○ 招 集 告 示
志木地区衛生組合告示第3号
平成19年志木地区衛生組合議会第1回定例会を次のとおり招集する。
平成19年3月2日
志木地区衛生組合管理者 須 田 健 治
記
1 日 時 平成19年3月29日(木)午前10時
2 場 所 志木地区衛生組合会議室
○応招・不応招議員
平成19年志木地区衛生組合議会第1回定例会 3月29日(木曜日)
応招議員(18名)
1番 井 上 恭 子 議員 |
2番 梶 兼 三 議員 |
3番 金 子 茂 一 議員 |
4番 瀬戸口 幸 子 議員 |
5番 藤 屋 喜代美 議員 |
6番 星 野 信 吾 議員 |
7番 朝 賀 英 義 議員 |
8番 滝 本 恭 雪 議員 |
9番 並 木 傑 議員 |
10番 並 木 平 八 議員 |
11番 平 野 茂 議員 |
12番 平 松 大 佑 議員 |
13番 天 田 いづみ 議員 |
14番 磯 野 晶 子 議員 |
15番 香 川 武 文 議員 |
16番 金 子 邦 男 議員 |
17番 高 浦 康 彦 議員 |
18番 松 本 米 藏 議員 |
不応招議員 (なし)
──────────────────────────────────────────────
平成19年志木地区衛生組合議会第1回定例会
平成19年3月29日(木曜日)
○議 事 日 程
開 会
仮議席の指定
日程第 1 議長選挙
日程第 2 議席の指定
日程第 3 会議録署名議員の指名
日程第 4 会期の決定
議長報告
日程第 5 管理者の行政報告
日程第 6 一般質問 17番 高浦 康彦 議員
日程第 7 第1号議案 志木地区衛生組合常任副管理者の選任について
日程第 8 第2号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
の制定について
日程第 9 第3号議案 志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の
一部を改正する条例の制定について
日程第10 第4号議案 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について
日程第11 第5号議案 平成19年度志木地区衛生組合歳入歳出予算について
閉 会
○出席議員 (18名)
1番 井 上 恭 子 議員 |
2番 梶 兼 三 議員 |
3番 金 子 茂 一 議員 |
4番 瀬戸口 幸 子 議員 |
5番 藤 屋 喜代美 議員 |
6番 星 野 信 吾 議員 |
7番 朝 賀 英 義 議員 |
8番 滝 本 恭 雪 議員 |
9番 並 木 傑 議員 |
10番 並 木 平 八 議員 |
11番 平 野 茂 議員 |
12番 平 松 大 佑 議員 |
13番 天 田 いづみ 議員 |
14番 磯 野 晶 子 議員 |
15番 香 川 武 文 議員 |
16番 金 子 邦 男 議員 |
17番 高 浦 康 彦 議員 |
18番 松 本 米 藏 議員 |
──────────────────────────────────────────────
○欠席議員 (なし)
──────────────────────────────────────────────
○説明のための出席者
管理者 |
須 田 健 治 |
副管理者 |
浦 野 清 |
副管理者 |
長 沼 明 |
常任副管理者 |
原 田 政 憲 |
収入役 |
金 子 進 |
事務局長 |
新 井 啓 司 |
総務課長 |
白 砂 一 男 |
企画業務課長 |
菊 池 直見津 |
──────────────────────────────────────────────
○職務のため議場に出席した者の職氏名
企画業務課長補佐 |
伊 藤 孝 |
企画業務課長補佐 |
荒 井 正 夫 |
総 務 課 主 任 |
時 田 英 司 |
──────────────────────────────────────────────
◎副議長あいさつ
年度末の何かとお忙しい中、平成19年志木地区衛生組合議会第1回定例会にご出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。
本定例会におきましては、富士見市議会の議長改選に伴いまして、当組合議会の議長が欠員となっておりますため、議長が選出されるまでの間、私が務めさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
また、富士見市議会及び志木市議会におきまして組合議員の改選が行われ、富士見市より星野信吾議員が議会運営委員会の委員に選出されておりますので、ご報告いたします。
なお、改選に伴い、議会運営委員会の委員長が欠員となり、互選の結果、星野信吾委員が委員長に就任されましたので、あわせてご報告いたします。
──────────────────────────────────────────────
◎議会運営委員会委員長報告
○副議長(香川武文) 早速ではありますが、会議に先立ち、議会運営委員会が開催されておりますので、議会運営委員会委員長より会議結果の報告をお願いいたします。議会運営委員会委員長、星野信吾議員。
○議会運営委員会委員長(星野信吾) おはようございます。
本日は、第1回定例会に当たりまして、9時30分より議会運営委員会を開催させていただきました。今、議長さんの方からお話がありましたように、富士見市の方で改選がございまして、今までお世話になっておりました関野兼太郎議員のかわりに私が今度委員としてお世話になることになります。どうぞよろしくお願いをしたいというふうに思います。また、これまでの議長職ということで、短い期間でありましたけれども、皆様方に大変お世話になりましたことをあわせてこの場をかりて御礼を申し上げさせていただきたいと思います。 それでは、議会運営委員会の委員長ということでこのたび大変お世話になることになりました。副委員長の磯野議員始め、皆さんのご協力をいただいて進めさせていただきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
それでは、早速、議会運営委員会の会議結果を報告させていただきます。まず、会期についてでありますけれども、本日1日ということで決定をさせていただきました。次に、議事日程でありますが、皆様のお手元に配付しております議事日程のとおりで、日程第1議長選挙から日程第11平成19年度志木地区衛生組合歳入歳出予算についてまでということで決定をいたしました。
以上、議会運営委員会の報告とさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○副議長(香川武文) ただいまの委員長報告のとおりでご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(香川武文) ご異議なしと認め、委員長報告のとおりご了承願います。
──────────────────────────────────────────────
◎新議員の紹介
○副議長(香川武文) ここで新議員の紹介を行います。
富士見市議会及び志木市議会におきまして組合議員の改選が行われましたので、新たに組合議員となりました富士見市議会議員金子茂一議員、志木市議会議員金子邦男議員より自己紹介をお願いしたいと思います。 始めに、金子茂一議員、お願いいたします。
〔新議員順次自己紹介〕
○副議長(香川武文) ありがとうございました。以上をもちまして、新議員の自己紹介を終わります。
──────────────────────────────────────────────
◎開会の宣言
○副議長(香川武文) ただいまの出席議員は18名です。定足数に達しております。
よって、議会は成立いたしましたので、平成19年志木地区衛生組合議会第1回定例会を開会し、直ちに会議を開きます。なお、松本代表監査委員から欠席届が提出されておりますので、ご了承願います。
──────────────────────────────────────────────
◎仮議席の指定
○副議長(香川武文) 仮議席の指定を行います。この際、議事進行上、仮議席を指定いたします。新議員の仮議席は、ただいまご着席の議席を指定いたします。
──────────────────────────────────────────────
◎議長選挙
○副議長(香川武文) 日程第1、これより議長の選挙を行います。
お諮りいたします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(香川武文) ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。指名の方法につきましては、議会運営委員会委員長、星野信吾議員において指名することにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(香川武文) ご異議なしと認めます。よって、議会運営委員会委員長、星野信吾議員において指名することに決しました。
暫時休憩いたします。
休憩 午前10時03分
再開 午前10時03分
○副議長(香川武文) 休憩を閉じ、再開いたします。
議会運営委員会委員長、星野信吾議員。
○議会運営委員会委員長(星野信吾) それでは、私の方から指名させていただきます。
