員の選任についてを議題といたします。
ここで、12番、滝本恭雪議員の退席を求めます。
〔12番 滝本恭雪議員 退席〕
議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) ご異議なしと認めます。
よって、議案の朗読は省略いたします。
提案理由の説明を求めます。
並木管理者。
○管理者(並木 傑) 第1号議案 志木地区衛生組合監査委員の選任についてご説明申し上げます。
本案は、組合議員の監査委員が欠員となりましたので、滝本恭雪氏を選任することについて同意を得たいので、志木地区衛生組合規約第12条第2項の規定により、この案を提出するものであります。
○議長(篠田 剛) 提案理由の説明が終わりました。
これより議案に対する質疑を行います。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
申し上げますが、第1号議案は人事案件のため、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) ご異議なしと認めます。
よって、第1号議案を採決いたします。
第1号議案を原案のとおり同意することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) ご異議なしと認めます。
よって、第1号議案は原案のとおり同意されました。
12番、滝本恭雪議員の復席を求めます。
〔12番 滝本恭雪議員 復席〕
ただいま志木地区衛生組合監査委員に選任されました12番、滝本恭雪議員からご挨拶をお願いいたします。
○監査委員(滝本恭雪) ただいま監査委員という重責に選任をいただき、ご同意いただきました滝本恭雪です。松本監査委員と共に厳正かつ適正な監査に努めてまいる所存ですので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(篠田 剛) ありがとうございました。
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◎第2号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(篠田 剛) 日程第6、第2号議案 志木地区衛生組合監査委員条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) ご異議なしと認めます。
よって、議案の朗読は省略いたします。
提案理由の説明を求めます。
並木管理者。
○管理者(並木 傑) 第2号議案 志木地区衛生組合監査委員条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
本案は、地方自治法の一部改正に伴い、所要の規定の整備をしたいので、地方自治法第96条第1項第1号の規定により、この案を提出するものであります。
以上です。
○議長(篠田 剛) 提案理由の説明が終わりました。
内容説明を求めます。
増子常任副管理者。
○常任副管理者(増子義久) それでは、第2号議案 志木地区衛生組合監査委員条例の一部を改正する条例の制定につきましてご説明申し上げます。
恐れ入りますが、お配りいたしました議案書をご覧ください。
本条例は、地方自治法第202条の規定に基づき、監査委員について必要な事項を定めたものでございますが、このたびの地方自治法の改正に伴い、所要の規定の整備をさせていただきたいので、地方自治法第96条第1項第1号の規定により提出するものでございます。
具体的には、地方公共団体の長等の賠償責任の見直しに関する事項が地方自治法第243条の2へ新たに規定されることにより、現在規定してあります第243条の2、職員の賠償責任の規定が第243条の2の2へ繰り下がることに伴う一部改正でございます。
説明につきましては以上でございます。
○議長(篠田 剛) 内容説明が終わりました。
これより議案に対する質疑を行います。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
次に、討論を行います。
討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) 討論なしと認めます。
よって、本件を採決いたします。
第2号議案 志木地区衛生組合監査委員条例の一部を改正する条例の制定についてを原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) ご異議なしと認めます。
よって、第2号議案は原案のとおり可決されました。
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◎第3号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(篠田 剛) 日程第7、第3号議案 令和2年度志木地区衛生組合歳入歳出予算を議題とします。
議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) ご異議なしと認めます。
よって、議案の朗読は省略いたします。
提案理由の説明を求めます。
並木管理者。
○管理者(並木 傑) 第3号議案 令和2年度志木地区衛生組合歳入歳出予算についてご説明申し上げます。
本予算は、歳入歳出それぞれ25億7,799万6,000円といたしたく、地方自治法第211条第1項の規定により、この案を提出するものであります。
以上でございます。
○議長(篠田 剛) 提案理由の説明が終わりました。
内容説明を求めます。
増子常任副管理者。
○常任副管理者(増子義久) それでは、第3号議案 令和2年度志木地区衛生組合歳入歳出予算につきましてご説明申し上げます。
恐れ入りますが、お配りいたしました資料、令和2年度志木地区衛生組合歳入歳出予算概要をお願いいたします。
初めに、1の予算規模でございますが、令和2年度予算の歳入歳出総額は25億7,799万6,000円となり、前年度と比べ1億3,936万1,000円の増、率にして5.7パーセントの増となってございます。
前年度と比べ増額となった主な要因は、諸経費及び直接人件費の増額に伴う運転管理業務委託料の増や、令和2年度から実施予定の富士見環境センター焼却施設基幹的設備改良工事に伴う設計施工監理業務委託料及び工事費の増などによるものでございます。
次に、2のごみの搬入量見込みと処理経費でございますが、令和2年度のごみの総搬入量は8万5,620トンと見込み、前年度比1,260トンの増、率にして1.5パーセントの増を見込んでございます。このうち家庭系ごみについては、これまでの実績等を踏まえ、前年度比850トン増の6万7,690トンと見込み、事業系ごみについては、これまでの実績や構成市内における商業施設の開店等を踏まえ、前年度比410トン増の1万7,930トンと見込んでございます。
1トン当たりの処理経費については、予算総額の増加により、前年度比143円増の2万9,047円を見込んでございます。
次に、3の歳入予算の主な特徴につきましてご説明申し上げます。
(1)分担金及び負担金の構成市負担金につきましては、予算総額の増加などにより、前年度比4,440万9,000円増の18億6,520万9,000円を見込んでございます。
(2)使用料及び手数料の一般廃棄物処理手数料につきましては、事業系可燃ごみ及び家庭系粗大ごみの搬入量の増加や、消費税率引上げに伴う手数料の改定などにより、前年度比1,635万2,000円増の4億2,404万7,000円を見込んでございます。
なお、手数料改定による増収額として443万3,000円を見込んでございます。
(3)国庫支出金の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金につきましては、富士見環境センター焼却施設基幹的設備改良工事における初年度の国庫補助金として2,525万6,000円を見込んでございます。
(4)繰入金の財政調整基金繰入金につきましては、今後予定されるごみ焼却施設の延命化対策や、令和2年度末残高見込みなどを踏まえ、前年度同額の1億2,740万3,000円を見込んでございます。
なお、令和2年度末財政調整基金残高見込みは1億6,714万7,000円となってございます。
(5)諸収入のうち有価物売却代金につきましては、金属類やスチール・アルミ缶等の売却実績や市況を踏まえ、前年度比2,113万2,000円減の2,126万1,000円を見込んでございます。
なお、消費税率引上げに伴う増収額として19万3,000円を見込んでございます。
(6)組合債の一般廃棄物処理事業債は、富士見環境センター焼却施設基幹的設備改良工事における初年度の地方債として6,090万円を見込んでございます。
(7)消費税率引上げに伴う歳入増収額につきましては、歳入全体で462万6,000円の増収を見込んでございます。
続きまして、4の歳出予算の主な特徴につきましてご説明申し上げます。
目の1清掃総務費のうち、(1)職員給与費につきましては、再任用職員2名の退職により職員数が減る一方、令和2年度は構成市から事務局長の派遣を受ける年度となることなどから、職員給与費は前年度比473万8,000円増の7,714万4,000円を見込んでございます。
次に、目の2塵芥処理費となりますが、(2)光熱水費のうち電気料金は、今後の社会情勢を踏まえ、燃料費調整額を設定したことや、基本料金の割引額の増額を踏まえ、前年度比4,396万8,000円減の2億4,505万2,000円を見込み、上下水道料金は前年度比212万4,000円の増を見込んでございます。
なお、消費税率の引上げに伴う影響額は254万3,000円となっております。
(3)修繕費につきましては、施設の安定稼働と延命化を図るため、富士見環境センター焼却施設、粗大ごみ・ビン処理施設、プラスチック分別処理施設、新座環境センター東・西工場の5施設について、定期オーバーホールなど施設の修繕経費として、前年度比4,930万2,000円減の7億707万5,000円を計上してございます。
減額要因といたしましては、富士見環境センター焼却施設における基幹的設備改良工事により修繕項目が縮小され、総額が減となりますが、その他の施設につきましては、老朽化等に伴い施設点検、整備費用が増加しています。
また、消費税率の引上げに伴う修繕全体の影響額は426万円となっております。
続きまして、4ページをお願いいたします。
(4)運転管理業務委託料につきましては、施設の適切な運転や維持管理のため、5つのごみ処理施設の運転管理業務委託料として、前年度比1億3,125万1,000円増の8億8,866万6,000円を計上してございます。