議長に金子茂一議員をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○副議長(香川武文) お諮りいたします。ただいま議会運営委員会委員長、星野信吾議員において指名いたしました金子茂一議員を議長の当選人と定めることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(香川武文) ご異議なしと認め、ただいま指名いたしました金子茂一議員が議長に当選されました。
会議規則第27条第2項の規定により告知いたします。ご協力ありがとうございました。ここで暫時休憩いたします。
休憩 午前10時04分
再開 午前10時05分
○議長(金子茂一) 皆さん、おはようございます。休憩を閉じて再開をいたします。
ただいま多くの皆さんのご支援をいただきまして、図らずも私が星野信吾前議長の後継といたしまして議長に当選をさせていただきましたことに、心からお礼と感謝を申し上げる次第でありますとともに、大変な重責を感じております。私は浅学非才でございますが、正副管理者を始め、議員各位、また事務局の皆さんのご支援、ご指導をいただきながら、志木地区衛生組合の発展のために努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
──────────────────────────────────────────────
◎議席の指定
○議長(金子茂一) 日程第2、議席の指定を行います。 新議員の議席は、会議規則第3条第2項の規定により、議長において指定いたします。
3番、金子茂一議員、16番、金子邦男議員。以上のとおり、議席を指定いたしました。
──────────────────────────────────────────────
◎会議録署名議員の指名
○議長(金子茂一) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員の指名は、会議規則第100条の規定により、議長において指名いたします。
会議録署名議員は、18番 松 本 米 藏 議員、1番 井 上 恭 子 議員、2番 梶 兼 三 議員。
以上3名を指名いたします。
──────────────────────────────────────────────
◎会期の決定
○議長(金子茂一) 日程第4、会期の決定を議題といたします。今定例会の会期は、先ほどの議会運営委員会委員長報告のとおり、本日1日としたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日1日と決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────
◎議長報告
○議長(金子茂一) ここで報告申し上げます。監査委員から例月出納検査結果報告がありましたので、その写しを既にお手元に配付しておりますので、ご了承願います。
──────────────────────────────────────────────
◎管理者の行政報告
○議長(金子茂一) 日程第5、管理者の行政報告を行います。須田管理者。
○管理者(須田健治) 皆さん、おはようございます。 本日は、平成19年第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には大変ご多忙の中、ご出席を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。先ほど組合議員の交替に伴いましてご紹介をいただきましたけれども、新たに組合議員になられました皆様、そして新たに就任をいただきました金子茂一議長には、これまでの組合議員の皆様と同様、ご協力とご指導を賜りますようにお願いを申し上げたいと存じます。 当組合では、中間処理施設として一般廃棄物の適切な処理に努めるとともに、環境負荷の低減、リサイクルの推進等を重要施策に掲げまして、その実現に向け事業を推進しているところでございますが、今日の厳しい財政環境の中、有価物の適切な売却などによる自主財源の確保、そして経常経費の徹底した見直しによる運営経費の軽減、これに努力をさせていただいております。引き続き、議員の皆様を始め、関係の皆様のご協力をお願い申し上げたいと存じます。 次に、先の定例会以降の動向についてでございますけれども、今回は特に管理者として報告するところはございません。なお、今定例会に提案をさせていただいております議案でございますが、志木地区衛生組合常任副管理者の選任についてから平成19年度志木地区衛生組合歳入歳出予算についてまでの5議案でございます。よろしくご審議を賜りますようにお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(金子茂一)以上で行政報告を終わります。
──────────────────────────────────────────────
◎一般質問
○議長(金子茂一) 日程第6、一般質問を行います。通告者は1名でございます。質問の要旨につきましては、お手元に印刷配付してありますので、お願いいたします。17番、高浦康彦議員の一般質問を許します。 17番、高浦康彦議員。
○17番(高浦康彦) おはようございます。議長より指名をいただきましたので、通告順に従いまして一般質問をさせていただきます。2つございますが、1つは、改正容器包装リサイクル法による当組合への影響について管理者に質問をいたします。要旨につきましては、改正容器包装リサイクル法は、平成19年4月より施行となります。この改正容リ法、略称をこのように以降称しますが、この改正容リ法施行によってごみ処理の減量につながるのか、また事業者からの資金拠出制度はどのように運営されるのか、その他当組合への影響についてであります。 平成18年第3回定例会で同様の質問をさせていただきました。しかしながら、その時点では具体的な政省令が出されていないとのことで、当組合にどのような影響を及ぼすかの詳細については、今後の国や県の動向並びに構成市との相談をした上で対応するとの答弁でございました。いよいよ4月1日から施行に入りますので、政省令など出されていると思います。今後の具体的運用と当組合への影響などについて改めて質問をさせていただきたいと思います。以下、4点について質問いたします。1点目は、ごみ処理の減量につながるかということです。 2点目は、事業者からの資金拠出制度はどのように運営されるのでしょうか。3点目、その他当組合への影響です。 4点目は、今後の当組合の対応についてでございます。 以上4点についてご答弁いただきたいと思います。 続きまして、質問の2としまして、地球温暖化防止対策について同じく管理者に質問をいたします。要旨につきましては、IPCCの指摘のとおり、地球温暖化防止対策は待ったなしの課題であります。温室ガス排出削減の目標と施策についてお伺いいたします。国連の気象変動に関する政府間パネル、IPCCは、今年2月2日に第4次の報告を発表いたしました。それによりますと、地球温暖化は最悪のシナリオで6.4度、今世紀上昇する可能性があると指摘し、地球の平均気温が3度上がると世界で1億人以上が食糧難にさらされると警鐘を鳴らしております。まさに地球温暖化防止対策は待ったなしの課題でありまして、先進国に義務づけた京都議定書の実行段階に入りますが、いよいよ来年の平成20年から議定書関係が始まります。 日本では、平成24年までの5年間で、17年前の平成2年比で温室効果ガスの排出量6%が義務づけられております。そこで、志木地区衛生組合としての地球温暖化防止対策についてどのように取り組むのか、現状と今後の課題についてお伺いします。 現在、志木地区衛生組合地球温暖化防止実行計画というものがあります。平成15年から平成19年までの5カ年計画がございます。来年度はこの5カ年計画の最終年に当たるわけでございます。具体的な質問を3点質問いたしますが、1点目として、現在取り組まれている5カ年計画の現状についてお伺いいたします。温室効果ガスの削減目標と現状の到達状況ですね、進捗状況についてお答えいただきたい。質問の2点目ですが、5カ年計画の最終年度に当たる来年度、平成19年度の目標と対策についてお伺いいたします。3点目として、京都議定書との関係で義務づけられている平成20年度以降の目標と計画について質問いたします。以上、具体的な大きな2の質問、3点の質問をいたします。以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(金子茂一) 須田管理者。