主な増額要因といたしましては、公共工事設計労務単価の上昇に伴う諸経費及び直接人件費の増額によるものでございます。
なお、消費税率の引上げに伴う影響額は807万9,000円となっております。
(5)廃棄物処理業務委託料につきましては、焼却灰等の最終処分経費として、ごみ搬入量の増加等を踏まえ、前年度に比べ732万4,000円増の3億1,842万6,000円を計上してございます。
主な増額要因といたしましては、ごみ搬入量が増加していることに伴い、焼却灰等の予定量増を見込んだものでございます。
また、当組合では、最終処分場を保有しないことや循環型社会を形成するため、焼却灰等の再資源化割合を前年度の64パーセントから、令和2年度は65パーセントに引き上げる予算としてございます。
なお、消費税率の引上げに伴う影響額は289万5,000円となっております。
続きまして、5ページをお願いいたします。
(6)富士見環境センター焼却施設基幹的設備改良工事設計施工監理業務委託料につきましては、令和2年度から予定しています富士見環境センター焼却施設の基幹的設備改良工事に係る初年度の設計施工監理業務委託料として1,089万円を計上してございます。
(7)富士見環境センター焼却施設基幹的設備改良工事費につきましては、こちらも令和2年度から予定しています富士見環境センター焼却施設の基幹的設備改良工事に係る初年度の工事費として9,068万4,000円を計上してございます。
(8)公債費につきましては、平成25年度及び26年度に借り入れた粗大ごみ・ビン処理施設建設事業債の元利償還金として、8,475万3,000円を計上してございます。
(9)消費税率引上げに伴う歳出影響額といたしましては、歳出全体で1,909万4,000円の支出増を見込んでございます。
最後に、5の行財政改革等の取組でございますが、(3)の電力の調達に当たりまして、電気料金のさらなる節減を図るため、昨年同様に、東京電力と他の大手電力会社3社との間で見積り合わせを行った結果、東京電力から年間3,375万3,000円の基本料金の割引額の提示があり、当初予算に反映してございます。
説明は以上でございます。
○議長(篠田 剛) 内容説明が終わりました。
これより議案に対する質疑を行います。
質疑ございますか。
17番、天田議員。
○17番(天田いづみ) 歳入歳出、詳細にご説明いただきましてありがとうございました。
まず、歳入なんですけれども、先ほどご説明の中で、諸収入の有価物売却代金が2,100万円程度減の2,126万1,000円ということで、おおむね半額になってしまっているわけですよね。それの傾向ですね、さらにこれ厳しくなってくるという傾向なのか、あと市況等を踏まえというふうに簡単に書かれていますけれども、どういった市況の状況なのか、コロナ等の影響もあるのか等についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。
それから、人件費の職員給与費の関係なんですけれども、説明資料には、先ほどのご説明では、再任用職員2名の退職により職員が減る一方、令和2年度は構成市から事務局長の派遣を受ける年度となることからというふうなご説明がありました。
それで、予算書の18ページの一般職の総括表、これですと、職員数が前年度も11名で本年度も11名で、ただ、先ほどのご説明ですと、本年度のところは派遣で1名増になりますよと。前年度のところの再任用の方は2名お辞めになって、派遣の方が1名増になる。ちょっと私の見方が悪いのか、ちょっと数が合わないという感じがするということと、括弧内については短時間勤務職員数というふうにされていますけれども、これは制度が変わって令和2年度から会計年度任用職員の制度が導入されるので、それがここに明記されているというふうな理解でよろしいのかということも併せてお伺いしたいというふうに思います。
それから、ご説明の中の廃棄物処理業務委託料の焼却灰等の再資源化割合を、前年度の64パーセントから令和2年度は65パーセントに引き上げている予算としていますよと、循環型社会を形成するために再資源化割合は引き上げていくんですよというご説明がありました。その辺が予算との関わりがどのようになっているのか、その再資源化割合を増やすということは予算も増えているということなのかどうなのか。
その焼却灰の再資源化のところ等について、2目の塵芥処理費の13節委託料の廃棄物処理業務委託料3億1,842万6,000円、これが密接に関わってくるのかなと思いますので、ご説明いただければというふうに思います。
以上です。
○議長(篠田 剛) 答弁を求めます。
増子常任副管理者。
○常任副管理者(増子義久) まず、1点目の諸収入の有価物売却代金ということで、こちらの概要書の2ページ目をお開きいただいて、(5)諸収入というところがありまして、有価物売却代金の前年度と今年度の予算額を提示してございます。
どれだけ去年と今年入っている金額が違うのかという数字を示しているところで、三角になっているところというのが去年よりも売却代金が少なくなって、入ってくる金額が少なくなっているんですが、これを見てもう一目瞭然なんですが、金属類とスチール・アルミ缶というのが非常に金額が下がっている。ビンですとか紙類なんかも若干そうなんですけれども、やはり大きくは金属類、スチール缶が、有価物がお金にならない、そういう状況になっているわけでございます。
これが金額が少なくなっている傾向ですとか、どういう世界状況なのかというようなことなのかと思いますが、やはり中国の関係というのが非常にやはり大きいというふうに認識しているところでございまして、輸入規制を始めるというようなことの中で、鉄が非常に余ってしまっているということが大きな理由になるというふうに認識しているところでございます。
環境問題の関係がありまして、中国が鉄を入れない、あるいはどんどん鉄をつくって炉を簡単には止められないので、中国の工場で鉄が余ってしまう。そして、今コロナウイルスの関係で、現場に工場ですとか建設現場のほうに鉄を持っていくことがなかなかできないというようなことがあるということで、これからもどんどん鉄の余剰量というのが増えていくというようなことになる。そうしますと当然、またこれからも有価物についての金額はどんどん下がっていくのではないかというようなことを言われているということでございます。その鉄の余剰というような部分については、経済新聞等の内容にはそのように書いてあるというようなことでございます。
したがって、今後有価物、鉄のほうについては、やはり先行きはかなり厳しい状況というふうに我々のほうは今思っているというところでございます。
2点目でございます。
人件費のところでお話がありました。今度は予算書の18ページのところに、一般職(1)総括ということで、本年度、前年度の職員数、(1)というのが同じ数字なのはどういうことなのかというご質問かと思いますが、前年度についてのこの(1)というのは、備考欄にも書いてありますとおり、短時間勤務職員数を示しておりまして、現在、再任用職員のうち1名が短時間勤務職員ということで、その1名がこの(1)、前年度、今年ですけれども、1名になっているということでございます。
本年度の(1)については、この短時間再任用職員はこの3月31日で退職をしますので、同じ職員ではありません。ここに入ってくる(1)は、4月1日から採用を予定しております会計年度任用職員のことを示しておりまして、こちらの職員も短時間勤務職員数でこういう形になります。
2名、今年度再任用職員が退職をして、1名4月から志木市から事務局長を派遣してもらえるということでありますので、数としては同じ数、括弧内も同じでありますけれども、短時間勤務職員数ということになるわけです。若干入れ替わるということですが、人数は変わらないということでございます。
3番目でございます。
灰の関係でお話がありました。64パーセントから65パーセントに数字を上げるんだというようなことで、それが予算にどう反映しているのかということでございますが、基本的に、灰をどれだけ再資源化を図るかというんでしょうか、道路の路盤材にしたりとか、様々な再資源化する割合を高めていくんだという、そういうところになるわけですけれども、それによって予算に反映されるかということですが、ここの部分では大きな影響はありません。やはりその灰を運んでもらったり処理してもらう単価自体には上がったりすることによって若干予算額が上がりますが、この率を上げることによって大きな予算の変更や状況が変わるということはないということでございます。
説明は以上でございます。
○議長(篠田 剛) 17番、天田議員。
○17番(天田いづみ) 1点目と3点目については了解しました。2点目についても人件費に関わるご説明自体は理解をしたところであります。
再任用職員の2名退職によりということで、確かに短時間勤務であった方、会計年度は令和2年度からですから、短時間勤務であった方とそうでないその再任用のフルタイムの方が退職されるということで、私が認識している限り、当組合で最初から採用されて、もう長年、新座の環境センターを立ち上げるということで採用され、新座環境センターを立ち上げて、富士見環境センターをまた造っていくということで非常に貢献されて、しかも長年の実績のある方が2名いなくなってしまうので、前々からご説明があったところではあるんですけれども、非常に志木市からまた一般職の方が事務局長としてこられるということは、それはもうシステム的に当然ではあるんですけれども、新しい職員の方、若い方の技術や職務の継承というところで、ですからご説明によると、令和2年度に向けては新たな職員採用はなかったということなんだと思うんですけれども、令和2年度中では新たな採用等を検討されているのかどうなのか、ちょっとその辺のところについてお伺いします。
○議長(篠田 剛) 増子常任副管理者。
○常任副管理者(増子義久) まず、職員の事務とか業務、技術の継承というようなお話になるかと思うんですけれども、もう一度確認ですが、60歳の定年退職後に再任用として勤務している職員が組合に今3人おります。このうち2人が今年度にその再任用職員としての業務を全うして退職するということになります。そして、来年の3月31日にもう一人ということで、この2年間でベテランの再任用職員が3名いなくなるということなんです。
これに対して、新人職員をどのように採用しているのかということになろうかと思うんですが、ここにつきましても、再任用職員が持つ組織の運営ですとか、ごみ処理プラント設備の維持管理に係る知識とか技術、これは非常に大切なものですので、やはり引継ぎをしていく、そして一緒にやっていくということが大事ということで、その中で段階的に職員の採用をしてきたところでございます。