○管理者(須田健治) それでは、高浦議員のご質問に順次ご答弁を申し上げます。まず、始めに質問の1、改正容器包装リサイクル法による当組合への影響ということでご質問いただきました。 ご案内のとおり、昨年6月15日に公布されました容器包装リサイクル法の改正でございますけれども、排出抑制の促進に向けました取り組みとして、容器包装廃棄物排出抑制推進委員制度の創設、それから消費者の意識向上、事業者との連携を図るための取り組み、事業者の自主的取り組みの促進等が加えられまして、さらに事業者による市町村への資金拠出制度の創設、こういったものがこの改正の中に盛り込まれたわけでございます。 この改正によりまして、排出抑制の取り組みが強化されるものと思われますけれども、これらの改正のうち本年4月から施行となる具体的な施策といたしましては、事業者における排出の抑制を促進する取り組みといたしまして、レジ袋を多量に利用している小売業者に対しまして、容器包装廃棄物の排出抑制に関する自主的取り組みを求める、この点が4月からの改正の主な施策でございます。これらの施策が今後具体的に実行をされていくといたしますと、当組合へ搬入されるごみの量も軽減をされるものと期待をしているところでございます。 また、平成20年4月から施行される事業者からの資金拠出制度でございますけれども、これにつきましては、現在、省令等の改正に向けまして、国の中央環境審議会で審議中ということでございます。本年の春には骨子案が取りまとめられまして、夏までには公布というふうに聞いているところでございます。 ご案内のように、当地区の容器包装の分別収集につきましては、3市市民の皆様の協力をいただきながら徹底した分別が進んでおりまして、組合から出る容器包装プラスチックの品質につきましては、容器包装リサイクル協会からも高い評価をいただいております。法施行後も特段の取り組みを行う必要性は余りないのではないかと、このように認識をしております。また、現在、独自処理として売却をしておりますペットボトルにつきましても、引き続き同様に独自処理が可能であると考えております。それから、3点目、志木地区衛生組合への影響ということでご質問いただきましたが、これらにつきましては、政省令がまだ明らかになっておりませんので、現段階では、申しわけありませんが、申し上げられない状況でございます。もうしばらくお待ちをいただきたいと思います。いずれにいたしましても、政省令改正につきまして、今後国から県への説明会が予定をされているというふうに聞いております。その後、市町村、一部事務組合への説明がなされると思いますので、これらの動向を見守りながら、構成市と連携を図り、対応策については検討をしてまいりたいと。今、こんな状況でございます。もうしらばくお待ちをいただきたいと思います。次に、ご質問2、地球温暖化防止対策についてでございますが、ご案内のとおり、国では平成9年12月に京都議定書が採択されたことを踏まえまして、平成11年4月、地球温暖化対策の推進に関する法律、これが施行されまして、温室効果ガスの指定をするとともに、地球温暖化対策への取り組みといたしまして、国、地方公共団体の責務が明らかにされたところでございます。 この法施行に伴いまして、国や都道府県、それから地方公共団体におきましては、温室効果ガスの排出抑制のための実行計画の策定及び実行計画に基づく措置の実施状況の公表、これが義務づけられたところでございます。組合といたしましては、県内の実行計画の策定状況を踏まえ、平成15年度に地球温暖化防止実行計画、これを組合独自で策定させていただきました。この計画は平成15年度から平成19年度までの5年間を計画の期間といたしまして、19年度の温室効果ガスの排出量を組合全体として平成14年度の比率で6%削減、こういった目標を掲げて実行に移しておりまして、この3月末で4年経過と、こんな状況にございます。そこで、計画策定後の温室効果ガスの排出状況について申し上げます。14年度を基準年度といたしまして、平成15年度は1.2%の減、それから16年度は0.9%の減、こういう状況でございましたが、17年度は2.0%の増ということでございます。18年度はまだ集計終わっておりません。高浦議員のご指摘のとおり、既に3年以上過ぎ、この3月末で4年経過ということでございますが、大変残念ながら、目標に近づけるべく努力、目標達成に向けて努力をしているところではございますけれども、若干増えているという現状に今ございます。当組合施設からの温室効果ガスの活動別排出量、これで最も多いのは、当然のことでございますが、構成市から排出される一般廃棄物焼却量によるものでございます。特に廃プラスチックの焼却、これが大部分を占めておりますので、これらごみの焼却を減らすこと、当然でありますけれども、これが温室効果ガス排出量の抑制につながるわけでございます。しかしながら、これもご案内かと思いますけれども、このごみ量につきましては、景気の回復とともに事業系ごみが増加傾向に今ございます。ごみ量というのはどうしても経済活動に比例をすると言われておりますので、当組合のみではこれはもう限界があるわけでございます。今後とも構成市と連携を密にいたしまして、さらなるごみの減量、特に事業系ごみの減量へ向けまして努力をしてまいりたい、また分別収集の徹底にも取り組んでまいりたいと、こういった状況にございます。 以上でございます。
○議長(金子茂一) 17番、高浦康彦議員。
○17番(高浦康彦) それでは、再質問させていただきたいと思います。 1点目の改正容リ法についてですが、いろいろ4月1日から施行段階に入るわけなんですが、いまだ例えば資金の拠出制度等についての政省令が出されてないという状況のようであります。出てない限り具体的な展開はわからないと思いますが、心配なのは、どのようにごみの削減、資源化を含めて、当組合に対する影響を及ぼすのかということです。 10年前の容リ法の制定のときに、ごみ抑制と言いながら、結果的には当組合での処理量が相当ふえているわけであります。この観点から改正容リ法による今後の影響というものが非常に注目するところであります。その一つとしては、事業者への責任というものがきちんと果たせるべく、1つの施策として資金拠出制度というものが位置づけられているのではないかなと思います。ただ、質の問題、非常に当組合での例えばプラスチックの廃棄物に対しては質がいいというふうに評価されているわけですが、量とのかかわりですね。逆に今後、改正容リ法があったとして、具体的な例えば年間2,000トンだと。それで1割ふえたという場合の負担割合というのが今後どのようになるのか。どんどん量との関係で事業者への負担並びに当組合への負担割合ということの考え方について、わかればお答えいただきたいというふうに思います。そのほか、具体的な政省令を受けての展開ということで、今後の具体策を注目していきたいというふうに思います。 1点目については以上でございます。 引き続き、2点目については、なかなか5カ年計画の実行状況について、今データがわかる範囲では、直近では平成17年度ということですね。17年度の状況を見ますと、6%減に対して、逆に2%ふえているという中で、その目標の会議からすると、今現時点では、平成17年度の基準ですけれども、8%削減しなくちゃならないということになるわけですね、なかなか大変なことだなというふうに思うわけです。これをいかに、景気の動向の影響とはいえ、やはりそこに影響をこういうあれだからということではなく、自主的にどう、目標を設定しているわけですから、その目標を達成する努力に対しての具体策、そういうものを示していただきたいというふうに思うわけでございます。具体的に見ますと、先ほどご答弁いただきましたが、廃プラですね、プラスチックの温室ガスの影響が、いろいろ見てみますと、全体の温室効果ガスに占める活動別排出量のデータを見ますと、廃プラによる影響は88.6%、約90%ぐらいがほとんど温室ガス、廃プラのガスによる影響だということが1つ伺えるというふうに思います。そうなると、温室効果ガスに注目してみますと、廃プラの削減、すなわち廃プラの資源化というんでしょうかね、処理に対してどう取り組むかということが具体策として的が絞られているわけですね、廃プラについて。そういう点で、この辺に対しての具体策というものがどうあるべきかという点をぜひお考えをいただければというふうに思う次第であります。 同時に、いろいろごみ削減という点で、温室対策という点では同時進行しなければならない課題だなというふうに思います。当組合の報告で、平成17年度では可燃ごみの中に紙類が49%、約50%が紙類ですね。それから、プラスチックが20%混入されております。厨介類は3%程度です。分別化によって資源化できるものが可燃ごみとして排出されているわけです。その結果、それが温室効果ガスに化けているわけです。ですから、先ほどご答弁いただいている中でのとおりです。ごみ削減、資源化によっての温室効果ガスの削減、そして再資源化による再利用ということで、2つの面で効果が生まれるわけですね。有価物として生まれかわると、または温室ガスの排出量が削減するということから見れば、そのごみの削減というのはいかに大切かということは言うまでもありません。この家庭ごみの今後の資源化に向けての効果というものも、今後の京都議定書の実効性に伴う施策としてポイントがあるのではないかというふうに思えるわけでございます。以上の観点で、今後の廃プラの問題、それからごみの削減、資源化について、そして京都議定書の今後に向けて実効性の伴う計画についてのお考えをお聞かせいただきたい。以上でございます。
○議長(金子茂一) 須田管理者。