まず1人目は、平成29年4月に1人目を採用しました。2人目を平成31年、昨年の4月に採用したところです。そして、3人目の職員を令和3年4月採用ということで準備をしておりまして、令和2年度予算の中に職員の採用試験を行う経費を計上させているということでございます。
できる限りそういった再任用職員と一緒に仕事をして、様々な仕事を覚えてもらっていくという採用計画を立てているところでございます。
以上です。
○議長(篠田 剛) ほかにございますか。
6番、寺田議員。
○6番(寺田 玲) お願いします。
3点お伺いしたいと思います。
ページ数、14ページの光熱水費についてお伺いします。目2の塵芥処理費の光熱水費です。主に電気料金についてお伺いをします。
富士見環境センター、新座環境センターともに、ごみの焼却に多くの電気が必要ということがこの数字を見てもうかがえるんですけれども、本年、台風19号に見舞われたときのように、災害時、電気が落ちてしまった際の災害時の対応、自家発電について、またそういった部分について災害対応の予算が、この電気料金じゃないかもしれないんですが、設備かもしれないんですけれども、どういうふうに新年度予算に還元したのか。
また、2点目は、この電気代につきまして、昨年のほうもご努力されているというふうに読み取れるんですけれども、今後はやはり自家発電や再エネなどの検討などもしていく必要があると思うんですけれども、そういったところでの研修ですね、突然検討というふうには至らないかもしれないんですが、現在のところの検討と、何か研修など組んでいましたらぜひお願いします。
3点目は、現在、入間東部の事務組合のほうの跡地に建設が予定されております三菱マテリアルさんによります食品残渣を原料にしたバイオマス事業についてなんですけれども、9月に事業開始ということで、こちらのほうでは事業系の食品残渣を受入れていただけるということで、こちらの組合とも大きな関係があると思われます。現在、協議のほうはどのような進捗状況なのかお伺いをいたします。
4点目につきましては、今、天田議員からもありました最終処分の処分灰の再資源割合につきましてお伺いをします。
前年度64パーセントから65パーセントに本年度は引き上げる予算となっております。その65パーセントにした根拠を改めてお伺いします。なぜかといいますと、そもそも本年がごみが家庭ごみ、事業系ごみ、1.5パーセントの増ということで、ごみの量自体が増えると思われます。最終処分場を持たない当組合といたしましては、できるだけ最終処分場に持ち込む割合を下げていくということが一つの課題となっております。できれば増えた分の1.5パーセント以上の削減を盛り込むべきかと思いますけれども、1パーセントにとどまっているという根拠につきまして改めてお伺いします。
以上、4点です。
○議長(篠田 剛) 増子常任副管理者。
○常任副管理者(増子義久) まず1点目でございますが、電気料金の災害時の自家発電の検討を行ったらということでございますが、現在大量の電気を使って例えばこの富士見環境センター処理施設を動かしているわけでございますが、万が一大きな地震が起きることによって、電気を止めてしまわなければいけない、火を止めなければいけないという状況です。ただ、ガスレンジと違いまして、地震が起きたらパチッと消してそのままでいいというわけにはいかないので、徐々に消していかなければいけないという状況ですので、そのために電気を約1時間程度非常発電をして、徐々に火を落としていくというための発電というのがこの富士見環境センター等には備わっているところでございます。
その後、例えば3.11のときのように、計画停電というようなことになって電気が配給されなかったというときに、実は自家発電があったほうがいいのではないかということになりますが、かなり相当な電気量でございますので、なかなかそこに行き着くものはないのですが、今のところは安全に、地震等の災害が起きたときに焼却炉の火を止めていくための電気の設備を出力できるようにしているという状況でございます。
そんな中で、そういった検討はしないのかということでございましたが、基幹改良工事のご説明を今年度させていただいて、どういった設備を修理するのか、あるいはどういう部分を取り替えるのかというような検討の前に、今申し上げましたとおり、そういった自然エネルギーを使った施設を作るべきではないかとか、あるいは例えば余熱でお湯を使って隣のプールに供給するとか、そういった考え方も当然あるわけでございますけれども、そういった中では、当然費用の面もございますし、やはり今は3パーセントCO?削減をするということを一番の目的とし、そして長寿命化を図るために工事をすることが最優先であるというような結果に落ち着きまして、実際のところそういった自然エネルギーを使った様々な取組みというものは現在のところは考えていない状況でございます。
しかしながら、今後も新座環境センター等の基幹改良の検討等もありますので、そんな中ではやはりそういったことは検討していく必要があるのではないかということは認識しておるところでございます。
それから、入間東部のお話がありました。
前回、入間東部の取組みについてご紹介をさせていただきましたが、入間東部地区衛生組合に旧し尿処理施設の跡地の活用計画、これは、バイオマス事業ということでございまして、富士見市、ふじみ野市、三芳町、この事業者から排出される食品廃棄物を集めまして、微生物の力でエネルギーを取り出して電力や熱にしていく、こういった工事を進めており、いよいよ令和2年度から開業という状況になるわけでございます。