○管理者(須田健治) それでは、再質問にお答え申し上げます。 容器包装リサイクル法の改正点等につきましては、先ほど申し上げたとおりでございます。特に平成20年4月から施行される予定の事業者からの資金拠出制度、これについては、さきほども申し上げましたけれども、現在、国の中央環境審議会、こちらの方で政省令の改正へ向けて審議がなされていると。本年の春以降、骨子案が取りまとめられて、夏までには公布の予定だと、こういう状況でございまして、その後、説明会等があるだろうということでございますから、現段階ではこの中央環境審議会の審議、その後、政省令の改正に向けての公布、それから説明、そして来年4月いよいよ施行と、こういうことでございますので、もうちょっと様子を見ていると、こういう状況でございます。これ以上はお答えはできません。 それから、温室効果ガスの削減目標に到達しないということでございます。これは、ご案内かと思いますが、当組合は持ち込まれたごみを要するに処理する組合でございます。中間処理の組合でございますから、何とか持ち込まれるごみ量が減ることが当組合としての温室効果ガス削減につながるわけでございますね。ですから、これは組合としての努力にはある程度の限界がありまして、非常に頭の痛いところでもございます。 そんな中で、ご指摘ございましたとおり、持ち込まれるごみの中で温室効果ガスの影響が出るものについては、廃プラスチックごみをいかに減らすかということが大きいわけですね。それから、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、ごみ量、特に事業系ごみが今ふえている。これは経済活動と密接な関係がございまして、景気が回復してきて経済活動が活発になりますと、当組合に持ち込まれる事業系ごみもふえるという傾向が今までもございました。事実、現在もそういう状況にございます。ですから、事業系ごみの減量、それと同時に分別、再資源化、これをそれぞれの事業者の皆さんにやはり義務化をしていく。そういった方向でない限りは、なかなか経済活動と密接な関係があるごみ量の増というのは抑制できないのではないかと、こういう心配がございます。 いずれにいたしましても、今後、法改正もございまして、この資金拠出制度等も来年4月から施行ということです。例えば事業系ごみの抑制策の一つとして、当組合に持ち込まれる事業系ごみの処理料、これを例えば引き上げ、改定をする。ある程度処理料が高くなったんだったら、もうこれはしっかりとした分別をして、事業系ごみを持ち込むのを少し減らす努力をやっぱり事業者としてもしないと、採算ベースに合わないな。そういう事業者に対してある程度の分別の徹底と再資源化の徹底を図っていくような、いろいろな形での指導と申しますか、抑制策と申しますか、そういったものも考えていかないといけないのかなと。これからの組合としての事業系ごみの処理手数料の引き上げというのも視野に入れて検討していかないといけないかなということもやはり考えております。 ただ、近隣の状況等々、県下の状況等も勘案しながら、この組合だけが事業系ごみの処理手数料を引き上げるというわけにはいきませんので、そういった近隣の状況も勘案してやっていきたいと思いますけれども、いずれにしても、現在、3市市民の皆さんの分別の努力、リサイクル化に向けての努力は大変なものがございます。感謝を申し上げておりますが、残念ながら事業系ごみはふえている。そのことによって、温室効果ガスの抑制がなかなかその計画どおりにいっていないと。これが現実でございますので、今後の大きな課題としてとらえて、ごみの減量、特に事業系ごみの減量に向けて努力をしてまいりたいと考えております。
○議長(金子茂一) 17番、高浦康彦議員。
○17番(高浦康彦) 最後の質問になります。 いろいろ改正容リ法については今後の国・県の動向を見るということで理解いたしました。 それから、温暖化防止策につきましては、今後のごみ減量、また資源化についての課題に絞られるわけですね。これをどう実効性あるものにしていくか、今後の京都議定書の削減目標にどのように近づけるかという大きな課題が提起されているわけでございます。いずれにしても、今後も組合としても、各行政等との協力関係を踏まえて、やはり目標に向けて問題提起を具体的に図っていただきたいというふうに思う次第でございます。また、手数料の問題については、やはりコストに求めるということではなしに、本質的なごみ削減についてどのように徹底するのかという観点で、協力関係の事業所並びに行政への協力を促すということが必要かというふうに思います。以上、意見を述べまして、質問を終わらせていただきます。
○議長(金子茂一) 以上で17番、高浦康彦議員の一般質問を終わります。以上で一般質問を終結いたします。
──────────────────────────────────────────────
◎第1号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(金子茂一) 日程第7、第1号議案 志木地区衛生組合常任副管理者の選任についてを議題といたします。ここで事務局長の退席を求めます。
〔事務局長 退席〕
○議長(金子茂一) 議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) ご異議なしと認めます。 よって、議案の朗読を省略いたします。提案理由の説明を求めます。 須田管理者。
○管理者(須田健治) 第1号議案 志木地区衛生組合常任副管理者の選任についてでございますが、平成16年4月より常任副管理者としてご尽力をいただいてまいりました原田政憲が平成19年3月末日をもって退職することに伴いまして、後任といたしまして、今退席をいたしております新井啓司を選任することつきまして同意を得たいので、志木地区衛生組合規約第8条第3項の規定により、この案を提出するものでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(金子茂一) 提案理由の説明が終わりました。これより議案に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。議長から申し上げますが、第1号議案は人事案件のため討論を省略することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) ご異議なしと認め、第1号議案の採決を行います。 第1号議案は原案のとおり同意することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) ご異議なしと認めます。よって、第1号議案は原案のとおり同意されました。事務局長の復席を求めます。
〔事務局長 復席〕
──────────────────────────────────────────────
◎第2号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(金子茂一) 日程第8、第2号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) ご異議なしと認めます。よって、議案の朗読を省略いたします。提案理由の説明をお願いいたします。須田管理者。
○管理者(須田健治) それでは、第2号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、給与構造の見直し等をするため、志木地区衛生組合職員の給与に関する条例の一部を改正したいので、地方自治法第96条第1項第1号の規定によりましてこの案を提出するものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(金子茂一) 提案理由の説明が終わりました。 常任副管理者より内容説明を求めます。 原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲) ご説明申し上げます。 裏面の条例改正文の方をお願いいたします。まず、本文の1行目になりますが、第4条第6項から第10項までの規定につきましては、職員の給与の昇給方法が変わるために所要の改正を行うものでございまして、すぐ下の第6項につきましては、職員の昇給は、前年の勤務成績に応じて規則で定める日に行うものとする規定でございますが、この定める日につきましては、4月1日を予定しております。2行下の第7項につきましては、昇給方法は4号給を標準として、勤務成績によりその号給を決定するものとする規定でございます。第8項につきましては、55歳を超える職員の昇給を4号給から、その半分になりますけれども、2号給に抑制するという内容の規定でございます。現行では、56歳で昇給延伸、58歳で昇給停止という内容でございますが、改正後は55歳から2号給という形での昇給抑制制度に変わります。 第9項につきましては、職員の昇給は給料表に定めるその級の最高号給を超えて行うことはできないとする規定でございまして、いわゆる枠外での昇給はできないとする内容のものでございます。第10項につきましては、昇給は予算の範囲内で行わなければならないとするものでございます。その中段よりやや下になりますが、第7条の3項とございます部分、3人目以降の扶養手当を5,000円から6,000円に改めるもので、18年度の人事院勧告による改正でございまして、19年4月1日からの施行となります。2人目と同額の6,000円になる改正でございます。そのちょうど2行下になりますけれども、第9条第2項につきましては、地域手当の規定でございまして、その支給割合は構成市に準じて100分の10、10%とするものでございます。これにつきましては、経過措置を附則に設けてございますが、平成19年度、平成20年度の2年間につきましては100分の8、21年度は100分の9、22年度からこの本則に戻りまして100分の10となるような経過措置を設けてございます。第11条につきましては、通勤手当の規定でございますが、条文の整理でございます。右側のページをごらんいただきたいと思います。一番下から4行目ですか、第20条第5項の改正につきましては、期末手当の役職加算の割合を定める規定でございますが、構成市の割合に準じて100分の15を100分の20とするものでございます。次に、次のページから6ページほどございますが、新しい給料表で、行政職1と2という形に分かれておりますが、全体で対象職員が組合の場合、13人ございまして、新しい給料表に置きかえた場合に、平均引き下げ率として4.83%の引き下げになります。それから、給料表の次のページの附則でございますけれども、附則の1項から5項までにつきましては、この条例の施行日及び給料表への切り替えの方法等を規定したものでございます。中ほどより下の方になりますけれども、第6項は、新給料に切り替えた後に、現在の給料より減額となる場合、いわゆるその差額ですね、差額を給料として支給する規定で、19年3月31日現在の給料の額が保障されるという内容の現給保障の規定でございます。右側のページでございますが、第10項につきましては、先ほどご説明いたしました地域手当の関係で、地域手当の経過措置でございますが、平成19年度、20年度は8%、21年度は9%とする内容のものでございます。 以上、簡単でございますが、内容の説明とさせていただきます。
○議長(金子茂一) 内容説明が終わりました。これより議案に対する質疑を行います。質疑ございませんか。 7番、朝賀議員。
○7番(朝賀英義) 先ほど、13名の方の平均の引き下げ率がマイナス4.3%というご説明がありましたけれども、行政職の1と2の給料表がありますけれども、1級から8級が1の方はあって、2の方は1から3級までですが、ここの級ごとの平均の引き下げの状況というのは一般的というか、示されたものしかないかとは思いますけれども、その率をちょっと聞かせてください。それから、先ほど13名の方ということなんですけれども、それぞれの級だけ、どこに何名おられるかだけちょっと聞かせてください。
○議長(金子茂一) 原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲) 給料表ごとの引き下げ率というか、改正率の関係でございますが、行政職給料表の1の方が対象人員が12名でございまして、行の2の方がいわゆる現業職、昔風に見ますれば技能職の方で対象者が1名というふうな内容になってございまして、行の2の方だけ、1名でございますので5.1%ほどになります。
〔「マイナス5.1ね」と呼ぶ者あり〕
○常任副管理者(原田政憲) マイナス5.1です。行の1の方ですね、12名の平均ですと4.80%です。ご質問の級ごとの、1では12名しかございませんので、級ごとでは出してございませんので了承していただきたいと思います。 以上です。
○議長(金子茂一) ほかにございませんか。
○7番(朝賀英義) ちょっとすみません。さっき質問した中身だから。今、行政職の2の表でいけば1名いますよね。この人の級は1級、2級、3級のうちどこに入りますかっていう意味で聞いたんで、その資料があればちょっと。1と2の12名と1名のそれを聞いたんです。出てるか出てないか、出てなければいいですよ。
○議長(金子茂一) 原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲) 答弁漏れが一部ございましたので、答弁させていただきたいと思います。
予算の方の職員の給与費明細書でございますけれども、ウの級別職員数ございますが、行の2の方につきましては、3級に1名張りつけという状況でございます。それから、行の1の方の表につきましては、上からで失礼ですけれども、6級のところが課長級になりますが、2名、5級の補佐級のところに2名、4級に4名、3級に3名、2級に1名というような状況で、以上の内容的なものにつきましては、予算書の18ページの方にも提示させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(金子茂一) ほかにございませんか。17番、高浦康彦議員。
○17番(高浦康彦) 給与のダウン率について、4.83%、平均ですよね。この最大のダウン率を教えてください。 それから、評価についての今後の評価方法ですね。組合規則で定める基準に従いということに触れていますが、その基準というものが資料もないので、どんな基準なのかなということで説明を受けたいんですね。それが2点目。 それから、この給与改定に伴う職員の皆さんへの説明と同意についてどう対応されているのかお聞かせください。以上3点です。
○議長(金子茂一) 原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲) まず、引き下げ率の個別のといいますか、今回の給与改正につきましては、子育て世代、若手を含んでの引き下げは低く、上の方が厚くなっていると、そういうふうな仕組みというか構造になっておりまして、一番引き下げ率で多い対象者となりますと、6.18%のマイナス、先ほどの方で言いますと2級等に該当しますところですと、事実上は引き下がっていない、ゼロ%、同額になっている。それから、2%台、3%台と階層ごとにパーセントは変わっております。それは先ほども申し上げましたような考え方で給料表がつくられているということですので。 それから、勤務評定につきましては、具体的には規則でというふうになっておりますが、規則では、あくまでも表は標準的な人が4号から8号までを上げるようなことができるという規則の中で、それを結果としてそれぞれ勤務評定にどのように反映させていくかという実務的な部分になろうかと思いますが、その勤務評定の実施等につきましては、構成3市におきましてもそれぞれここで条例をお願いし、富士見市は1月1日施行というふうになりますけれども、19年度については、勤務評定の方法については検討し、執行していくというような状況にあるというふうに聞いておりますので、当組合におきましても、職員の勤務評定については、構成市の職員方とも十分検討させていただいて、どのような勤務評定が職員のやる気を起こして、よりよい勤務給与体系になっていくのかというふうな部分を勉強させていただきながら、それを昇給なり給与の方に反映させていくという形になろうかと思いますので、19年度におきましては、そのような状況になっております。 以上です。
○議長(金子茂一) 原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲) すみません。もう一点、職員の周知という部分につきましては、実はこの給与構造の改正につきましては、既に18年度、埼玉県内におきましても、18年度に限りまして各市で取り組みがなされてきているという状況の中、職員や各所属長を通じ、また事務局長なり私の方からも、国家公務員でありますとか、県の職員、他の市町村、構成3市の状況がこういう状況にあるので、給与所得がこういうふうに変わっていくんだよと。4月1日には新たにこういう給与の格付になりますよと。ただし、当面の措置ということで、現給は保障されるんだというふうな内容を含めて職員には十分に周知し、説明し、こういう状況の中で、公務員の給与が平均的な近隣、国家公務員や他の自治体の職員とのバランスを失してはいけないという部分で職員も十分理解をしております。そういうような形で説明をしてきております。以上です。
○議長(金子茂一) 17番、高浦康彦議員。
○17番(高浦康彦) 級のダウン率ですが、最大でマイナス6.18%になるということですね。金額で幾らになるんですか。
〔「現給保障しているんだから、関係ないよ」と呼ぶ者あり〕
○17番(高浦康彦) 質問だから、ちゃんと答えてください。
○議長(金子茂一) 原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲) 金額にいたしまして2万8,400円でございます。
○議長(金子茂一) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 討論を行います。
○議長(金子茂一) 17番、高浦康彦議員。
○17番(高浦康彦) 反対の立場から討論を行います。 本条例の主要な変更点ですが、平成17年度の人事院勧告に従って、国の基準とほぼ同様の給料表の改正にあると思います。今、先ほど質問させていただいたわけですが、平均して4.83%の給与ダウンと。また、最大では6.18%マイナスと。額にして2万8,000円という大幅な給与ダウンであります。経過措置として現給の保障にはなっておりますが、問題は、今後の評価に従って少しずつアップはするものの、現給与に至るまでは昇給、実質的にはないわけです。現在、定期昇給によって安定的な給与改正はされておるわけです。この改定では、従来型の定期昇給制度が廃止というふうになります。全体として賃金抑制ということは明らかであり、働く者にとっては全く不利な給与体系となります。 民間との賃金格差云々というか、これも人事院勧告で主張しておりますんですが、この比較論ですね、民間と公務員。要するに、民間は低いから公務員は下げるんだと。この論は正常じゃないと思うんですね。本来あるべき賃金論から逸脱しているのではないかと考えます。あくまでも生活実態に応じた給与体系であるべきです。中高年層の給料ダウンは、その点からも非常に問題であります。勤務実績に基づく処遇の推進、評価制度ということを口実に、能力、成果主義の給与制度は公務員の公務のモラルハザードを引き起こすことにもなりかねません。当組合の業務は、本当に住民の生活環境の守り手として重要な職責に当たっているわけでありまして、職員の皆さん一人一人が持たれる能力が十分常に発揮され、それによって協働の力となって職務は遂行されるわけであります。こういうことに公務員としての住民に対する奉仕といいましょうか、責務がされるわけです。そのための態度というか、そういう点では、職場の環境という点から見ても問題があるというふうに思うわけです。このような公務に対する成果主義賃金制度というものは、全く公務に対してふさわしくないというふうに考えます。以上、2点にわたる理由をもちまして、当条例改正についての反対討論といたします。