こちらとの連携をすることによって、富士見環境センターに運ばれている、事業者からの食品廃棄物について削減をしたりとか、そういった検討が今後考えられますというご紹介をしたところでございますが、現在のところ、平成30年5月にこの話をいただいて、今のようなスケジュールでやっていくという話で終わっておりまして、今年度いつ頃から実際どういうふうにしてやっていくのか、あるいは事業者との連携はどうするのかとか、今お話ししたとおり、入間東部地区の組合でございますので、三芳、ふじみ野、富士見市の3市で、足らないという部分については、新座市や志木市もぜひというお話もありましたので、その辺、今後どうなったのかということはこれから詰めていく内容になると思います。
いずれにしましても、またこういった連絡、連携がありましたら、私たちのほうで研究させていただいて、また議員の皆様方にもご案内させていただきたいというふうに思っております。
最後に、灰の関係で、焼却灰の再資源化割合を前年度の64パーセントから令和2年度は65パーセントに引き上げた根拠ということでございますが、これは私どもの計画に基づいて毎年度この数字を上げていこうということにしておりまして、やはり再資源化というんでしょうか、循環型社会を目指すという部分については非常に大事なことでございますので、この数字は毎年上げていくということでございます。
根拠といえば、全体の割合としてこの程度が妥当であるということから毎回数値を決めまして、今年度については目標値65パーセントにさせていただいたということでございます。
以上でございます。
○議長(篠田 剛) ほかに。
6番、寺田議員。
○6番(寺田 玲) 1点だけ再質疑をさせていただきます。
一番最後の灰の件につきましてなんですけれども、計画に基づいて処分の数字を、パーセンテージを上げてきているという常任副管理者のお話でしたが、近年、人口の増加や事業者の増加に伴い、ごみのほうが予定よりも多くなってきているという傾向が見られます。この最初に立てた計画の見直しも今後必要かと思っているんですけれども、そういったタイミングとか検討は今後どうやって行っていくのか、それだけお願いします。
○議長(篠田 剛) 増子常任副管理者。
○常任副管理者(増子義久) 毎年ごみの量ですとかごみの出方とかというのは本当に人口ですとか経済活動、消費活動とか様々な要素で変わってまいりますので、計画どおり当然いかないと思っています。ですので、毎年そういったごみの搬入量、それから焼却灰の量を見ながら今後必要性があれば高めたりすることは検討してまいりたいと思います。
以上でございます。
○議長(篠田 剛) ほかにございますか。
10番、笠原議員。
○10番(笠原 進) 資料1の4ページ、(4)の運転管理業務委託料、ここで説明がされていて、前年度比1億3,125万1,000円の増というようなことです。全体予算の増えているほとんどはこの増というふうな予算書になっています。
増になっていることがどうとかいう話ではないんですけれども、この1億3,125万1,000円というのは割り返してみると、前年度に比べると17.4パーセントの増という極めて高い増になっているんです。
5つの施設があって、しかもその後の説明の増額要因としては、労務単価の上昇に伴う諸経費及び直接人件費の増額という書き方になっているので、もう少し、5施設の部分がまとまって全部入っているというところもありますけれども、ここが分かるようにご説明をいただきたいというのが1点目です。
それから、2点目は、それに加わって、公共工事設計労務単価の上昇に伴う諸経費というふうにあります。この単価というのは当然人件費の部分に当たるんだと思うんですけれども、新座もそうですけれども、特に建築産業はこの10年くらい前から非常になかなか仕事をされる方が、特に若手が足りないから上げなさいよということを国土交通省、県が言ってくるという格好の中で、労務単価は結構上がってきたんです。
ところが、これは土建組合なんかの人たちが毎年現場調査に行って、我々もよく言われることなんですけれども、設計労務単価が上がったから、会社の工事費そのものの見積りは上がったけれども、現場で働いている人の給料は、手取りの分はほとんど上がっていないと。どこに消えているんだという話がよく言われるわけです。それをどう発注者である、公共工事ですから発注者が、市がどんなふうにして追跡すると言い方は変ですけれども、ちゃんと単価を上げたことが現場の労働者にちゃんと反映されているのかという追及の仕方は、各市それぞれですけれども、苦労しながらやっているところなんです。
この場合でいうと、かなりこの単価、17.4のうちどのくらい入っているのかよく分からないですけれども、通常人件費が17パーセントも上がっているというと、えっというぐらいのお話なわけで、この設計労務単価が上がったことが現場の人たちにどう反映されるのかということに追っかけといいますか、これをどんなふうに見ているのかということが2点目の質問です。よろしくお願いします。
○議長(篠田 剛) 増子常任副管理者。
○常任副管理者(増子義久) 運転管理業務委託料の関係でございます。
まず、今年の予算額の合計額は、今お話ししたとおり8億8,866万6,000円ということで、前年度は7億5,741万5,000円ということで、議員おっしゃるとおり17パーセント増で、1億3,125万1,000円がトータルとしての増額になるわけです。
5施設それぞれを見ていきますと、例えば富士見環境センターですと3,100万円ぐらいの上昇、粗大ごみ・ビン処理施設ですと2,100万円ぐらい、それからプラスチック分別は2,200万円、新座東が3,000万円、それから西が2,300万円ということで、大体それぞれ2,000万円から3,000万円ぐらいの上昇ということになるわけでございます。
それが積もると1億3,000万円という形になるわけですけれども、実際この積算の方法はどうだったのかという、どういうところなのかということを申し上げたいと思うんですけれども、まずこの労務単価の上昇に伴う諸経費及び人件費の増額ということで申し上げましたけれども、委託料全体の内訳としては、大きく4つの柱というんでしょうか、計算方法がありまして、一つは直接人件費というものでございます。これはもうこのままのとおり全般管理ですとか事務事業とか、それから保守点検業務というようなことで、労務単価掛ける日数掛ける人数で積算されるのが直接人件費ということです。
これが、労務単価の金額が、後ほどまた説明しますけれども、3年前、この金額を長期継続契約しましたけれども、その当時と比べますと1,000円アップしていることになります。保全技師というそういう名前の労務単価のポジションになるんですけれども、平成28年度は所長で2万1,100円だったのが、さらに1年後、今回は2万2,100円ということで、3年前に比べるとこの労務単価が1,000円上がっているということです。このほかの例えば技師補の人だとか技術員という方たちもおおむね1,000円ぐらい上がってきている。先ほど言ったとおり、労務単価掛ける日数掛ける人数で計算した直接人件費、先ほど申し上げただけだと、こんな何千万円という金額にはならないわけです。
次に、2番目にこの委託料を計算する要素としては、薬品費というのがあります。これは薬品費等でありますけれども、薬品とか重油等をこれは実際の金額で積み上げた金額をここに入れていますので、これもあまり人件費とはちょっと関係ないところなんです。
3番目に、その他業務委託というそういう分野がありまして、これは契約した業者のほうに様々な点検とか測定をしてもらっています。ダイオキシン類の測定とか、排ガスの分析とか、こういった費用を積んでくださいということでやっているわけです。これが4つのうち3つになるわけです。
最後に諸経費というのが出てきまして、この諸経費も実は先ほど言いました直接人件費の何パーセントかをここに組み込んでいる、そういうシステムになっているわけなんです。例えば諸経費の中の一つで直接物品費という項目があります。これは人件費の1パーセントを見なさいというふうにして計算されます。人件費が決まれば自動的に決まるということになります。
諸経費のうちの2番目に業務管理費というのがありまして、これは福利厚生とか、それから職員交通費、安全管理費という、若干ちょっと会社全体に関わるような費用を、これも直接人件費とその前の直接物品費の合計の3パーセントを入れなさいと。人件費が影響してくるんです。
最後に、ここが一番大きいんですけれども、一般管理費というのが出てきまして、役員の報酬、従業員の給料手当、退職金、福利厚生費、法定福利費、修繕維持費、給与以外にも要するに手厚くする部分のところが、これが簡単に言いますと今までの金額の10パーセントぐらい、これを業務原価というそうなんですが、業務原価の10パーセントをそこに充てなさいというふうにしているわけです。
すなわち、労務単価が1,000円上がっただけで直接人件費が上がったからこうなったということではなくて、それの何パーセント、10パーセント、積み上げがここにきてくるということなので、今回合計でこれだけの金額が上積みされてしまうということでございます。
2番目の質問になりますが、この上がった金額が、従業員の方たちにどれだけ渡っているのかというお話になりますが、今申し上げたとおり、一般管理費等については、福利厚生の関係ですとか、従業員の給料手当とかいう部分を10パーセント見ていますということを言っておりますので、その部分については契約を結ぶときに必ず確認をして、お話はしているつもりでありますし、これまでもしてきております。
説明は以上でございます。
○議長(篠田 剛) ほかに何かありますか。
10番、笠原議員。
○10番(笠原 進) 今の答弁を聞いてもよく分からないんですけれども、今、答弁された一番中心になる部分は4つ述べた最初の単価の部分ですよね。1,000円上がっているのかというお話でしたよね。細かい数字を見ていないから分からないんですけれども、2万2,000円が2万3,000円に1,000円上がっても、割合にしたら5パーセントも上がっていないんです。そうですよね。だから、私さっき言ったように、17.4パーセントも上がっているというのは、全体の計算で17.4パーセント上がっているんです。一番中心になるものが1,000円と言っていると、1,000円だけでも、2,000円が1,000円上がったのもすごく大きいんですけれども、さっきお話しされた部分の一番オープンの部分でいうと、多分2万2,000円が2万3,000円ぐらいになるという。これでなぜ17パーセントも上がるのかというのがよく分からない。