○議長(金子茂一) ほかにございませんか。13番、天田いづみ議員。
○13番(天田いづみ) 賛成の討論をさせていただきます。ただいま高浦議員から公務員の安定的な定期昇給制度が持続されることがいいんだというふうなご発言でしたけれども、公務員であるというだけで、単に年齢が上がっていくだけで定期昇給ということが本当にいいのかどうかというふうな、そういうふうな国民、市民の立場を踏まえた上で、この平成17年度の人事院勧告というのが出されたというふうに私は認識しております。そもそもそれ以前から市民、いわゆる民間で働いていらっしゃる市民からは、単に年功序列の定期昇給のシステムということは、全く私たちの感覚、生活実態からは外れていると。民間ではまさに子育て世代については給料は上がっていく、そこには配慮されるけれども、高年齢になったときには昇給はストップ、逆に下がっていくというふうな状況もあるんだと。これは全く大手の日本で有数の大企業の方からもそういったお話をいただいておりまして、やはり公務員の給与体系のあり方ということも見直していくべきではないかという真摯なご指摘も多々私の方にもいただいております。そういった状況を踏まえると、高浦議員から働く者にとっての不利というふうなご発言がありましたけれども、まさに民間で働いている方はそうした状況の中でそれを受け入れながら、なおかつ今回の条例改正にもありますけれども、本当に努力した者が報われるようなシステムということが正しいというふうな社会の状況がありますので、私は今回の条例改正については全く問題がないものと思いまして、構成3市の市民感覚にもマッチするものというふうに考えますので、賛成をいたします。
○議長(金子茂一) ほかに討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。本件を起立により採決いたします。第2号議案 志木地区衛生組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを原案のとおり可決することに賛成する方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(金子茂一) 起立多数であります。よって、第2号議案は可決されました。
──────────────────────────────────────────────
◎第3号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(金子茂一) 日程第9、第3号議案 志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) ご異議なしと認めます。 よって、議案の朗読を省略いたします。提案理由の説明を求めます。須田管理者。
○管理者(須田健治) それでは、第3号議案 志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、国家公務員に準じ、勤務時間の見直し等をするとともに、規定の整備をしたいので、地方公務員法第24条第6項の規定によりましてこの案を提出するものでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(金子茂一) 提案理由の説明が終わりました。常任副管理者より内容説明を求めます。原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲) 裏面の条例の方をお願いいたします。まず、この条例の改正につきましては、職員の勤務時間を1日8時間、週40時間、休憩時間を1時間として、休息時間を廃止する内容のものでございます。 具体的な改正条文につきましては、1行目になりますが、第2条の規定につきましては、1週間の勤務時間を40時間とするものでございます。その3行下になろうかと思いますが、第3条第2項の規定につきましては、1日の労働時間を8時間とするものでございます。現行は8時30分から午後5時まででございますが、改正後は、8時30分から午後5時30分までとする、そのような形で範囲をする予定でおります。第6条、このすぐ下ですね。第6条第1項の規定につきましては、休憩時間を1時間とするものでございます。第7条の削除がございますが、これにつきましては、従前設定をしておりました休息時間を廃止するものでございます。第14条については文言の整理でございまして、附則につきましては、本年4月1日から施行する内容のものでございます。あわせて、その他再任用職員につきましても、同様の改正を行ってございます。以上でございます。
○議長(金子茂一) 内容説明が終わりました。これより議案に対する質疑を行います。質疑ございませんか。 7番、朝賀英義議員。
○7番(朝賀英義) 構成3市でこの関係の条例は志木市で通っているというんですかね、というふうには聞いているんですが、3市の中で新座市と富士見市はまだというふうに聞いています。管理者、副管理者の中でこの条例を出すに当たっての検討はどういうふうにされたんでしょうか。
○議長(金子茂一) 須田管理者。
○管理者(須田健治) この条例改正につきましては、正副管理者で協議をさせていただきました。志木市におきましては、既に8時半から5時半ということでございます。この勤務時間については、実は朝霞区の4市市長会でも協議をさせていただいておりまして、原則8時半から5時半でいこうということで、各市それぞれ職員組合のある市につきましては、組合交渉をいたしております。朝賀議員ご案内のとおり、新座でも組合には8時半から5時半で提案をさせてもらっております。まだ妥結に至っておりませんけれども、富士見市の方でも8時半から5時半ということでもございますし、志木市がもう既に決定をしているという状況もございますので、当組合としてもこの条例改正を今議会にお願いしたと、こういう経過でございます。
○議長(金子茂一) ほかにございますか。17番、高浦康彦議員。
○17番(高浦康彦) 3点ほど質問させていただきます。 今回の勤務時間の変更は、働く者にとって重大な労働条件の変更であります。職員の説明と同意についてやられているのか、先ほどのあれと同じですが、お答えください。 それから、2点目は、休息時間15分廃止と、そのほかに新たに15分の勤務時間延長を重ねた条例変更の内容になっています。休息時間の廃止については、ある面では今までの運用上、やはり明確にしたという点では理解しますけれども、その廃止に伴って15分の勤務時間を延長すると。あえてここで、時代は時間短縮という方向にあるにもかかわらず、1日15分延長するという重大な変更について、どうしてここで変更するのか、その目的についてお答えください。 それから、人事院規則等で休息時間の廃止による影響をかんがみて、就学前の育児だとか学童保育の児童の託児の特例、介護をされている方への特例等々、特例措置が定められておりますが、今回の当組合の条例においてはどのようにお考えになっているのか。 以上、3点についてお答えください。
○議長(金子茂一) 原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲) 1点目の1日15分当たりを労働時間の延長という形になるわけでございますが、これにつきましては、職員には、先ほどの給与改正とも同様でございますが、それらの話の中で、これにつきましても、17年度中に国の県を通しての指導等がございまして、国家公務員と比較して市町村、地方の労働時間が7時間45分というような形で、8時間未満のところについては改正しなさいというような部分が来ておりました。そういうような中で、構成3市の状況を見ながら、職員にも十分話をし、ここで本年、19年4月から改正をするよという形でお話をさせていただいております。そういう状況の中で、職員も先ほどの給与と同じように理解をしていただいております。それから、休息時間を廃止して労働時間が15分延長、全体的な年間の労働時間で言えば50時間前後がふえるわけですけれども、これにつきましては、先ほど答弁したように、国家公務員と比較して短かったというような部分で、地方公務員の勤務時間等については国家公務員との均衡論がございまして、バランスを失してはいけないという大原則がございますので、そこに基本を戻すということでご理解をいただければというふうに思っております。それから、子育てでありますとか要介護の人が家族にいるというような職員に対する配慮といいますか、制度といたしましては、それぞれ特別休暇の中で一応の日数は付与できる制度になってございますので、今回の勤務時間延長イコールというふうな面が影響するものというふうには理解してございません。以上です。
○議長(金子茂一) 17番、高浦康彦議員。
○17番(高浦康彦) 1つは、こうした重大な労働条件の変更に対して、やはり職員への説明だけでは、説明の徹底ということで理解を求めたということなんですが、意見はあったんでしょうか。同意という点で再度確認をさせていただきたいと思います。 それから、そうした条例変更に伴って、特別休暇を利用すると。例えば就学前の育児だとか介護の支援等に対するということで、この条例に対する特別対応ということはしないということなんですが、例えば昼の休憩時間云々を調整することによって配慮するというようなたぐいの特定措置などは考えていないのか。 以上、2点についてお聞かせください。