それは、それが基になっても、一番最後の部分のところだって、元々入っていた。基礎になるお金の計算のところが10パーセント上がったとか、どこが5パーセントだけれども、こっちが20パーセント上がったとかという部分がないと、今の説明だけだとなぜそんなに上がったのかということは、数字がない話だからよく分からないですけれども、資料があるわけではないので。
だけれども、今、増子さんが言った点からだけでいうと、ちょっと納得がいかないです。もう一回説明をください。
それから、2点目の部分は、そうすると、設計労務単価が上がったのが、この書き方だと中心みたいな話なわけですよね。その部分がきちんと働いている人たちのところに渡っているのかどうかという検証について、どんなふうにするつもりなのかということなんです。
これ結構新座でもいろいろ議論をやっていて、なかなか実際には、民民契約になっているから難しいんですとかという話になったりしているんですけれども、この点は当組合は、どんなふうにして実際に払われているのかどうかということを検証しようとする考えがまずあるのかどうなのかということも聞かせてください。
○議長(篠田 剛) 増子常任副管理者。
○常任副管理者(増子義久) まず1点目でございますが、労務単価が1,000円上がっただけで、5パーセントなのに全体で17パーセントはおかしいのではないかという話ですけれども、実際、先ほど言いました業務原価の金額の10パーセントにしたというところですが、ここの部分についてもやはり金額、その数字というのは私どものほうで計算することができますので、前年よりも3パーセント以上上がったことによって全体が上がっているということでございますので、ここの部分は前年と違うというところでございます。
2点目のところでございますけれども、検証の部分については、なかなか入っていくというのは難しい状況ではございますが、委託業者の従業員が近くにいますので状況が分からないわけではないんですが、とはいえ従業員の給料を知っているということはなかなかできない部分でありますが、そういった部分については、組合としても気を使っていくという言い方は変ですが、認識をしながらいきたいというところでございます。
以上です。
○議長(篠田 剛) 10番、笠原議員。
○10番(笠原 進) 数字を皆さんが見て、それで積み上げれば17パーセントになるんですというふうに言うから、これは信用するしかないので、また別の機会で資料なども出していただいて、今の話だけだとちょっと釈然としないところもありますけれども、別の機会で資料を出していただきたい。
2つ目の部分ですけれども、私さっき民民と言ったのは、割と市が請け負っている仕事というのは、元請があって、さらに一次、二次、三次というふうに下請があるから、ずっと中心の工事は下請がやっているという話になるわけです。でもここは違って、委託ですから、いわゆる発注者と元請との関係だから、元請のところで働いている労働者に対してはチェックがしやすいわけです。
だから、その点についてはしっかり守って、私は設計労務単価が上がったり給料が上がることに反対なわけではないので、きちんと税金を使って払ったものが、設計労務単価でこの人たちの給料が上がるんですよというふうに言ってあげるんだから、上がった部分がきちんとその現場の人たちに伝わるように、しっかりチェックをしてもらいたいと思います。
○議長(篠田 剛) ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
次に、討論を行います。
討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) 討論なしと認めます。
よって、本件を採決いたします。
第3号議案 令和2年度志木地区衛生組合歳入歳出予算を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(篠田 剛) ご異議なしと認めます。
よって、第3号議案は原案のとおり可決されました。
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◎閉会の宣告
○議長(篠田 剛) 今定例会の議事録の調製については、議長に委任されたいと思いますので、ご了承願います。
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
よって、令和2年志木地区衛生組合議会第1回定例会を閉会し、直ちに散会いたします。
本日はお疲れさまでございました。
午後 3時33分 閉 会
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参考資料
令和2年志木地区衛生組合議会第1回定例会議案等一覧及び審議結果
令和2年3月24日
議案番号 |
件名 |
審 議 結 果 |
採択の 状況 |
議決等 年月日 |
第1号議案 |
志木地区衛生組合監査委員の選任について |
原案同意 |
全会一致 |
R2.3.24 |
第2号議案 | 志木地区衛生組合監査委員条例の一部を改正する条例の制定について | 原案可決 |
全会一致 |
R2.3.24 |
第3号議案 | 令和2年度志木地区衛生組合歳入歳出予算 | 原案可決 |
全会一致 |
R2.3.24 |