○議長(金子茂一) 原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲) 職員に対する基本的な考え方につきましては、いつも申し上げておりますように、構成3市の勤務条件については平均的なところに合わせるのが一部事務組合の本来というか、あるべき基本的な考え方であるというふうに考えておりまして、一番いいところに合わせるとか、そういうことでなく、やはり構成3市の職員の皆さんと同様にやっていくというのが基本的な考え方で、それらを話しまして、職員は十分理解をしてございます。それから、育児、介護等の部分ということですけれども、お昼休みにつきましては、もともと自由使用ということで、どこで食事をとるとか、買い物に行く等、自由に使用できるという条件というか、なっておりますので、家に帰っておばあさんに食事を差し上げるとか、実際にそういうふうにしている職員もおります。以上です。
○議長(金子茂一) 17番、高浦康彦議員。
○17番(高浦康彦) 3点目の昼の利用というんじゃないんです。時間が30分延長になるということで、それを5時に帰らなくちゃならないという際の状況が生まれるかと思うんですね。そうした場合の休憩時間の弾力的な運用という点ではどうなのか。
○議長(金子茂一) 暫時休憩いたします。
休憩 午前11時22分
再開 午前11時22分
○議長(金子茂一) 再開いたします。それでは、常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲) 現時点におきましては、先ほどちょっとございましたけれども、13名の職員の中でそのような具体的な申し入れというか、相談もございませんが、それらがあった場合には現行の条例、規則を十分活用して対応をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。
○議長(金子茂一) ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。討論を行います。討論ございませんか。 7番、朝賀英義議員。
○7番(朝賀英義) 私は反対の立場で討論します。 というのは、ただいま常任副管理者の方から、3市がそろってというか、そういう足並みの関係では、まだ構成3市のうちの志木市で、新座市長は組合に提案しているんだっていう話もありましたけれども、やっぱりある程度の足並みがそろってからで、時期を今にする必要はないんじゃないかというふうに私は思うんですよ。それが1つ。 それから、先ほど高浦議員の質疑がありましたけれども、実質、国家公務員の方を変えたからそれに準拠していくんだという考え方が常任副管理者から示されましたけれども、実労働時間が年間にすれば、240何日すれば、先ほど常任副管理者は50数時間という話ありましたけれども、日数によってそれはおのずと違ってくるわけなんで、それだけの労働時間の延長になるわけなんで、先ほどの賃金の関係もそうなんですけれども、今の社会状況の関係からいけば、悪循環を生む大きな要素になっていくと思うんですよね。そういう問題も指摘して、反対の討論といたします。
○議長(金子茂一) ほかに討論ございますか。 13番、天田いづみ議員。
○13番(天田いづみ) 賛成の討論をさせていただきます。ただいま朝賀議員から、3市が足並みそろってからでいいんじゃないかというふうなお話がありました。ということは、条例改正の骨子自体には反対でないのかなという気がしたわけですけれども、いずれにいたしましても、そういうことであれば、足並みがそろってからというよりは、やはり考え方としては、先ほど須田管理者もおっしゃっておりましたように、朝霞区市長会でも5時以降だということでありますし、やはり当組合は、バランスということは必要ですけれども、時期についてまで3市を見てということよりも、当組合として適正かどうかという考え方で行政を自信を持って執行していただきたいというのが従来からの私の考え方でありますので、本条例については賛成をさせていただきます。
○議長(金子茂一) ほかに討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
本件を起立により採決いたします。第3号議案 志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを原案のとおり可決することに賛成する方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(金子茂一)起立多数です。 よって、第3号議案は可決されました。
──────────────────────────────────────────────
◎第4号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(金子茂一) 日程第10、第4号議案 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてを議題といたします。議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一)ご異議なしと認めます。よって、議案の朗読を省略いたします。 提案理由の説明を願います。須田管理者。
○管理者(須田健治)それでは、第4号議案 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてでありますが、江南町を廃し、その地域を熊谷市に編入したこと、荒川南部環境衛生一部事務組合及び熊谷地区消防組合が解散したこと並びに地方自治法の一部改正に伴い、埼玉県市町村総合事務組合規約を変更することについて協議したいので、地方自治法第290条の規定によりましてこの案を提案するものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(金子茂一)提案理由の説明が終わりました。 常任副管理者より内容説明を求めます。原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲)埼玉県市町村総合事務組合の規約変更につきましては、江南町が熊谷市に編入されることに伴います改正でございまして、内容につきましては、構成3市と同様の内容になってございます。……(録音漏れ)(テープ交換)……以上です。
○議長(金子茂一)内容説明が終わりました。これより議案に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一)討論なしと認めます。 よって、本件を採決いたします。 第4号議案 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてを原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一)ご異議なしと認め、よって、第4号議案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────────
◎第5号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(金子茂一) 日程第11、第5号議案 平成19年度志木地区衛生組合歳入歳出予算についてを議題といたします。議案の朗読を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一)ご異議なしと認めます。よって、議案の朗読を省略いたします。提案理由の説明を求めます。須田管理者。
○管理者(須田健治)それでは、第5号議案 平成19年度志木地区衛生組合歳入歳出予算についてでありますが、予算総額を歳入歳出それぞれ27億493万2,000円といたしたく、地方自治法第211条第1項の規定によりましてこの案を提案するものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(金子茂一)提案理由の説明が終わりました。常任副管理者より内容説明を求めます。 原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲)ご説明申し上げます。配付させていただいております予算書及び平成19年度志木地区衛生組合歳入歳出予算概要という縦長の資料がございますが、初めにこの予算概要の方で内容についてご説明申し上げます。概要の方の1ページをお願いいたします。歳入歳出の予算規模でございますが、27億493万2,000円、前年度比で1,298万8,000円、0.5%の減となってございます。 その資料、3ページをお願いいたします。3ページにつきまして、目的別の比較表でございますが、歳入の主なものは、構成市からの負担金で1億6,004万8,000円、7.0%の減、清掃手数料でございますが、手数料が5,536万円、16%の増、繰越金が5,000万円、83.3%の増、諸収入が、これは有価物の売却代金等でございますが、138.5%の増となってございます。4ページをお願いいたします。性質別の比較表でございますが、歳出につきましては、義務的経費が10億8,850万3,000円となりまして、前年度比で0.3%の減、消費的経費が16億622万1,000円、0.6%の減となっております。投資的経費につきましては、18年度同様、支出はございません。 8ページをお願いいたします。この表につきましては、19年度以降の公債費の支出予定額の表でございまして、平成17年、18年、19年度まで約9億5,000万円とピーク時となっておりましたが、平成20年度には約5,000万、21年度には2億7,000万円と、20年度以降は減少をしていく状況になってございます。以上、概要でございますが、何点か予算書の方で説明をさせていただきます。恐れ入りますが、予算書の6ページをお願いいたします。6ページ、款の2使用料及び手数料でございますが、事業系の可燃ごみが増加傾向にありますので、その増を見込んだ結果、前年度予算比で5,536万円増、こういう形で見込んでございます。その下の一番下ですけれども、繰越金につきましては、平成17年度決算で発生しております繰越金1億4,700万円と18年度の当初予算で計上した6,000万円との差し引きで、8,700万円ほどございます。また、ペットボトルの売却による増加分が5,000万円ほど18年度で発生するというような形で、1億4,000万円を超える額が見込まれるところでございますが、当初予算につきましては、そのうちの1億1,000万円を計上させていただいております。 続きまして、下の7ページでございますが、第5款の諸収入、雑入のところの3行目、有価物の売却代金につきましては、18年度の実績、また市場の動向を加味いたしまして、昨年度の予算比で3,679万円増を見込んでございます。売却単価の見込みにつきましては、大型金属がトン当たり1,000円から3,000円、スチール・アルミ缶を6,500円から1万3,200円、ペットボトルを9,450円から3万5,000円に見込む等、経済の動向等を見ながら最大限単価を見込んでございます。また、雑入の一番下のところになりますが、廃棄物広域処分対策協議会負担金返還金509万7,000円ございますが、この返還金につきましては、協議会が埼玉県内の最終処分場が逼迫している状況から、県内の団体で協力して最終処分場を確保することを目的に平成4年度に、もう14年前ですか、平成4年に設置された協議会でございますが、埼玉県が設置した寄居の処分場が順調に推移をしていること、またそれに加えて、焼却灰のセメント骨材でありますとか路盤材等への再利用が進んできていることから、協議会としての取り組みといいますか、存在の意義が薄くなってきたということで、19年度で解散をするという方向性が決まってまいりました。これまでに積み立てました基金1億625万1,000円ほど─これは協議会全体のですね─ございますが、それを各団体に返還することとなったものでございます。続いて、8ページお願いいたします。 歳出でございますが、内容につきましては、施設の大規模整備等を予定してございませんンので、おおむね18年度と同様の内容となっております。款1の議会費、2の総務費、例年どおりでございます。11ページの衛生費の方をお願いいたします。 11ページの目2の塵芥処理費の11節の需用費のうちの修理費でございますが、平成18年度とほぼ同額となっておりますが、考え方といたしましては、老朽化が進んでおります新座環境センター西工場の修繕の方に重点的に配分をしていきたいというふうに考えております。13節の委託料でございますが、約6億7,000万円と委託料の3分の2を占めております一番上の運転管理業務につきましては、市民の皆様が直接持ち込まれます直接搬入の受け入れを改善いたしまして、土曜日の午前中まで拡大をいたしましたため、その土曜日半日分として21万4,000円ほどを増額しておりますが、その他の業務につきましては、これまでの経過を踏まえ、前年度据え置きといたしまして、18年度予算と同額を計上しております。13節委託料全体の中では、18年度に精密機能検査委託料として730万円ほどお願いいたしておりましたけれども、これにつきましては、3年に1度の検査ということで、19年度は計上してございません。その他、個別に精査をした結果、980万円ほどの全体としては減額となってございます。 それから、もう一点、12ページお願いいたします。12ページの14節の使用料でございますが、使用料及び賃借料のフォークリフト借上料というのが新たな項目で入ってございまして、現在有価物の選別ラインで使っておりますフォークリフトの関係で、びんの積みおろしでありますとか、カレット、蛍光管等の積み込み、別途ソファの解体等に伴う積み込み等は1台のフォークリフトで対応しておりますが、作業が重複した場合、一時的に作業が中断するでありますとか、現行のものが故障時の対応が難しいというふうな部分で、新たに1台をリースでお願いをするものでございます。以上、簡単でございますが、新年度予算の内容としてご説明申し上げます。よろしくお願いいたします。
○議長(金子茂一) 内容説明が終わりました。これより議案に対する質疑を行います。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) 討論なしと認めます。よって、本件を採決いたします。第5号議案 平成19年度志木地区衛生組合歳入歳出予算についてを原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(金子茂一) ご異議なしと認めます。よって、第5号議案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────────
◎常任副管理者あいさつ
○議長(金子茂一)常任副管理者からあいさつの申し出がありますので、これを許します。原田常任副管理者。
○常任副管理者(原田政憲)議長のお許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し上げさせていただきます。私は、平成16年4月から3年間、常任副管理者を務めさせていただきました。3年間という限られた期間でありましたが、富士見市の行政しか経験のなかった私が、3市で構成される本組合の常任副管理者として何とか職責を全うできたものというふうに思っておりますが、これも組合議員の皆様、そして正副管理者、また構成3市の部長さん始め、職員の皆様の温かいご指導、ご支援のおかげと思っております。どうもありがとうございました。お世話になりました。
──────────────────────────────────────────────
◎管理者あいさつ
○議長(金子茂一)管理者からあいさつの申し出がありますので、これを許します。須田管理者。
○管理者(須田健治)それでは、議長のお許しをいただきましたので、閉会に当たりまして一言お礼のごあいさつを申し上げたいと存じます。平成19年第1回定例会に当たりましては、議員の皆様にはお忙しい中、組合の重要な案件につきまして慎重にご審議をいただきました。特に、この予算審議に当たりまして、可決、承認をいただきましてありがとうございました。おかげさまをもちまして、ご提案申し上げました議案すべて原案のとおり可決、承認ということでございます。重ねて御礼を申し上げます。本日議員の皆様からちょうだいをいたしましたご意見、ご提言等につきましては、今後の組合事業に生かしてまいりたい、さらなる発展に努力をしてまいりたいと考えております。それから、ただいまごあいさつを申し上げましたが、常任副管理者として3年間お務めをいただきました原田政憲常任には、大変長い間、組合の発展のためにお力添えをいただいたことを私からも厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。これからいよいよ春本番でございます。また、選挙もございますけれども、議員の皆様にはどうぞご健勝にてご活躍のほどをお祈り申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。ありがとうございました。
──────────────────────────────────────────────
◎閉会の宣告
○議長(金子茂一) 本定例会の議事録の調整につきましては、議長に委任されたいと思いますので、ご了承願います。以上で本日の日程はすべて終了いたしました。平成19年志木地区衛生組合議会第1回定例会はこれをもって閉会とします。ご苦労さまでした。
午前11時44分 閉 会
──────────────────────────────────────────────
参考資料
平成19年志木地区衛生組合議会第1回定例会議案等一覧及び審議結果
平成19年3月29日
議案番号 |
件 名 |
審議結果 |
採択の状況 |
議決等年月日 |
第1号議案 |
志木地区衛生組合常任副管理者の選任について |
原案可決 |
全会一致 |
H19.3.29 |
第2号議案 |
志木地区衛生組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
原案可決 |
賛成多数 |
H19.3.29 |
第3号議案 |
志木地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
原案可決 |
賛成多数 |
H19.3.29 |
第4号議案 |
埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について |
原案可決 |
全会一致 |
H19.3.29 |
第5号議案 |
平成19年度志木地区衛生組合歳入歳出予算について |
原案可決 |
全会一致 |
H19.3.29 |
平成19年志木地区衛生組合議会第1回定例会一般質問通告一覧
順位 |
質問者及び質問要旨 |
答弁者 |
1 |
17番 高浦康彦 議員
改正容器包装リサイクル法による当組合への影響について
地球温暖化防止対策について |
管理者 |
|